
※前後期で一部展示替えを実施
前期:9月16日(火)~10月19日(日)
後期:10月22日(水)~11月24日(月・振休)
現代では、北斎というと「冨嶽三十六景」をはじめとする名所絵(風景画)で有名ですが、寛政 12 年(1800)の洒落本『大通契語』では、美人画の名手として取り上げられるほど世に認められていました。本展では、美人画の名手としての北斎のルーツと、その画風の変遷に注目します。北斎が浮世絵の世界に足を踏み入れた際に師事した勝川春章も美人画の名手で、「春章一幅直千金」(安永 4 年〈1775〉、洒落本『後編風俗通』)という高い評価を受けていました。北斎は、肉筆画を専門にし、繊細で優美な美人画風を特徴とする宮川長春、その弟子の宮川(勝宮川)春水、そしてその弟子の春章という、美人画の正統の流れに位置づけられます。北斎は、時代によって画風を大きく変化させており、その背景には、当時流行の美人画のスタイルとの密接なかかわりがあります。本展では、宮川長春から北斎に至る系譜の美人画の諸作や、北斎と同時代の浮世絵における名手たちの作品とともに、北斎の作風の変遷を追い、その魅力と美人画の分野における立ち位置を明らかにします。
本展の見どころ
北斎の美人画の源流に着目
宮川長春から勝川春章、そして北斎へと受け継がれた美人画の流れをたどります。重要文化財・宮川長春「風俗図巻」(東京国立博物館蔵、9/16-10/13)や美術館で初公開となる勝川春章「散策美人図」(個人蔵、通期)、初公開の葛飾北斎「初夢美人図」(すみだ北斎美術館蔵、前期)など、貴重な名品が一堂に会します。
時代とともに変化する北斎の美人画と名手たちとの競演
宗理期の楚々とした女性像から、壮年期の肉感的で艶やかな美人像まで、北斎の画風の変遷をたどります。喜多川歌麿や溪斎英泉ら同時代の名手との競演も見どころです。蔦屋重三郎が手掛けた喜多川歌麿「歌撰恋之部 物思恋」(個人蔵、前期)や、葛飾北斎「風流無くてなゝくせ ほおずき」(個人蔵、前期)のほか、開館展以来の全巻一挙公開となる葛飾北斎「隅田川両岸景色図巻」(すみだ北斎美術館蔵、前期)、重要文化財・葛飾北斎「潮干狩図」(大阪市立美術館蔵、前期)などが並びます。
弟子たちへの継承と個性豊かな展開
北斎の娘・葛飾応為や蹄斎北馬、魚屋北溪など、美人画を得意とした弟子たちの作品を紹介します。中でも注目は、長く所在不明だった葛飾応為「蝶々二美人図」(個人蔵、通期)の公開です。
展示構成
1章 北斎の源流
2章 美人画の名手へ
3章 浮世絵の爛熟とともに
4章 北斎の系譜に連なる者
1章 北斎の源流
北斎が数え6歳の明和2年(1765)、鈴木春信の大小が大流行し、可憐な美人画が江戸を席巻しました。その後、礒田湖龍斎の成熟した女性像や、鳥居清長による八頭身の健康的な女性の表現が人気を集めます。この時代に活躍した勝川春章は、北斎の師であり、繊細で優美な肉筆美人画の名手でした。本章では、当時の流行作とともに、宮川長春から春章へと続く正統派美人画の系譜に位置付けられ る北斎の初期の作品を紹介します。
2章 美人画の名手へ
春章の没後、北斎は俵屋宗理と名を改め、狂歌の世界と関わりながら多くの美人画を制作しました。面長で上品な女性像は江戸で評判となり、同時期には鳥文斎栄之や喜多川歌麿らが活躍する中、寛政12年(1800)には洒落本『大通契語』でも紹介され、北斎は美人画の名手として知られるようになります。本章では、この時期の華やかな美人大首絵などをご覧いただきます。
3章 浮世絵の爛熟とともに
