
《熱水泉の庭 Garden of Hot Springs》2024, wood, oil, stone, glass, ceramic, string, metal fittings, h.90.7 x w.40.0 x d.33.0 cm ©Keisuke Yamamoto
この度小山登美夫ギャラリー六本木では、山本桂輔展「思い出せない詩を育てる」を開催いたします。本展は作家にとって弊廊における8年ぶり8度目の個展となり、新作の立体、ドローイング作品を展示いたします。
【山本桂輔と作品について
ー混沌と多層的な土壌や地底の世界を、変幻自在な想像性で表す】
山本桂輔(1979-)は、2001年東京造形大学彫刻科を卒業後、2018年東京芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了し、現在女子美術大学立体アート専攻准教授を務めています。
山本は、彫刻、絵画の両輪で作品世界を表現してきました。またその大きな特徴として、土壌や地底に親和性を見出している点があげられます。大地への信仰や畏敬、地層という時間や歴史、養分や微生物、ライフライン、ケミカルな人工物など、混沌とした暗闇の中を独自の想像力と結びつけ、自由な存在性として表してきました。
その通底した理念はありつつ、その時々の興味により作品の方向性は変化していきます。初期の代表作でもある2008-2012年の「Untitled」は高さ5mを超える巨大な木彫作品で、溢れんばかりの生命力とリズムに満ち、2012年の個展では古道具を共存という形で再び「在るもの」へと蘇らせる試みとして、土着的要素の高い作品を制作しました。
そして本展では2024年に参加した「山形ビエンナーレ」の流れから派生し、大地や地底にあるエネルギー、歴史、物語を木の根をとおして掬い上げ、培養する道具のような、舞台のような、ルールがないボードゲームのような作品を新たに展開いたします。また現在丸の内STREET GALLERYでも野外展示のブロンズ作品「眠りながら語らい、歌う」を発表しています。
作家の詳しい情報はこちらをご覧ください: https://tomiokoyamagallery.com/artists/keisuke-yamamoto/
【本展および出展作について
ー地底と大地と空を繋げる木を通し、集積、眠り、夢を生成していくイメージ】
山本は本展に際し、次のステイトメントを寄せています。
「特別な人による特別な行為としての芸術ではなく、長い年月、人類がおこなってきた『想像する、思考する、ものを作る』という平凡で自然な行為に私は関心があります。それは人間がこの世界を知ろうと試みた証であると感じるからです。個々が世界との間で紡いだ無数の形。それは歴史といった大きな物語からは取りこぼされた、微小なささやきのようなものと言えるかもしれません。
地底には無数の生命が存在し、そして数十億年の営みの歴史が刻まれています。忘れられていく、無名で無数の物と事。そして思いや願い。地底という場所は、全てが溶け込み、混在している世界のように感じます。
地底と大地と空を繋げるものが樹木であり、イメージはそこを通って生成されています。様々なものが戯れ、集積され、少しずつ形が現れていきます。」
「思い出せない詩を育てる」シリーズの一つ「熱水泉の庭」では、水が張っているような丸太の断面に、人のような存在と球体が点在し、吊るされ、側面にも抽象的な絵画的な丸が描かれています。
大地が見てきた過去の人なのか、夢の中の実在しない人なのか、未来の何かか、球体は石、星、目、種、花、光などのようでも、微細な粒子の一つでもあるようです。木を通して有機的な存在が想像的に抽象的にあらわれ、鑑賞者に夢と現実の境をたゆたうような、遥かな生命と宇宙的な力とイメージを喚起させます。
また蔵王周辺を散歩しながら、見たものをよれた線で描き、忘れた頃に思い出すように加筆した鉛筆ドローイングのシリーズ「蔵王ノート」や、岩の欠片が川の流れで石ころになるイメージを広げ、ガラスの乱反射による世界の歪みと回転運動を表したコップと球体による「そっと掬う」シリーズも出展します。
忘れられていく無名で無数の物と事、思いや願いを優しくも鋭い視点で掬い上げ、創造していく。時空を超えた山本の表現はさらに深化を遂げています。最新の作家の作品世界をご覧にぜひお越しください。
【山本桂輔と作品について
ー混沌と多層的な土壌や地底の世界を、変幻自在な想像性で表す】
