Padograph パドグラフ 파도그래프

平山郁夫《想一想》と昭和期の日本画家たち Hirayama Ikuo's Meditation and the Nihonga (Japanese-style Painting) Artists of the Showa Era(1926-1989)

半蔵門ミュージアム

2024/12/11(水) - 2025/03/30(日)

MAP
SHARE
Facebook share button
今回の特集展示は、収蔵品のなかから昭和期の作品を中心とする近代日本画を紹介します。いずれも当館初公開の作品です。
平山郁夫《想一想》は仏伝シリーズのひとつで、釈尊がブッダガヤの菩提樹の下で悟りを開いた瞑想場面を幻想的に表現しています。そして、太陽を描いた横山大観と児玉希望、動植物を丁寧に表現した川合玉堂・川﨑小虎・堅山南風・堂本印象、人物を描写した鏑木清方と伊東深水の作品と、さらに小倉遊亀による静物画や、加藤東一の風景画も展示します。


主な見どころ
横山大観・鏑木清方・小倉遊亀・平山郁夫ら、文化勲章を受章するなど多彩な経歴
本展で取り上げる画家は、生年順に、横山大観(1868~1958)、川合玉堂(1873~1957)、鏑木清方(1878~1972)、川﨑小虎(1886~1977)、堅山南風(1887~1980)、堂本印象(1891~1975)、小倉遊亀(1895~2000)、児玉希望(1898~1971)、伊東深水(1898~1972)、加藤東一(1916~1996)、平山郁夫(1930~2009)の11名です。

それぞれの経歴は多彩で、うち7名は文化勲章を受章するなど、高く評価されてきました(横山大観、川合玉堂、鏑木清方、堅山南風、堂本印象、小倉遊亀、平山郁夫の7名)。各地で企画展示が開かれ、顕彰する美術館や記念館が設立された画家もいます。また、横山大観と堅山南風、川合玉堂と児玉希望、鏑木清方と伊東深水は、それぞれ師匠と弟子の関係にあたります。

平山郁夫の名作《想一想》
平山郁夫が描いた仏伝シリーズのひとつ、《想一想》は、1979年の第34回春の院展に向けて描かれたもので、2011年8月の東日本大震災復興支援チャリティーイベントに出品されました。今回は、同じくブッダガヤで悟りを開いた場面をあらわした、館蔵のガンダーラ仏伝浮彫「降魔成道」とともにご鑑賞いただきたいと思います。

“昭和100年”に取り上げる、昭和時代に活躍した日本画家たち
2025(令和7)年は“昭和100年”に相当する年ですが、今回とりあげた画家たちは、明治以降に生まれ、主に昭和の時代に活躍しました。作品からは、題材への興味や愛好などに、純粋で柔和なまなざしを感じ取ることができます。近代日本画の瑞々しさや画家それぞれの個性をご堪能ください。

出典

作家・出演者平山郁夫, 横山大観, 川合玉堂, 堂本印象
会場半蔵門ミュージアムはんぞうもん みゅーじあむ
住所
102-0082
東京都千代田区一番町25
アクセス半蔵門駅(東京メトロ半蔵門線)4番出口 左すぐ
麹町駅(東京メトロ有楽町線)3番出口 徒歩5分
市ヶ谷駅(都営新宿線, 東京メトロ有楽町線, JR中央本線, 総武本線)A3口 徒歩13分
四ツ谷駅(JR中央本線)麹町口 徒歩15分
会期2024/12/11(水) - 2025/03/30(日)
時間10:00-17:30
※入館は17:00まで
休み月曜日、火曜日、年末年始(12月30日~1月7日)
SNS
    ウェブサイト

    近くのイベント

    Loading...