「生きるということ自体、遊びではないか。われわれはひたすらに、生きるために生きている。」*
何事に対しても全身全霊で挑み続けた岡本太郎。絵を描くこと、彫刻を彫ること、文章を書くこと、写真を撮ること、ピアノを弾くこと、スキーやテニスに熱中すること、旅すること……。ジャンルを超えた岡本の芸術活動と生き方の根底には「遊び」の精神が息づいていました。
岡本は、20代を過ごしたパリにて世界のあらゆる文化や思想に触れ、パリ大学にてマルセル・モースのもと民族学を学んだ経験を通じて、人間の文化・生活における「遊び」について考えるようになります。例えば「まつり」を宗教や政治、芸術すべてを集約した真剣な「遊び」と捉え、旅行や遊学は「自由に動くことは遊びの最たるものの一つ」*であると述べています。
岡本の言う「遊び」とは、単なる娯楽や余暇ではなく、自身の全存在を賭けて勝負するものでもありました。岡本が手がけた多くの作品にはその精神が表れていると言えます。
本展では、岡本太郎の人生と芸術における「遊び」をキーワードに、当館のコレクションから岡本太郎ファン必見の代表作を中心にご紹介します。
*「芸術と遊び――危機の接点」『原色の呪文』(1968年、文藝春秋社)より
何事に対しても全身全霊で挑み続けた岡本太郎。絵を描くこと、彫刻を彫ること、文章を書くこと、写真を撮ること、ピアノを弾くこと、スキーやテニスに熱中すること、旅すること……。ジャンルを超えた岡本の芸術活動と生き方の根底には「遊び」の精神が息づいていました。
岡本は、20代を過ごしたパリにて世界のあらゆる文化や思想に触れ、パリ大学にてマルセル・モースのもと民族学を学んだ経験を通じて、人間の文化・生活における「遊び」について考えるようになります。例えば「まつり」を宗教や政治、芸術すべてを集約した真剣な「遊び」と捉え、旅行や遊学は「自由に動くことは遊びの最たるものの一つ」*であると述べています。
岡本の言う「遊び」とは、単なる娯楽や余暇ではなく、自身の全存在を賭けて勝負するものでもありました。岡本が手がけた多くの作品にはその精神が表れていると言えます。
本展では、岡本太郎の人生と芸術における「遊び」をキーワードに、当館のコレクションから岡本太郎ファン必見の代表作を中心にご紹介します。
*「芸術と遊び――危機の接点」『原色の呪文』(1968年、文藝春秋社)より
| 作家・出演者 | 岡本太郎 |
| 会場 | 川崎市岡本太郎美術館 (Taro Okamoto Museum of Art, Kawasaki, 가와사키시 오카모토타로 미술관, 川崎市冈本太郎美术馆) |
| 住所 | 214-0032 神奈川県川崎市多摩区枡形7-1-5 生田緑地内 |
| アクセス | 向ヶ丘遊園駅(小田急線)南口 徒歩17分 登戸駅(JR南武線) 徒歩30分 |
| 会期 | 2025/10/28(火) - 2026/03/29(日) |
| 時間 | 9:30-17:00 ※入館は16:30まで |
| 休み | 月曜日、11月4日(火)、11月25日(火)、12月29日(月)~1月3日(土)、1月13日(火)、2月12日(木)、2月24日(火)、ほか臨時休館あり ※ただし、11月3日(月)、11月24日(月)、1月12日(月)、2月23日(月)は開館 |
| 観覧料 | 10月28日(火)~1月30日(金) 常設展のみ開催 一般 500円 高・大学生・65歳以上 300円 中学生以下 無料 1月31日(土)~3月29日(日) 企画展とのセット料金 一般 700円 高・大学生・65歳以上 500円 中学生以下 無料 |
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