山本桂輔(1979-)は、2001年東京造形大学彫刻科を卒業後、2018年東京芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了し、現在女子美術大学立体アート専攻准教授を務めています。
山本は、彫刻、絵画の両輪で作品世界を表現してきました。またその大きな特徴として、土壌や地底に親和性を見出している点があげられます。大地への信仰や畏敬、地層という時間や歴史、養分や微生物、ライフライン、ケミカルな人工物など、混沌とした暗闇の中を独自の想像力と結びつけ、自由な存在性として表してきました。
その通底した理念はありつつ、その時々の興味により作品の方向性は変化していきます。初期の代表作でもある2008-2012年の「Untitled」は高さ5mを超える巨大な木彫作品で、溢れんばかりの生命力とリズムに満ち、2012年の個展では古道具を共存という形で再び「在るもの」へと蘇らせる試みとして、土着的要素の高い作品を制作しました。
そして本展では2024年に参加した「山形ビエンナーレ」の流れから派生し、大地や地底にあるエネルギー、歴史、物語を木の根をとおして掬い上げ、培養する道具のような、舞台のような、ルールがないボードゲームのような作品を新たに展開いたします。また現在丸の内STREET GALLERYでも野外展示のブロンズ作品「眠りながら語らい、歌う」を発表しています。
作家の詳しい情報はこちらをご覧ください: https://tomiokoyamagallery.com/artists/keisuke-yamamoto/
【本展および出展作について
ー地底と大地と空を繋げる木を通し、集積、眠り、夢を生成していくイメージ】
山本は本展に際し、次のステイトメントを寄せています。
「特別な人による特別な行為としての芸術ではなく、長い年月、人類がおこなってきた『想像する、思考する、ものを作る』という平凡で自然な行為に私は関心があります。それは人間がこの世界を知ろうと試みた証であると感じるからです。個々が世界との間で紡いだ無数の形。それは歴史といった大きな物語からは取りこぼされた、微小なささやきのようなものと言えるかもしれません。
地底には無数の生命が存在し、そして数十億年の営みの歴史が刻まれています。忘れられていく、無名で無数の物と事。そして思いや願い。地底という場所は、全てが溶け込み、混在している世界のように感じます。
地底と大地と空を繋げるものが樹木であり、イメージはそこを通って生成されています。様々なものが戯れ、集積され、少しずつ形が現れていきます。」
「思い出せない詩を育てる」シリーズの一つ「熱水泉の庭」では、水が張っているような丸太の断面に、人のような存在と球体が点在し、吊るされ、側面にも抽象的な絵画的な丸が描かれています。
大地が見てきた過去の人なのか、夢の中の実在しない人なのか、未来の何かか、球体は石、星、目、種、花、光などのようでも、微細な粒子の一つでもあるようです。木を通して有機的な存在が想像的に抽象的にあらわれ、鑑賞者に夢と現実の境をたゆたうような、遥かな生命と宇宙的な力とイメージを喚起させます。
また蔵王周辺を散歩しながら、見たものをよれた線で描き、忘れた頃に思い出すように加筆した鉛筆ドローイングのシリーズ「蔵王ノート」や、岩の欠片が川の流れで石ころになるイメージを広げ、ガラスの乱反射による世界の歪みと回転運動を表したコップと球体による「そっと掬う」シリーズも出展します。
忘れられていく無名で無数の物と事、思いや願いを優しくも鋭い視点で掬い上げ、創造していく。時空を超えた山本の表現はさらに深化を遂げています。最新の作家の作品世界をご覧にぜひお越しください。
| 作家・出演者 | 山本桂輔 |
| 会場 | 小山登美夫ギャラリー六本木 (Tomio Koyama Gallery Roppongi) |
| 住所 | 106-0032 東京都港区六本木6-5-24 complex665 2F住所をコピーするコピーしました |
| アクセス | 六本木駅(東京メトロ日比谷線)1b口 徒歩3分 六本木駅(都営地下鉄大江戸線)3出口 徒歩7分 |
| 会期 | 2025/09/13(土) - 10/11(土) |
| 時間 | 11:00-19:00 |
| 休み | 日曜日、月曜日、9月23日(火) |
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