2024年度6月の企画展として、柏田テツヲによる写真展「WARASONO」を開催いたします。
柏田は長年にわたり、両親と両親が住む家を撮影し続けています。一人っ子の彼は、2015年に滋賀の片田舎に住む両親と将来両親が亡くなった後の家をどうするかについて話し合いました。その結果、家を引き継がないと決めたことから、両親は家のことを含めた終活を始めました。
柏田自身はこの家、この土地で生まれ育ったわけではありません。だからこそ、いつかまた両親やこの場所、この風景を思い出すために、本に残そうと考え、制作に取り掛かりました。そして、2023年に開催された写真集制作ワークショップ「PHOTOBOOK AS OBJECT」に参加し、本作品の制作にも取り組んできました。この展示ではその世界観を空間で披露します。
本展開催に合わせて、作家が印刷から製本までを手掛けるアーティストブック「WARASONO」も完成間近です。ご予約については間もなくご案内いたしますので、今しばらくお待ちください。
今後の写真展やアーティストブックの詳細はFacebookやInstagram等で随時お知らせいたします。
皆様のご来場、ご高覧を心よりお待ちしております。
「WARASONO」
離れて暮らす両親と両親の住む家を撮影している。
一人っ子の私がこの家を継がないと決めた時から、両親は家のことを含めた終活を始めた。
帰省するたびに、家具などをまとめて捨てる父の姿。一方、母は庭で季節ごとに花を育てている。
父の捨てる行為、母の花を育てる行為。その時間の裏には生と死が見え隠れしている。
そして、私が東京に戻る際に母が庭で咲いている花をいつも渡してくれる。東京に着く頃にはその花が少し元気がなくなっている気がする。私はその花を見るたびに、両親や家と重ねてしまう。
いずれ亡くなる両親、そして失われる家。
だからいつかまた思い出すために記録して残そうと思った。
柏田テツヲ写真展「WARASONO」
◎会期:2024年6月15日(土)〜 6月30日(日) 13:00~19:00 会期中無休、入場無料
◎オープニングレセプション / アーティストトーク
2024年6月15日(土)19時ごろから
※オープニング+アーティストトークは19時からとなりますのでご注意下さい。
但し、展示は13時からご覧いただけます。
◎開催場所:Reminders Photography Stronghold Gallery
住所:東京都墨田区東向島2-38-5
(東武スカイツリーライン曳舟駅より徒歩6分・京成曳舟駅より徒歩5分)
※この他、期間中にトークイベントなどを開催する可能性があります。
随時詳細が決定次第お知らせしていきますので、SNS等で最新情報をご確認ください。
柏田テツヲ|プロフィール
1988年、大阪府生まれ。
旅をしながら自然や人に出会い、そこで感じた疑問や違和感に目を向ける。自然と人間の関係性、共存と分断、そして環境問題をテーマに作品を制作している。
主な受賞歴に「Ruinart Japan Award」(2023)、「YPF PHOTO AWARDS 2022 最優秀賞」、「JAPAN PHOTO AWARD」(2021)、第43回写真新世紀 佳作(2020)などがある。
主な展示に「屋久国際写真祭」(2022)、「OFF GRID Independent Photo Festival Wien」(2022)、PhMuseum Days 2023、Rotterdam Photo(2024)、Kyotographie(2024)などがある。
柏田は長年にわたり、両親と両親が住む家を撮影し続けています。一人っ子の彼は、2015年に滋賀の片田舎に住む両親と将来両親が亡くなった後の家をどうするかについて話し合いました。その結果、家を引き継がないと決めたことから、両親は家のことを含めた終活を始めました。
柏田自身はこの家、この土地で生まれ育ったわけではありません。だからこそ、いつかまた両親やこの場所、この風景を思い出すために、本に残そうと考え、制作に取り掛かりました。そして、2023年に開催された写真集制作ワークショップ「PHOTOBOOK AS OBJECT」に参加し、本作品の制作にも取り組んできました。この展示ではその世界観を空間で披露します。
本展開催に合わせて、作家が印刷から製本までを手掛けるアーティストブック「WARASONO」も完成間近です。ご予約については間もなくご案内いたしますので、今しばらくお待ちください。
今後の写真展やアーティストブックの詳細はFacebookやInstagram等で随時お知らせいたします。
皆様のご来場、ご高覧を心よりお待ちしております。
「WARASONO」
離れて暮らす両親と両親の住む家を撮影している。
一人っ子の私がこの家を継がないと決めた時から、両親は家のことを含めた終活を始めた。
帰省するたびに、家具などをまとめて捨てる父の姿。一方、母は庭で季節ごとに花を育てている。
父の捨てる行為、母の花を育てる行為。その時間の裏には生と死が見え隠れしている。
そして、私が東京に戻る際に母が庭で咲いている花をいつも渡してくれる。東京に着く頃にはその花が少し元気がなくなっている気がする。私はその花を見るたびに、両親や家と重ねてしまう。
いずれ亡くなる両親、そして失われる家。
だからいつかまた思い出すために記録して残そうと思った。
柏田テツヲ写真展「WARASONO」
◎会期:2024年6月15日(土)〜 6月30日(日) 13:00~19:00 会期中無休、入場無料
◎オープニングレセプション / アーティストトーク
2024年6月15日(土)19時ごろから
※オープニング+アーティストトークは19時からとなりますのでご注意下さい。
但し、展示は13時からご覧いただけます。
◎開催場所:Reminders Photography Stronghold Gallery
住所:東京都墨田区東向島2-38-5
(東武スカイツリーライン曳舟駅より徒歩6分・京成曳舟駅より徒歩5分)
※この他、期間中にトークイベントなどを開催する可能性があります。
随時詳細が決定次第お知らせしていきますので、SNS等で最新情報をご確認ください。
柏田テツヲ|プロフィール
1988年、大阪府生まれ。
旅をしながら自然や人に出会い、そこで感じた疑問や違和感に目を向ける。自然と人間の関係性、共存と分断、そして環境問題をテーマに作品を制作している。
主な受賞歴に「Ruinart Japan Award」(2023)、「YPF PHOTO AWARDS 2022 最優秀賞」、「JAPAN PHOTO AWARD」(2021)、第43回写真新世紀 佳作(2020)などがある。
主な展示に「屋久国際写真祭」(2022)、「OFF GRID Independent Photo Festival Wien」(2022)、PhMuseum Days 2023、Rotterdam Photo(2024)、Kyotographie(2024)などがある。
作家・出演者 | 柏田テツヲ |
会場 | Reminders Photography Stronghold |
住所 | 131-0032 東京都墨田区東向島2-38-5 |
アクセス | 京成曳舟駅(京成電鉄押上線)文化センター口 徒歩5分 東向島駅(東武伊勢崎線) 徒歩6分 曳舟駅(東武スカイツリーライン, 東武鉄道亀戸線)東口 徒歩7分 |
会期 | 2024/06/15(土) - 30(日) |
時間 | 13:00-19:00 |
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