「凱旋! 岡本太郎」展を開催いたします。
2022年から23年にかけて全国3都市、大阪・東京・愛知で行われた大規模巡回展から帰ってきた当館の岡本太郎コレクション。
展覧会にあわせた関連番組も話題となり、あらためて、子どもから大人まで幅広い世代から関心を集めるなかで、ご当地川崎への「凱旋」展覧会となります。
岡本太郎は、漫画家・岡本一平と小説家・岡本かの子を両親に生まれ、絵を志したパリ留学で、現地の抽象芸術グループで前衛芸術家や思想家と交流を深めます。美術のみならず、パリ大学で哲学や民族学を学んだこともその後の岡本の思想の軸を形づくるものでした。意に反した戦争への従軍を経て、敗戦後の日本で制作活動を再開しますが、画家としての枠をはるかに超えて、壁画やモニュメントの制作をはじめ、さまざまな芸術運動への参加、デザインや建築への関わり、日本各地への取材と撮影、多くの著作とメディア出演といった八面六臂の活動で、ひろく多面的な足跡を残しました。中でも岡本太郎の代名詞というべき「太陽の塔」は、1970年の大阪万博のテーマ館という役割に留まらず、日本の高度成長期の時代の象徴であると同時に、今なお時を越えて親しまれるアイコンでもあります。
本展ではあらためて岡本太郎の魅力を、常設と企画の両方の展示スペースをもちいて、全館でたっぷりお披露目いたします。人気の代表作はもちろんのこと、家具やグッズ等のインダストリアルデザイン、制作過程を裏打ちするドローイング、岡本の民族学的視点が際立つ写真など、これまで未公開だった資料も含めて展示いたします。また夏休みにあわせて、子ども向けワークシートの配布や展示室でのスケッチも楽しんでいただけます。
ぜひ岡本太郎の面白さと奥深さをご体感ください。
みどころ
●人気の代表作《森の掟》や《重工業》をはじめ、絵画、彫刻、インダストリアルデザイン、ドローイングや写真まで、当館の岡本太郎コレクションを常設・企画の両展示室を使って幅広くご紹介します。
●これまで未公開だった岡本太郎の写真関係資料から、撮影当時に制作された紙焼き(ヴィンテージプリント)を初公開します。1950年代に岡本が数多く撮影取材した日本の庭園に関する資料の一部を、初めてお披露目いたします。
●夏休みにあわせて、子ども向けのワークシート「ミることは創ること」を配布します。また展示室内でもスケッチができるコーナーを設け、鑑賞するだけでなく描くことで岡本太郎を体感する展示となります。
●夏休み期間の8月31日まで、美術館1階無料スペースにて、展示イベント「超凱旋!タローマン」(主催:NHK横浜放送局、川崎市)が併催されます。TAROMANに登場する当館の作品はすべて展示予定ですので、展覧会とあわせてお楽しみください。当館ガイダンスホールにて関連上映も予定しています。
展示構成
1.パリ時代
2.戦後の前衛として
3.画壇のアヴァンギャルド
4.日本再発見──伝統と創造
5.今日の芸術──建築・デザインとの協同
6.明日の神話と太陽の塔
7.眼の宇宙
8.見ることから描くことへ
主催:川崎市岡本太郎美術館
協賛:株式会社堀内カラー
2022年から23年にかけて全国3都市、大阪・東京・愛知で行われた大規模巡回展から帰ってきた当館の岡本太郎コレクション。
展覧会にあわせた関連番組も話題となり、あらためて、子どもから大人まで幅広い世代から関心を集めるなかで、ご当地川崎への「凱旋」展覧会となります。
岡本太郎は、漫画家・岡本一平と小説家・岡本かの子を両親に生まれ、絵を志したパリ留学で、現地の抽象芸術グループで前衛芸術家や思想家と交流を深めます。美術のみならず、パリ大学で哲学や民族学を学んだこともその後の岡本の思想の軸を形づくるものでした。意に反した戦争への従軍を経て、敗戦後の日本で制作活動を再開しますが、画家としての枠をはるかに超えて、壁画やモニュメントの制作をはじめ、さまざまな芸術運動への参加、デザインや建築への関わり、日本各地への取材と撮影、多くの著作とメディア出演といった八面六臂の活動で、ひろく多面的な足跡を残しました。中でも岡本太郎の代名詞というべき「太陽の塔」は、1970年の大阪万博のテーマ館という役割に留まらず、日本の高度成長期の時代の象徴であると同時に、今なお時を越えて親しまれるアイコンでもあります。
本展ではあらためて岡本太郎の魅力を、常設と企画の両方の展示スペースをもちいて、全館でたっぷりお披露目いたします。人気の代表作はもちろんのこと、家具やグッズ等のインダストリアルデザイン、制作過程を裏打ちするドローイング、岡本の民族学的視点が際立つ写真など、これまで未公開だった資料も含めて展示いたします。また夏休みにあわせて、子ども向けワークシートの配布や展示室でのスケッチも楽しんでいただけます。
ぜひ岡本太郎の面白さと奥深さをご体感ください。
みどころ
●人気の代表作《森の掟》や《重工業》をはじめ、絵画、彫刻、インダストリアルデザイン、ドローイングや写真まで、当館の岡本太郎コレクションを常設・企画の両展示室を使って幅広くご紹介します。
●これまで未公開だった岡本太郎の写真関係資料から、撮影当時に制作された紙焼き(ヴィンテージプリント)を初公開します。1950年代に岡本が数多く撮影取材した日本の庭園に関する資料の一部を、初めてお披露目いたします。
●夏休みにあわせて、子ども向けのワークシート「ミることは創ること」を配布します。また展示室内でもスケッチができるコーナーを設け、鑑賞するだけでなく描くことで岡本太郎を体感する展示となります。
●夏休み期間の8月31日まで、美術館1階無料スペースにて、展示イベント「超凱旋!タローマン」(主催:NHK横浜放送局、川崎市)が併催されます。TAROMANに登場する当館の作品はすべて展示予定ですので、展覧会とあわせてお楽しみください。当館ガイダンスホールにて関連上映も予定しています。
展示構成
1.パリ時代
2.戦後の前衛として
3.画壇のアヴァンギャルド
4.日本再発見──伝統と創造
5.今日の芸術──建築・デザインとの協同
6.明日の神話と太陽の塔
7.眼の宇宙
8.見ることから描くことへ
主催:川崎市岡本太郎美術館
協賛:株式会社堀内カラー
作家・出演者 | 岡本太郎 |
会場 | 川崎市岡本太郎美術館 (Taro Okamoto Museum of Art, Kawasaki, 가와사키시 오카모토타로 미술관, 川崎市冈本太郎美术馆) |
住所 | 214-0032 神奈川県川崎市多摩区枡形7-1-5 生田緑地内 |
アクセス | 向ヶ丘遊園駅(小田急線)南口 徒歩17分 登戸駅(JR南武線) 徒歩30分 |
会期 | 2023/07/08(土) - 10/01(日) |
時間 | 9:30-17:00 ※入館は16:30まで |
休み | 月曜日(7月17日、9月18日を除く)、7月18日(火)、9月19日(火) |
観覧料 | 一般 800円 高・大学生・65 歳以上 600円 中学生以下 無料 |
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