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入江一郎「グーグルハイム・コレクション」

eitoeiko

2023/06/03(土) - 24(土)

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日頃よりお世話になっております。eitoeikoでは6/3より6/24まで、入江一郎による個展「グーグルハイム・コレクション」を開催いたします。本展は弊廊での3度目の個展となります。
入江は幼少より現在まで生活の拠点とするロサンゼルスのモータリゼーションと消費社会をとらえた作品を制作しています。 入江は2001年にフルブライト奨学金を得てメキシコに滞在し、7年間住み活動してきた経験から、日本と米国、メキシコ文化という多角的な視点をもっています。
本展「グーグルハイム・コレクション」では、これらの国に共通して美術の教科書に登場するような、世界的に知られる近現代の美術家の作品をベースに、英語や日本語の語感を引用した絵画の連作を発表いたします。 言葉遊びによってココシュカやフリードリヒ、あるいはフェリックス・ゴンザレス・トーレスらの傑作と結合されるイメージには、漫画や映画やアニメーションのキャラクター、ミュージシャン、政治家、テロリストなどが、 マスメディアやインターネットの検索エンジンによって形成された世界の表層をなぞるように横断的に登場します。
入江は名画に見られる芸術の普遍性の中にも、時代によって様々に捉え方が変化していく流動性が潜んでいることを示しているのかもしれません。 鉱山王によってニューヨークに建てられた美術の殿堂と巨大IT企業をもじった入江の「コレクション」は、文化的創造に対する私たちの理解がいかにメディアによって操作されてきたかを表しているようです。

入江一郎
1969年東京生まれ。2歳より家族と共にロサンゼルスに移住。1994年カリフォルニア大学サンタバーバラ校卒業。2001年クレアモント大学院大学修了。2001~02フルブライト奨学金を得てメキシコ留学。その後7年間滞在する。 現在オクスナード・カレッジ、ライマンアーツにて教鞭をとる。主な参加展にトランスパシフィック・ボーダーランズ(パシフィック・スタンダード・タイム展の一環として 全米日系人博物館 2017)、 めがねと旅する美術展(島根県立石見美術館、静岡県立美術館、青森県立美術館 2018)、デストロイ・オール・モンスターズ(eitoeiko 2021)、Bridging the Pacific(トーランス市美術館 2023)など。

出典

作家・出演者入江一郎
会場eitoeikoえいとえいこ
住所
162-0805
東京都新宿区矢来町32-2
アクセス
神楽坂駅(東京メトロ東西線) 徒歩5分
牛込神楽坂駅(都営地下鉄大江戸線) 徒歩10分
江戸川橋駅(東京メトロ有楽町線) 徒歩12分
会期2023/06/03(土) - 24(土)
時間12:00-19:00
休み日、月曜日
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