現在、根津美術館が所蔵する国宝・重要文化財あわせて100件のうち、日本近世の絵画は3件のみ。尾形光琳の国宝「燕子花図屏風」と、円山応挙「藤花図屏風」、鈴木其一「夏秋渓流図屏風」の2点の重要文化財です。数は少ないながら、いずれも6曲1双の金屏風であり、全コレクションにおいて、文字どおり輝きを放っています。同時に、これらの屏風は、制作された時代や場所を違えながら、相互に画風的なつながりも有しています。ともに無背景の総金地に草花や花木を描く光琳と応挙。また其一の作品は、律動的なモチーフの配置の点で光琳の、写実性を備えた描写の点で応挙の影響が見て取れます。本展は、こうした3件の屏風を中心に据えた3章構成とし、各々の真価を際立たせる、あるいはその魅力をさらに高める作品ととりあわせて、ご堪能いただきます。
作家・出演者 | 尾形光琳, 円山応挙, 山口素軒, 鈴木其一, 曽我宗庵 |
会場 | 根津美術館 (Nezu Museum, 네즈미술관) |
住所 | 107-0062 東京都港区南青山6-5-1 |
アクセス | 表参道駅(東京メトロ銀座線, 半蔵門線, 千代田線) A5出口 徒歩8分(階段) B4出口 徒歩10分(階段とエレベータ) B3出口 徒歩10分(エレベータまたはエスカレータ) |
会期 | 2025/04/12(土) - 05/11(日) |
時間 | 10:00-17:00 ※ただし、5月5日(月・祝)から11日(日)は19:00まで開館。 ※入館はいずれも閉館30分前まで |
休み | 月曜日 ※ただし、4月28日(月)、5月5日(月・祝)、6日(振替休)は開館 |
観覧料 | 一般 1500円 学生 1200円 中学生以下 無料 ※障害者手帳提示者および同伴者は200円引き |
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