ゼバルト・ベーハム《二人の道化》1541年頃、エングレーヴィング西洋の版画には、見る者の笑いを誘う存在がたびたび描かれてきました。ロバの耳と鈴がついた頭巾をかぶる阿呆者、間抜けで滑稽な言動で耳目を集める演劇のキャラクター、サーカスをはじめとした見世物芸人たちが、その典型です。
人間の愚行を誇張することで、笑いに風刺を効かせたり、戯言や軽業で笑声や歓声を起こしたりすることで、道化たちは人々の生活に刺激を与えてきたのです。
また道化は、愚かさを自覚しているからこそ賢い、すなわち賢き愚者とも見なされていました。さらに十九世紀になると、嘲笑と喝采を浴びる表の顔に隠された一人の人間としての姿にスポットがあてられはじめます。ここにキリストにも似た一種の聖性を看取した芸術家もいました。
本展では、道化/愚者の面白可笑しい姿だけでなく、悲哀を帯びた表情を見せる作品も紹介します。愚かでもあり、賢しくもあり、哀しくもある――人間のあいまいで俗っぽい側面をことさらに映しだしてきたからこそ、却って聖なるものにもなりえてきた道化は、今を生きる私たちの鏡ともなりうるのではないでしょうか。
人間の愚行を誇張することで、笑いに風刺を効かせたり、戯言や軽業で笑声や歓声を起こしたりすることで、道化たちは人々の生活に刺激を与えてきたのです。
また道化は、愚かさを自覚しているからこそ賢い、すなわち賢き愚者とも見なされていました。さらに十九世紀になると、嘲笑と喝采を浴びる表の顔に隠された一人の人間としての姿にスポットがあてられはじめます。ここにキリストにも似た一種の聖性を看取した芸術家もいました。
本展では、道化/愚者の面白可笑しい姿だけでなく、悲哀を帯びた表情を見せる作品も紹介します。愚かでもあり、賢しくもあり、哀しくもある――人間のあいまいで俗っぽい側面をことさらに映しだしてきたからこそ、却って聖なるものにもなりえてきた道化は、今を生きる私たちの鏡ともなりうるのではないでしょうか。
| 作家・出演者 | ゼバルト・ベーハム, テオドール・デ・ブリー, ジャック・カロ, ヴェンツェスラウス・ホラー, ヨハン・ルドルフ・シェレンベルク, シャルル=メルシオール・デクルティ, フランシスコ・ゴヤ, トーマス・ローランドソン, レオン・マリ・コンスタン・ダンサエール, アンリ・パトリス・ディヨン, ジョルジュ・ルオー, フェルナン・レジェ, パブロ・ピカソ, マックス・ベックマン, マルク・シャガール |
| 会場 | 町田市立国際版画美術館 (Machida City Museum of Graphic Arts) |
| 住所 | 194-0013 東京都町田市原町田4-28-1住所をコピーするコピーしました |
| アクセス | 町田駅(JR横浜線)ターミナル口 徒歩12分 町田駅(小田急線)東口 徒歩15分 町田駅(JR横浜線)北口 徒歩15分 |
| 会期 | 2026/03/27(金) - 06/14(日) |
| 時間 | 平日 10:00-17:00 土曜日、日曜日、祝日 10:00-17:30 ※入場は閉館30分前まで |
| 休み | 月曜日、5月7日(木) ※ただし、5月4日(月・祝)は開館 |
| 観覧料 | 入場無料 |
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