すずえりは、ピアノや自作の電子回路などを連動させた装置を用いてインスタレーションや即興演奏を手がけ、音やそれを媒介する通信技術の表象に物語性を見出そうとします。Wi-FiやGPSなど現代に欠かせない通信技術の礎を開発したのは、発明家でもあったハリウッド女優ヘディ・ラマー(1914-2000)と言われます。本展では、移民でもある彼女の波乱の生涯に焦点を当て、ピアノや電球を通信機器と接続したインスタレーションなどを展開し、通信と社会の関わりについて考えます。
神奈川県生まれ
武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業
2007年 岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー[IAMAS]卒業
2024年 東京大学大学院情報学環・学際情報学府先端表現情報学コース在籍
東京都在住
主な活動
2024年 「mœrs festival 2024」メールス、ドイツ
2024年 「OPENSITE 8 移動について」トーキョーアーツアンドスペース本郷、東京
2023年 「The Process」Harvestworks、ニューヨーク
アーティストHP : https://suzueri.org/
アーティストからのコメント
これまで、自作装置を使った演奏活動を主に行ってきました。作った装置と発する音が持つナラティブについて、その先のことを考えたく応募し、今回選んでいただいたことを感謝しています。少し悩んだのですが、生まれ年と最初に卒業した大学の卒業年について、ここでは公開しないことにしました。年齢やジェンダー、キャリアを問わず評価していただける場を、今の日本で持てたこと、その懐の広さをとてもうれしく思います。今から緊張していますが、よい展示空間を作れるよう頑張ります。
第18回 shiseido art egg
会期: 大東 忍 展 :2025年3月 5日(水)- 4月 6日(日)
すずえり(鈴木 英倫子) 展 :2025年4月16日(水)- 5月18日(日)
平田 尚也 展 :2025年5月28日(水)- 6月29日(日)
資生堂ギャラリーでは、2025年 3月 5 日(水)~6 月 29(日)の期間、第18回「shiseido art egg(シセイドウアートエッグ)」に入選した、大東 忍(だいとう しのぶ)、すずえり(鈴木 英倫子)、平田 尚也(ひらた なおや)の3名の個展を開催します。
「shiseido art egg」とは
「shiseido art egg」は、資生堂が新進アーティストを応援する公募プログラムで、人びとの感性と多様な価値観を刺激し、新たな美の可能性を押し広げるアーティストに個展開催の機会を提供するものです。2006 年にスタートして以来、延べ 51名(組)の入選アーティストが個展を開催、その後も活躍の幅を広げています。
第 18 回の選考アーティストと見どころ
第18回目となる今年は、応募総数291件の中から、大東 忍、すずえり、平田 尚也の3名を選考。独自の視点で今日の世界を見つめ、時代が抱える不安や困難に真摯に向き合い、そこから新しい価値観や美意識を表現しているかが審査のポイントとなりました。大東は自ら歩き、踊り、風景の中に残された人々の営みを読み解きながら、物語を描くことで風景の供養を試みます。すずえりはピアノや自作の回路を通信機器で接続し、その表象に物語性を見出しながら、通信と社会の関わりについて考察します。平田はデジタルテクノロジーにより身体そのものの仮想化が進む現在、アバターを通して我々の身体性やアイデンティティを探求します。
選ばれた3名は、資生堂ギャラリーキュレーターのサポートのもと作品テーマや表現を深めながら制作に取り組み、それぞれが一つの個展としてまとめ上げ、第1期(大東)、第2期(すずえり)、第3期(平田)と続いて発表します。社会のさまざまな変化と向き合いながら、私たちの在り方を見つめ直した作品は、鑑賞者に新たな気づきをもたらすことでしょう。
「shiseido art egg賞」の審査員
3名の個展終了後には、新しい価値の創造を最も感じさせたアーティストに「shiseido art egg賞」が授与されます。本年の審査は、今日のクリエイティブシーンで活躍する永山 祐子(建築家)、星野 太(美学者)、村山 悟郎(美術家)の3氏を迎えて実施します。
神奈川県生まれ
武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業
