このたび、小山登美夫ギャラリー六本木では古橋義朗の展覧会「木と山々」を3月1日から開催します。
古橋義朗(1924-2006)は日光に生まれ、その風景を生涯描き続けた画家です。日光の旅館に生まれ、独学で絵を学びました。油画を描いていた時もありますが、水彩画に魅力と可能性を感じ、最後まで水彩で自分の絵を追求しました。
自動車を運転しなかった古橋は、いくつかの旅行以外、その対象は自分の足で歩いていける日光の山々の自然でした。実際の風景をモチーフとしながらも、自在に風景を画面の中で構築していく様は、視覚だけではなく、その空気も肌で捉えているようなリアリティを持ち、見る人に絵の豊かさを感じさせます。絵に描かれた木や山々のとても魅力的な形体と瑞々しい色彩が、とても現代的に感じられるのです。
この作品を知ることになるのは、日光に滞在しているアーティストのアン・イーストマンが、いま日光の小杉放菴記念日光美術館でとっても面白い展覧会があると1月はじめに連絡してきたのがきっかけです。その後、食事をしていた時に古橋さんの絵の話になり、その2日後、私は日光に展覧会を見に行くことになりました。50年以上も前に制作されたとは思えない魅力的な作品が目の前に現れ、こういう作品になぜ、出会うことがなかったのだろうと思い、その作品を多くの人にみてもらいたいと思い、今回の展覧会になったのです。
展覧会・催し物|小杉放菴記念日光美術館 https://www.khmoan.jp/event/event_d.html?0:3298
今回の展示は、初期から晩年までの20点の作品が展示されます。没後、本格的に東京で展示されるのは今回が初めてとなります。この機会に是非、古橋義朗の絵の世界を楽しんでください。
最後に今回、大変お世話になった小杉放菴記念日光美術館の迫内祐司さま、古橋さまの遺族の方に御礼申し上げます。
小山登美夫
古橋義朗(1924-2006)は日光に生まれ、その風景を生涯描き続けた画家です。日光の旅館に生まれ、独学で絵を学びました。油画を描いていた時もありますが、水彩画に魅力と可能性を感じ、最後まで水彩で自分の絵を追求しました。
自動車を運転しなかった古橋は、いくつかの旅行以外、その対象は自分の足で歩いていける日光の山々の自然でした。実際の風景をモチーフとしながらも、自在に風景を画面の中で構築していく様は、視覚だけではなく、その空気も肌で捉えているようなリアリティを持ち、見る人に絵の豊かさを感じさせます。絵に描かれた木や山々のとても魅力的な形体と瑞々しい色彩が、とても現代的に感じられるのです。
この作品を知ることになるのは、日光に滞在しているアーティストのアン・イーストマンが、いま日光の小杉放菴記念日光美術館でとっても面白い展覧会があると1月はじめに連絡してきたのがきっかけです。その後、食事をしていた時に古橋さんの絵の話になり、その2日後、私は日光に展覧会を見に行くことになりました。50年以上も前に制作されたとは思えない魅力的な作品が目の前に現れ、こういう作品になぜ、出会うことがなかったのだろうと思い、その作品を多くの人にみてもらいたいと思い、今回の展覧会になったのです。
展覧会・催し物|小杉放菴記念日光美術館 https://www.khmoan.jp/event/event_d.html?0:3298
今回の展示は、初期から晩年までの20点の作品が展示されます。没後、本格的に東京で展示されるのは今回が初めてとなります。この機会に是非、古橋義朗の絵の世界を楽しんでください。
最後に今回、大変お世話になった小杉放菴記念日光美術館の迫内祐司さま、古橋さまの遺族の方に御礼申し上げます。
小山登美夫
作家・出演者 | 古橋義朗 |
会場 | 小山登美夫ギャラリー六本木 (Tomio Koyama Gallery Roppongi) |
住所 | 106-0032 東京都港区六本木6-5-24 complex665 2F |
アクセス | 六本木駅(東京メトロ日比谷線)1b口 徒歩3分 六本木駅(都営地下鉄大江戸線)3出口 徒歩7分 |
会期 | 2025/03/01(土) - 22(土) |
時間 | 11:00-19:00 |
休み | 日曜日、月曜日、3/20(祝・木) |
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