北斎は宗理期を経て、徐々に力強い作風へと変わっていき、壮年期には肉感的で艶やかな美人画を描くようになります。その背景に は、文化・文政期に華やかで色っぽい表情の女性像が流行したことがありました。本章ではこうした北斎の変化を、同時期に活躍した溪斎英泉や歌川国貞らによる迫力のある美人画とあわせて紹介します。
4章 北斎の系譜に連なる者
北斎には、孫弟子まで含めると約200人もの弟子がいました。その中には美人画を得意とする絵師も多く、近年では北斎 の娘・葛飾応為が特に注目されています。応為は、父である北斎が「私の美人画は、阿栄(応為)には及ばない」と語ったと伝えられるほどの腕前でした。ほかにも、肉筆美人画を多くのこした蹄斎北馬、北斎の美人画に憧れて弟子入りした魚屋北溪、そして謎多き絵師・天淵道人など、北斎の美人画の流れを受け継いだ絵師たちの作品を紹介します。
前期:9月16日(火)~10月19日(日)
後期:10月22日(水)~11月24日(月・振休)
現代では、北斎というと「冨嶽三十六景」をはじめとする名所絵(風景画)で有名ですが、寛政 12 年(1800)の洒落本『大通契語』では、美人画の名手として取り上げられるほど世に認められていました。本展では、美人画の名手としての北斎のルーツと、その画風の変遷に注目します。北斎が浮世絵の世界に足を踏み入れた際に師事した勝川春章も美人画の名手で、「春章一幅直千金」(安永 4 年〈1775〉、洒落本『後編風俗通』)という高い評価を受けていました。北斎は、肉筆画を専門にし、繊細で優美な美人画風を特徴とする宮川長春、その弟子の宮川(勝宮川)春水、そしてその弟子の春章という、美人画の正統の流れに位置づけられます。北斎は、時代によって画風を大きく変化させており、その背景には、当時流行の美人画のスタイルとの密接なかかわりがあります。本展では、宮川長春から北斎に至る系譜の美人画の諸作や、北斎と同時代の浮世絵における名手たちの作品とともに、北斎の作風の変遷を追い、その魅力と美人画の分野における立ち位置を明らかにします。
本展の見どころ
北斎の美人画の源流に着目
宮川長春から勝川春章、そして北斎へと受け継がれた美人画の流れをたどります。重要文化財・宮川長春「風俗図巻」(東京国立博物館蔵、9/16-10/13)や美術館で初公開となる勝川春章「散策美人図」(個人蔵、通期)、初公開の葛飾北斎「初夢美人図」(すみだ北斎美術館蔵、前期)など、貴重な名品が一堂に会します。
時代とともに変化する北斎の美人画と名手たちとの競演
宗理期の楚々とした女性像から、壮年期の肉感的で艶やかな美人像まで、北斎の画風の変遷をたどります。喜多川歌麿や溪斎英泉ら同時代の名手との競演も見どころです。蔦屋重三郎が手掛けた喜多川歌麿「歌撰恋之部 物思恋」(個人蔵、前期)や、葛飾北斎「風流無くてなゝくせ ほおずき」(個人蔵、前期)のほか、開館展以来の全巻一挙公開となる葛飾北斎「隅田川両岸景色図巻」(すみだ北斎美術館蔵、前期)、重要文化財・葛飾北斎「潮干狩図」(大阪市立美術館蔵、前期)などが並びます。
弟子たちへの継承と個性豊かな展開
北斎の娘・葛飾応為や蹄斎北馬、魚屋北溪など、美人画を得意とした弟子たちの作品を紹介します。中でも注目は、長く所在不明だった葛飾応為「蝶々二美人図」(個人蔵、通期)の公開です。
展示構成
1章 北斎の源流
2章 美人画の名手へ
3章 浮世絵の爛熟とともに
4章 北斎の系譜に連なる者
1章 北斎の源流