2007年 岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー[IAMAS]卒業
2024年 東京大学大学院情報学環・学際情報学府先端表現情報学コース在籍
東京都在住
主な活動
2024年 「mœrs festival 2024」メールス、ドイツ
2024年 「OPENSITE 8 移動について」トーキョーアーツアンドスペース本郷、東京
2023年 「The Process」Harvestworks、ニューヨーク
アーティストHP : https://suzueri.org/
アーティストからのコメント
これまで、自作装置を使った演奏活動を主に行ってきました。作った装置と発する音が持つナラティブについて、その先のことを考えたく応募し、今回選んでいただいたことを感謝しています。少し悩んだのですが、生まれ年と最初に卒業した大学の卒業年について、ここでは公開しないことにしました。年齢やジェンダー、キャリアを問わず評価していただける場を、今の日本で持てたこと、その懐の広さをとてもうれしく思います。今から緊張していますが、よい展示空間を作れるよう頑張ります。
第18回 shiseido art egg
会期: 大東 忍 展 :2025年3月 5日(水)- 4月 6日(日)
すずえり(鈴木 英倫子) 展 :2025年4月16日(水)- 5月18日(日)
平田 尚也 展 :2025年5月28日(水)- 6月29日(日)
資生堂ギャラリーでは、2025年 3月 5 日(水)~6 月 29(日)の期間、第18回「shiseido art egg(シセイドウアートエッグ)」に入選した、大東 忍(だいとう しのぶ)、すずえり(鈴木 英倫子)、平田 尚也(ひらた なおや)の3名の個展を開催します。
「shiseido art egg」とは
「shiseido art egg」は、資生堂が新進アーティストを応援する公募プログラムで、人びとの感性と多様な価値観を刺激し、新たな美の可能性を押し広げるアーティストに個展開催の機会を提供するものです。2006 年にスタートして以来、延べ 51名(組)の入選アーティストが個展を開催、その後も活躍の幅を広げています。
第 18 回の選考アーティストと見どころ
第18回目となる今年は、応募総数291件の中から、大東 忍、すずえり、平田 尚也の3名を選考。独自の視点で今日の世界を見つめ、時代が抱える不安や困難に真摯に向き合い、そこから新しい価値観や美意識を表現しているかが審査のポイントとなりました。大東は自ら歩き、踊り、風景の中に残された人々の営みを読み解きながら、物語を描くことで風景の供養を試みます。すずえりはピアノや自作の回路を通信機器で接続し、その表象に物語性を見出しながら、通信と社会の関わりについて考察します。平田はデジタルテクノロジーにより身体そのものの仮想化が進む現在、アバターを通して我々の身体性やアイデンティティを探求します。
選ばれた3名は、資生堂ギャラリーキュレーターのサポートのもと作品テーマや表現を深めながら制作に取り組み、それぞれが一つの個展としてまとめ上げ、第1期(大東)、第2期(すずえり)、第3期(平田)と続いて発表します。社会のさまざまな変化と向き合いながら、私たちの在り方を見つめ直した作品は、鑑賞者に新たな気づきをもたらすことでしょう。
「shiseido art egg賞」の審査員
3名の個展終了後には、新しい価値の創造を最も感じさせたアーティストに「shiseido art egg賞」が授与されます。本年の審査は、今日のクリエイティブシーンで活躍する永山 祐子(建築家)、星野 太(美学者)、村山 悟郎(美術家)の3氏を迎えて実施します。
作家・出演者 | すずえり(鈴木英倫子) |
会場 | 資生堂ギャラリー (Shiseido Gallery) |
住所 | 104-0061 東京都中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル B1F |
アクセス | 銀座駅(東京メトロ銀座線, 日比谷線, 丸ノ内線)A2出口 徒歩4分 新橋駅(東京メトロ銀座線, 都営浅草線)1番出口 徒歩4分 新橋駅(JR)銀座口 徒歩5分 |
会期 | 2025/04/16(水) - 05/18(日) |
時間 | 平日 11:00-19:00 日曜日・祝日 11:00-18:00 |
休み | 月曜日 |
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