全て七宝、転写シート、銅 2026s+arts (スプラスアーツ)より、山口ひかり 個展「PLAY」の開 催をお知らせいたします。
山口ひかりは、主に銅板と七宝の偶然的な着色反応に着目して制作しています。薄い銅板をキャンバスとし、自然と表れる線や点のドローイングを七宝で描きます。銅板を酸化・還元させることによって得られる自然な色味と七宝による鮮やかな色彩に無限の可能性を感じているという山口の作品は、銅と七宝という存在感のある素材を用いながらも、どことなく愛らしい印象を観る者に与えます。自由な発想と素材、技術が混じり合い、独特の存在感を放つ彼女の作品は、発表を重ねる毎に人々を魅了し、注目を集めています。
幼少期から新体操選手として活躍し、身体表現を行ってきたという山口は、大学で金工に出会い、中でも七宝の色彩に魅了され、それ以降、自身の身体性と感性をもって金属作品を制作しています。作品に描かれた点や線、色には意味合いを込めず、自身の体と心が求める動きで好きなように描くことは、彼女にとって子供の頃の直感力を思い出させてくれる、制作の核となる姿勢だと言えるでしょう。
「初めて触った金属は硬く、私にとって扱いづらい素材でした。しかし0.3mmの薄い銅板を使うことで、ハンマーなどの道具を使うこと無く、素手で造形することができるようになりました。そうしてできた金属製のキャンバスに無意識的に現れる線や点のドローイングを七宝で描いていきます。これらはまるで、子供の頃にした折り紙や、画用紙に描く落書きと変わらない、自由なものでした。私は、子供の頃見るもの全てに感じた驚きと感動、あらゆるものへの直感力を失いたくないと思っています。私にとって手でものを作ることは、それらのことを思い出させてくれます。」--- 山口ひかり
本来、七宝の釉薬は、色の濁りを防ぐために不純物を取り除きますが、彼女はその濁りを魅力として活かし、焼成時に釉薬が乗っていない銅に発生する黒色の酸化膜も作品の強みとして捉え制作しています。これらの偶発的な要素を取り入れながら模様や色味を決め、数回に分けて焼成します。今回は、薄い銅板だけでなく1mmの銅板をプラズマカッターで絵を描くように切り抜いたり、転写シートで切り抜いた形を焼き付けたり、立体や平面問わず、出てきた形を組み合わせたりしながら、展示タイトルにもあるように、より自由に“PLAY”した作品を発表いたします。
ありふれた情報や数え切れないほどの人工建造物の中で生きる私達は、子供の頃、見るもの全てに感じた驚きと感動、満ち溢れていた好奇心、あらゆるものへの直感力を失いつつあると彼女は考えます。現代の情報社会における、様々な技術の向上により暮らしが豊かになる一方で、鈍っていく我々の本来の感覚や直感力の大切さに気付くきっかけとなる作品を目指しています。楽しげでありながらも凛とした印象で、洗練された美しさを内包する山口ひかりの新作群を、是非ご高覧ください。
山口ひかりは、主に銅板と七宝の偶然的な着色反応に着目して制作しています。薄い銅板をキャンバスとし、自然と表れる線や点のドローイングを七宝で描きます。銅板を酸化・還元させることによって得られる自然な色味と七宝による鮮やかな色彩に無限の可能性を感じているという山口の作品は、銅と七宝という存在感のある素材を用いながらも、どことなく愛らしい印象を観る者に与えます。自由な発想と素材、技術が混じり合い、独特の存在感を放つ彼女の作品は、発表を重ねる毎に人々を魅了し、注目を集めています。
幼少期から新体操選手として活躍し、身体表現を行ってきたという山口は、大学で金工に出会い、中でも七宝の色彩に魅了され、それ以降、自身の身体性と感性をもって金属作品を制作しています。作品に描かれた点や線、色には意味合いを込めず、自身の体と心が求める動きで好きなように描くことは、彼女にとって子供の頃の直感力を思い出させてくれる、制作の核となる姿勢だと言えるでしょう。
「初めて触った金属は硬く、私にとって扱いづらい素材でした。しかし0.3mmの薄い銅板を使うことで、ハンマーなどの道具を使うこと無く、素手で造形することができるようになりました。そうしてできた金属製のキャンバスに無意識的に現れる線や点のドローイングを七宝で描いていきます。これらはまるで、子供の頃にした折り紙や、画用紙に描く落書きと変わらない、自由なものでした。私は、子供の頃見るもの全てに感じた驚きと感動、あらゆるものへの直感力を失いたくないと思っています。私にとって手でものを作ることは、それらのことを思い出させてくれます。」--- 山口ひかり
本来、七宝の釉薬は、色の濁りを防ぐために不純物を取り除きますが、彼女はその濁りを魅力として活かし、焼成時に釉薬が乗っていない銅に発生する黒色の酸化膜も作品の強みとして捉え制作しています。これらの偶発的な要素を取り入れながら模様や色味を決め、数回に分けて焼成します。今回は、薄い銅板だけでなく1mmの銅板をプラズマカッターで絵を描くように切り抜いたり、転写シートで切り抜いた形を焼き付けたり、立体や平面問わず、出てきた形を組み合わせたりしながら、展示タイトルにもあるように、より自由に“PLAY”した作品を発表いたします。
ありふれた情報や数え切れないほどの人工建造物の中で生きる私達は、子供の頃、見るもの全てに感じた驚きと感動、満ち溢れていた好奇心、あらゆるものへの直感力を失いつつあると彼女は考えます。現代の情報社会における、様々な技術の向上により暮らしが豊かになる一方で、鈍っていく我々の本来の感覚や直感力の大切さに気付くきっかけとなる作品を目指しています。楽しげでありながらも凛とした印象で、洗練された美しさを内包する山口ひかりの新作群を、是非ご高覧ください。
| 作家・出演者 | 山口ひかり |
| 会場 | s+arts (スプラスアーツ) |
| 住所 | 106-0032 東京都港区六本木7-6-5 六本木栄ビル 3F住所をコピーするコピーしました |
| アクセス | 六本木駅(東京メトロ日比谷線)2番口 徒歩8分 六本木駅(都営大江戸線)7番口 徒歩9分 乃木坂駅(東京メトロ千代田線, 小田急小田原線)6番口 徒歩9分 |
| 会期 | 2026/04/17(金) - 05/02(土) |
| 時間 | 12:00-19:00(最終日17:00まで) |
| 休み | 日曜日から火曜日 |
| SNS | |
| ウェブサイト |
