会場 | Reminders Photography Stronghold |
住所 | 131-0032 東京都墨田区東向島2-38-5 |
アクセス | 京成曳舟駅(京成電鉄押上線)文化センター口 徒歩5分 東向島駅(東武伊勢崎線) 徒歩6分 曳舟駅(東武スカイツリーライン, 東武鉄道亀戸線)東口 徒歩7分 |
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90平方メートルの広さを誇るギャラリー、ワークショップ、イベント、写真集展示室、写真プロジェクト助成、出版、宿泊施設等、写真関連の多目的な活動を可能にしてくれる場所です。東京墨東に誕生。
リマインダーズプロジェクトについて
リマインダーズ(思い起こさせる或いは気付かせる人・ 物・事の意)プロジェクトは2000年に発足したプロジェクトです。新聞を読んだり、テレビのニュースを見るだけでは、世界の出来事は他人事の様にしか映ってきません。何も解決していないのにみんなすぐ忘れてしまう。 或いは、気付かなければ、何もなかったこととして片づけられてしまいます。 このプロジェクトは、撮影する主題(被写体)を深く理解し、独自の視点を持って取材活動を続けるフリーランスフォトジャーナリストによって、「世界で何が起きているの か」を人々に伝える事を第一の目的としています。
『広く伝える』『様々な視点を求める』事を基本とし、発表の拠点やスタイル、写真家の国籍、キャリア等にこだわらず活動を続けています。時を経ても、このプロジェクトが伝えたいメッセージが引き継がれていく事が理想です。リマインダーズは被写体であり、写真家であり、それを見た人々でもあるのです。
後藤由美による趣意書
およびバンコックを引き払って東京に拠点を移すことに決めた個人的なステートメント
リマインダーズプロジェクト
後藤由美
日本を離れてから随分久しくなってしまっていました。
自分の帰る所は日本ではないといつしか決めていました。
これまで自分が日本に何をしてきたのかを顧みて、ほとんど何の役にも立っていないということに気付きました。
そう考え始めたきっかけは、昨年の東日本大震災および福島の原発事故でした。これまでの身の振り方を正し、これからは信念にたいして、命がけでいかねばならない、そのために自分が何をすべきなのかを考えて過ごしていたように思います。 おこがましいかもしれませんが、自分が日本を離れてから写真を通した活動から得た経験や知恵を活かす場所は、いまこそ日本ではないのか、と考えるようになりました。
とは言え、日本に拠点を移すことを決断するために、単に日本に居を移すということでは不十分でした。
自分にとっては「生きること」と「写真」、人生を支えているこの二つをいつも同時に出来る場所を作り出すこと、食べる、寝る、出会う、そして写真をする、その場所を作り出すこと、それは自分自身のための場所だけでなく、その場所を愛して集ってくれる人たちの拠り所でなくては意味がありません。
まずこの計画を実現するために場所が必要だということになりました。そして、構想を満たすだけの広い空間がなくてはいけませんでした。その空間で「写真」をし、その空間と繋がったもう一つの空間で「生きること」をする。東京でそういう場所を探すのは簡単ではありませんでしたが、幸運なことにその可能性を大きく秘めた運命的な場所と出会いました。
ここがおそらく自分にとっては最後の砦となると思います。そして、写真で戦うことを決意した人びとにとっても最強の砦となり、長く愛されるように、という意味を込め、REMINDERS PHOTOGRAPHY STRONGHOLDと名付けました。
そこは、フォトギャラリー、写真集図書館、国内外の写真家を受け入れるフォトグラファーインレジデンス、写真プロジェクト助成、イベント、ワークショップ、出版など、写真に関する複合的な取り組みを可能にしてくれる場所です。長年浮き草状態で活動をしてきたリマインダーズプロジェクトにようやく漂着地が出来ることになります。
2012年4月24日に長年暮らしたタイを引き払い日本に帰り、少しずつ準備を始めます。これから、みなさまには現場からの進捗状況などを報告していきますので、楽しみにしていて下さい。
2012年4月
所長後藤勝から
Reminders Photography Stronghold 所長後藤勝より
中古のペンタックス一台と数百ドルを持って日本を飛び出したのが25年ほど前になります。以来海外を拠点として、様々な人に出会い、経験を積みながら、写真という芸術を作り上げるべく努力をしてきました。
昨年は人間の生と死に個人的に向かいあう年になり、自分の社会における存在意義をその時期に考えました。そして一人の写真家として、写真を撮るだけではなく、社会に貢献したいという気持ちが強まりました。
