平田 尚也は、デジタルテクノロジーの進展により、身体そのものの仮想化が進み、アバターが一般化しつつある今日において、我々の身体性やアイデンティティを探求しています。VRSNS(ソーシャルVR)で使用されるアバターは、単なる「仮の姿」ではなく、意志によって選択された個性や思考を反映し、精神の本来の形を現す「映し鏡」でもあります。人格を認めざるを得ないような高度なAIが誕生した未来では、アバターの正体は、人間であるのか、AIであるのか? 本展覧会では、「身体という表面に宿る魂の在りか」を探る考察を試みます。
1991年 長野県生まれ
2014年 武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒業
埼玉県在住
主な活動
2024年 「Moonlit night horn」Satoko Oe Contemporary、東京
2021年 「さかしま」Satoko Oe Contemporary、東京
アーティストからのコメント
資生堂ギャラリーで開催される展覧会の歴史の一部となれることを、大変光栄に思います。今、人々が世界を見つめる視線は、新たなテクノロジーの登場によって、急激にではなく、徐々に、無意識のうちに変化していっていると感じています。テクノロジーが変われば、身体の使い方も変わります。身体の使い方が変われば、それに伴い精神も自然と変わっていきます。私自身、それを身をもって感じている一人です。 私たちの精神は今、どのような形をしているのでしょうか。そんなことを考えながら、自分の表現に向き合っていきたいと思います。
第18回 shiseido art egg
会期: 大東 忍 展 :2025年3月 5日(水)- 4月 6日(日)
すずえり(鈴木 英倫子) 展 :2025年4月16日(水)- 5月18日(日)
平田 尚也 展 :2025年5月28日(水)- 6月29日(日)
資生堂ギャラリーでは、2025年 3月 5 日(水)~6 月 29(日)の期間、第18回「shiseido art egg(シセイドウアートエッグ)」に入選した、大東 忍(だいとう しのぶ)、すずえり(鈴木 英倫子)、平田 尚也(ひらた なおや)の3名の個展を開催します。
「shiseido art egg」とは
「shiseido art egg」は、資生堂が新進アーティストを応援する公募プログラムで、人びとの感性と多様な価値観を刺激し、新たな美の可能性を押し広げるアーティストに個展開催の機会を提供するものです。2006 年にスタートして以来、延べ 51名(組)の入選アーティストが個展を開催、その後も活躍の幅を広げています。
第 18 回の選考アーティストと見どころ
第18回目となる今年は、応募総数291件の中から、大東 忍、すずえり、平田 尚也の3名を選考。独自の視点で今日の世界を見つめ、時代が抱える不安や困難に真摯に向き合い、そこから新しい価値観や美意識を表現しているかが審査のポイントとなりました。大東は自ら歩き、踊り、風景の中に残された人々の営みを読み解きながら、物語を描くことで風景の供養を試みます。すずえりはピアノや自作の回路を通信機器で接続し、その表象に物語性を見出しながら、通信と社会の関わりについて考察します。平田はデジタルテクノロジーにより身体そのものの仮想化が進む現在、アバターを通して我々の身体性やアイデンティティを探求します。
選ばれた3名は、資生堂ギャラリーキュレーターのサポートのもと作品テーマや表現を深めながら制作に取り組み、それぞれが一つの個展としてまとめ上げ、第1期(大東)、第2期(すずえり)、第3期(平田)と続いて発表します。社会のさまざまな変化と向き合いながら、私たちの在り方を見つめ直した作品は、鑑賞者に新たな気づきをもたらすことでしょう。
「shiseido art egg賞」の審査員
3名の個展終了後には、新しい価値の創造を最も感じさせたアーティストに「shiseido art egg賞」が授与されます。本年の審査は、今日のクリエイティブシーンで活躍する永山 祐子(建築家)、星野 太(美学者)、村山 悟郎(美術家)の3氏を迎えて実施します。
1991年 長野県生まれ
2014年 武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒業
