Padograph Icon

【千本ノックの夜:声を聴く、声を届ける】対談:稲田弥恵X松村和彦

Reminders Photography Stronghold

2023/08/13(日)

MAP
SHARE
Facebook share button
Image 1353
RPS京都分室パプロルのトークイベントが、東京のRPSにやってきます!!写真を撮るとき、展示空間を作るとき、本を制作するとき、何ができるのか。視覚的な言語を用いた表現について、RPSで写真展「INCOMING MESSAGE」を開催中の稲田弥恵、今春のKYOTOGRAPHIEで写真展「心の糸」を開催したRPS京都分室長の松村和彦が対談します。司会進行はRPSキュレーターの後藤由美。

今回のタイトルは「声を聴く、声を届ける」としました。

稲田は、埼玉県和光市の「キャンプ朝霞(旧米軍基地「Camp Drake」)」にある壊れそうな小屋を目にして以来、その小屋に魅了され、継続的に小屋だけでなく「Camp Drake」の跡地を撮影するようになりました。また、「Camp Drake」をより深く理解するために戦後の占領期のリサーチや公文書の収集、当時を知る人たちの取材を進めていきました。史料からは分からないひとりひとりの声が聴こえて来た時、この土地に住んでいた人たちの経験や記憶を通じて、占領時や基地の街だった頃を考えるようになりました。さらに自分以外の人にも伝えるために、今回「INCOMING MESSAGE」という一冊の本にまとめました。

松村は、認知症の症状と本人の心情を視覚化するために、本人や家族から証言を集め、再現によって写真に収めてきました。認知症について伝えるだけにとどまらず、認知症から学べることを見る人に届けることを目指しています。レッテルの危険性、私たちの社会の価値観、ケアの可能性など、普遍的なテーマを伝えるために写真やテキストを用いることはもちろん、製本や展示の表現を生かしています。KYOTOGRAPHIEで展示した写真を収録した単行本「認知症700万人時代ーともに生きる社会へ」を7月に刊行。9月16日〜24日までRPS京都分室パプロルで写真展を開催予定です。

後藤は、それぞれの作品にふさわしい制作や表現の方法を作家とともに模索し、作品を発展させる上で立ちはだかる課題を示し、完成までを導きました。先入観に囚われず、独自の取材やリサーチをすることで得られた「声」の数々、その存在に辿り着き、展示や本という形を通して「声を聴く」「声を届ける」という目的を編集者、キュレーターとして実現することに努めました。

当日は3人が話すほか、来場者の皆さまからのご質問にお答えする時間も設ける予定です。

会場では稲田弥恵写真展「INCOMING MESSAGE」8/5 ~8/20まで開催中。イベント当日は松村和彦の書籍の販売(サイン入り)、KYOTOGRAPHIEで制作した新聞の無料配布も行います。

※このイベント「千本ノックの夜」は、奥深い写真表現を日本の写真家や愛好家に広めたいと始めた企画です。写真や視覚素材を使って物語を伝えてみたいとお考えの方から、作家ではないけれど写真の読み解きの一つのあり方を知ってより鑑賞を楽しみたいという方まで、幅広く参加していただけたらと願っています。

◉日時:2023年8月13日(日)午後7時頃〜(トークの時間は1時間半ほどの予定)、終了後には歓談の時間を設けます。
◉言語:日本語
◉会場:REMINDERS PHOTOGRAPHY STRONGHOLD
東京都墨田区東向島2-38-5
◉参加費:無料
※ネット配信はありません。参加ご希望の方は直接会場にお越しください。事前の予約は必要ありません。

稲田弥恵 写真展「INCOMING MESSAGE」8/5 ~8/20まで
https://reminders-project.org/rps/mieinadajp
稲田弥恵アーティストブック「INCOMING MESSAGE」ご注文受付中
https://reminders-project.org/rps/incomingmessagesalejp/

RPS京都分室パプロル・2023年度企画展・松村和彦 写真展「心の糸を紡ぐ」9/16-9/24
https://reminders-project.org/rps/kazuhikomatsumurajp/
単行本「認知症700万人時代ーともに生きる社会へ」
http://www.kamogawa.co.jp/kensaku/syoseki/na/1279.html

登壇者プロフィール:
稲田 弥恵
学習院大学文学部フランス文学科卒業後、広告代理店に勤務。現在は研究機関で広報業務を担当。京都造形芸術大学通信教育部にて写真について学び、2017年に特別賞を受賞し卒業。2018年にはエプサイトギャラリーにて個展を開催。

松村 和彦
1980年生まれ。2003年、京都新聞社に入社。大切にしているテーマは「人生」「社会保障」「ケア」。
認知症を長期取材しており、新聞連載や雑誌で記事を掲載するほか、2022年にKG+SELECT、2023年にKYOTOGRAPHIEで写真展「心の糸」を開催。7月に単行本「認知症700万人時代ーともに生きる社会へ」を上梓した。
ほかのプロジェクトに、家族の生と死を通じて命のつながりを描いた「ぐるぐる」、医師の早川一光さんの人生を通じて日本の社会保障史をたどった「見えない虹」など。
2022年4月よりRPS京都分室パプロル分室長を務める。

司会進行:後藤由美
Reminders Photography Strongholdキュレーター

出典

作家・出演者稲田弥恵, 松村和彦, 後藤由美
会場Reminders Photography Strongholdりまいんだーず ふぉとぐらふぃー すとろんぐほーるど
住所
131-0032
東京都墨田区東向島2-38-5
アクセス
京成曳舟駅(京成電鉄押上線)文化センター口 徒歩5分
東向島駅(東武伊勢崎線) 徒歩6分
曳舟駅(東武スカイツリーライン, 東武鉄道亀戸線)東口 徒歩7分
開催日2023/08/13(日)
時間19:00-
SNS
    ウェブサイト