北斎が数え6歳の明和2年(1765)、鈴木春信の大小が大流行し、可憐な美人画が江戸を席巻しました。その後、礒田湖龍斎の成熟した女性像や、鳥居清長による八頭身の健康的な女性の表現が人気を集めます。この時代に活躍した勝川春章は、北斎の師であり、繊細で優美な肉筆美人画の名手でした。本章では、当時の流行作とともに、宮川長春から春章へと続く正統派美人画の系譜に位置付けられ る北斎の初期の作品を紹介します。
2章 美人画の名手へ
春章の没後、北斎は俵屋宗理と名を改め、狂歌の世界と関わりながら多くの美人画を制作しました。面長で上品な女性像は江戸で評判となり、同時期には鳥文斎栄之や喜多川歌麿らが活躍する中、寛政12年(1800)には洒落本『大通契語』でも紹介され、北斎は美人画の名手として知られるようになります。本章では、この時期の華やかな美人大首絵などをご覧いただきます。
3章 浮世絵の爛熟とともに
北斎は宗理期を経て、徐々に力強い作風へと変わっていき、壮年期には肉感的で艶やかな美人画を描くようになります。その背景に は、文化・文政期に華やかで色っぽい表情の女性像が流行したことがありました。本章ではこうした北斎の変化を、同時期に活躍した溪斎英泉や歌川国貞らによる迫力のある美人画とあわせて紹介します。
4章 北斎の系譜に連なる者
北斎には、孫弟子まで含めると約200人もの弟子がいました。その中には美人画を得意とする絵師も多く、近年では北斎 の娘・葛飾応為が特に注目されています。応為は、父である北斎が「私の美人画は、阿栄(応為)には及ばない」と語ったと伝えられるほどの腕前でした。ほかにも、肉筆美人画を多くのこした蹄斎北馬、北斎の美人画に憧れて弟子入りした魚屋北溪、そして謎多き絵師・天淵道人など、北斎の美人画の流れを受け継いだ絵師たちの作品を紹介します。
| 作家・出演者 | 宮川長春, 勝川春章, 葛飾北斎, 喜多川歌麿, 天淵道人, 葛飾応為 |
| 会場 | すみだ北斎美術館 (The Sumida Hokusai Museum, 스미다 호쿠사이 미술관, 墨田北斋美术馆, 墨田北齋美術館) |
| 住所 | 130-0014 東京都墨田区亀沢2-7-2住所をコピーするコピーしました |
| アクセス | 両国駅(都営地下鉄大江戸線)A3出口 徒歩5分 両国駅(JR総武線)東口 徒歩9分 |
| 会期 | 2025/09/16(火) - 11/24(月) |
| 時間 | 9:30-17:30 ※入館は閉館の30分前まで |
| 休み | 月曜日、10月14日(火)、11月4日(火) ※ただし、10月13日(月・祝)、11月3日(月・祝)、11月24日(月・振休)は開館 ※10月21日(火)は展示替えのため、特別展(3F/4F企画展示室)は休室 |
| 観覧料 | 一般 1,500円 高校生・大学生 1,000円 65歳以上 1,000円 中学生 500円 障がい者 500円 小学生以下 無料 ※中学生、高校生、大学生(高専、専門学校、専修学校生含む)は生徒手帳または学生証をご提示ください。 ※65歳以上の方は年齢を証明できるものをご提示ください。 ※身体障害者手帳、愛の手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、被爆者健康手帳などをお持ちの方及びその付添の方1名まで、障がい者料金でご覧いただけます。入館の際は、身体障害者手帳などの提示をお願いします。 ※観覧日当日に限り、4階『北斎を学ぶ部屋』もご観覧いただけます。 公式オンラインチケットサイト https://art-ap.passes.jp/user/e/hokusaibeauties/ |
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