埼玉県在住
主な活動
2024年 「Moonlit night horn」Satoko Oe Contemporary、東京
2021年 「さかしま」Satoko Oe Contemporary、東京
アーティストからのコメント
資生堂ギャラリーで開催される展覧会の歴史の一部となれることを、大変光栄に思います。今、人々が世界を見つめる視線は、新たなテクノロジーの登場によって、急激にではなく、徐々に、無意識のうちに変化していっていると感じています。テクノロジーが変われば、身体の使い方も変わります。身体の使い方が変われば、それに伴い精神も自然と変わっていきます。私自身、それを身をもって感じている一人です。 私たちの精神は今、どのような形をしているのでしょうか。そんなことを考えながら、自分の表現に向き合っていきたいと思います。
第18回 shiseido art egg
会期: 大東 忍 展 :2025年3月 5日(水)- 4月 6日(日)
すずえり(鈴木 英倫子) 展 :2025年4月16日(水)- 5月18日(日)
平田 尚也 展 :2025年5月28日(水)- 6月29日(日)
資生堂ギャラリーでは、2025年 3月 5 日(水)~6 月 29(日)の期間、第18回「shiseido art egg(シセイドウアートエッグ)」に入選した、大東 忍(だいとう しのぶ)、すずえり(鈴木 英倫子)、平田 尚也(ひらた なおや)の3名の個展を開催します。
「shiseido art egg」とは
「shiseido art egg」は、資生堂が新進アーティストを応援する公募プログラムで、人びとの感性と多様な価値観を刺激し、新たな美の可能性を押し広げるアーティストに個展開催の機会を提供するものです。2006 年にスタートして以来、延べ 51名(組)の入選アーティストが個展を開催、その後も活躍の幅を広げています。
第 18 回の選考アーティストと見どころ
第18回目となる今年は、応募総数291件の中から、大東 忍、すずえり、平田 尚也の3名を選考。独自の視点で今日の世界を見つめ、時代が抱える不安や困難に真摯に向き合い、そこから新しい価値観や美意識を表現しているかが審査のポイントとなりました。大東は自ら歩き、踊り、風景の中に残された人々の営みを読み解きながら、物語を描くことで風景の供養を試みます。すずえりはピアノや自作の回路を通信機器で接続し、その表象に物語性を見出しながら、通信と社会の関わりについて考察します。平田はデジタルテクノロジーにより身体そのものの仮想化が進む現在、アバターを通して我々の身体性やアイデンティティを探求します。
選ばれた3名は、資生堂ギャラリーキュレーターのサポートのもと作品テーマや表現を深めながら制作に取り組み、それぞれが一つの個展としてまとめ上げ、第1期(大東)、第2期(すずえり)、第3期(平田)と続いて発表します。社会のさまざまな変化と向き合いながら、私たちの在り方を見つめ直した作品は、鑑賞者に新たな気づきをもたらすことでしょう。
「shiseido art egg賞」の審査員
3名の個展終了後には、新しい価値の創造を最も感じさせたアーティストに「shiseido art egg賞」が授与されます。本年の審査は、今日のクリエイティブシーンで活躍する永山 祐子(建築家)、星野 太(美学者)、村山 悟郎(美術家)の3氏を迎えて実施します。
作家・出演者 | 平田尚也 |
会場 | 資生堂ギャラリー (Shiseido Gallery) |
住所 | 104-0061 東京都中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル B1F |
アクセス | 銀座駅(東京メトロ銀座線, 日比谷線, 丸ノ内線)A2出口 徒歩4分 新橋駅(東京メトロ銀座線, 都営浅草線)1番出口 徒歩4分 新橋駅(JR)銀座口 徒歩5分 |
会期 | 2025/05/28(水) - 06/29(日) |
時間 | 平日 11:00-19:00 日曜日・祝日 11:00-18:00 |
休み | 月曜日 |
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