今津景(1980-)は、様々なメディアから採取した画像をコンピュータを用いて加工を施しながら構成し、その下図をもとにキャンバスに油彩で描く手法で絵画を制作します。人類の知覚は、技術の発展と密接に関わっています。かつて写真や映画の登場がそうであったように、スマートフォンの普及やAIなど現代の科学技術の革新は、我々の知覚や空間認識、物事に対する考え方をますます変容させています。今津はそうした変化に呼応するように、美術史における新たな絵画表現を探求しています。2017年以降インドネシアに拠点を移した今津の近品は従来からのモチーフに加え、インドネシアの歴史や神話も題材しています。本展でも神話「ハイヌウェレ」を題材にした新作シリーズを中心に過去作品と合わせて全貌を紹介します。地球環境問題/エコフェミニズム、神話、歴史、政治、といった要素が同一平面上に並列される画面は、膨大なイメージや情報が彼女の身体を通過することで生み出されるダイナミックな表現といえます。国内外で大きな注目を浴びている今津の初の大規模個展です。
作家・出演者 | 今津景 |
会場 | 東京オペラシティ アートギャラリー (Tokyo Opera City Art Gallery) |
住所 | 163-1403 東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー 3F |
アクセス | 初台駅(京王新線)東口 徒歩5分 |
会期 | 2025/01/11(土) - 03/23(日) |
時間 | 11:00-19:00 ※入場は18:30まで |
休み | 月曜日、1月14日(火)、2月9日(日曜日・全館休館日)、2月25日(火) ※ただし、1月13日(月)、2月24日(月)は開館 |
観覧料 | 一般 1,400円 大・高生 800円 中学生以下 無料 障害者手帳等をお持ちの方および付添1名 無料 ※同時開催「紙の上の芸術|収蔵品展082 寺田コレクションより」「project N 97 福本健一郎」の入場料を含みます。 |
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