そして今回、世界有数の写真都市東京で、写真の価値観とその芸術的認識をさらに高めるために、Reminders Photography Strongholdをインディペンデントな活動拠点として設立することになりました。
この新たな活動拠点を、素晴らしい写真施設に作り上げるべく努力をしていきますので、皆様のご協力を賜りますよう、どうかよろしくお願いいたします。
2012年5月
リマインダーズプロジェクトについて
リマインダーズ(思い起こさせる或いは気付かせる人・ 物・事の意)プロジェクトは2000年に発足したプロジェクトです。新聞を読んだり、テレビのニュースを見るだけでは、世界の出来事は他人事の様にしか映ってきません。何も解決していないのにみんなすぐ忘れてしまう。 或いは、気付かなければ、何もなかったこととして片づけられてしまいます。 このプロジェクトは、撮影する主題(被写体)を深く理解し、独自の視点を持って取材活動を続けるフリーランスフォトジャーナリストによって、「世界で何が起きているの か」を人々に伝える事を第一の目的としています。
『広く伝える』『様々な視点を求める』事を基本とし、発表の拠点やスタイル、写真家の国籍、キャリア等にこだわらず活動を続けています。時を経ても、このプロジェクトが伝えたいメッセージが引き継がれていく事が理想です。リマインダーズは被写体であり、写真家であり、それを見た人々でもあるのです。
後藤由美による趣意書
およびバンコックを引き払って東京に拠点を移すことに決めた個人的なステートメント
リマインダーズプロジェクト
後藤由美
日本を離れてから随分久しくなってしまっていました。
自分の帰る所は日本ではないといつしか決めていました。
これまで自分が日本に何をしてきたのかを顧みて、ほとんど何の役にも立っていないということに気付きました。
そう考え始めたきっかけは、昨年の東日本大震災および福島の原発事故でした。これまでの身の振り方を正し、これからは信念にたいして、命がけでいかねばならない、そのために自分が何をすべきなのかを考えて過ごしていたように思います。 おこがましいかもしれませんが、自分が日本を離れてから写真を通した活動から得た経験や知恵を活かす場所は、いまこそ日本ではないのか、と考えるようになりました。
とは言え、日本に拠点を移すことを決断するために、単に日本に居を移すということでは不十分でした。
自分にとっては「生きること」と「写真」、人生を支えているこの二つをいつも同時に出来る場所を作り出すこと、食べる、寝る、出会う、そして写真をする、その場所を作り出すこと、それは自分自身のための場所だけでなく、その場所を愛して集ってくれる人たちの拠り所でなくては意味がありません。
まずこの計画を実現するために場所が必要だということになりました。そして、構想を満たすだけの広い空間がなくてはいけませんでした。その空間で「写真」をし、その空間と繋がったもう一つの空間で「生きること」をする。東京でそういう場所を探すのは簡単ではありませんでしたが、幸運なことにその可能性を大きく秘めた運命的な場所と出会いました。
ここがおそらく自分にとっては最後の砦となると思います。そして、写真で戦うことを決意した人びとにとっても最強の砦となり、長く愛されるように、という意味を込め、REMINDERS PHOTOGRAPHY STRONGHOLDと名付けました。
そこは、フォトギャラリー、写真集図書館、国内外の写真家を受け入れるフォトグラファーインレジデンス、写真プロジェクト助成、イベント、ワークショップ、出版など、写真に関する複合的な取り組みを可能にしてくれる場所です。長年浮き草状態で活動をしてきたリマインダーズプロジェクトにようやく漂着地が出来ることになります。
2012年4月24日に長年暮らしたタイを引き払い日本に帰り、少しずつ準備を始めます。これから、みなさまには現場からの進捗状況などを報告していきますので、楽しみにしていて下さい。
2012年4月
所長後藤勝から
Reminders Photography Stronghold 所長後藤勝より
中古のペンタックス一台と数百ドルを持って日本を飛び出したのが25年ほど前になります。以来海外を拠点として、様々な人に出会い、経験を積みながら、写真という芸術を作り上げるべく努力をしてきました。
昨年は人間の生と死に個人的に向かいあう年になり、自分の社会における存在意義をその時期に考えました。そして一人の写真家として、写真を撮るだけではなく、社会に貢献したいという気持ちが強まりました。
そして今回、世界有数の写真都市東京で、写真の価値観とその芸術的認識をさらに高めるために、Reminders Photography Strongholdをインディペンデントな活動拠点として設立することになりました。
この新たな活動拠点を、素晴らしい写真施設に作り上げるべく努力をしていきますので、皆様のご協力を賜りますよう、どうかよろしくお願いいたします。
2012年5月