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千葉大二郎個展「メコニウムV」

eitoeiko

2023/05/06(土) - 27(土)

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皆様お世話になっております。eitoeikoでは5月6日より5月27日まで千葉大二郎個展「メコニウムV」を開催いたします。本展は「期待される人間像」(2019)、「Hassuism」(2020)に連なる弊廊3度目の個展となります。 千葉が近年提唱するハスイズムは、水を弾く現象や行為に思想を重ね、撥ねた水滴や水面に寄り添い、抗いながらも行動を共にする姿を様々に解釈、展開し、パフォーマンスや絵画、立体作品として提示してきました。 本展はその延長として、新生児が出生後に初めて排泄する胎便(メコニウム:meconium)をテーマに据えて実践的、歴史的な側面からその思想の伝達を試みます。
胎便を人類史に換装するならば、私たちの時代、現代の水爆実験は、人工的な放射性物質を主成分とする地球規模の大脱糞といえるでしょう。排泄という惨禍です。 かくして人類は不浄を水で流しつづけることとなりましたが、その不浄と清浄をニーチェのいう『善悪の彼岸』から観測すれば、浄化の水と汚水は反転します。汚水にまみれた人間は不浄に対する嫌悪があまりに強いと、自らを清めることすら控えかねないのです。 「メコニウム・ファイブ」は土砂降りの人類史に身を委ねないための展覧会となります。皆様のご高覧をお待ちしております。

千葉大二郎
1992年奄美大島生まれ。2014年多摩美術大学美術学部日本画専攻卒業。2016年東京藝術大学大学院修了。アートユニット「硬軟」としてパフォーマンスを中心に多岐にわたるメディアで活動する傍ら、千葉名義でハスイズムを中心に手掛ける。 近年の主な参加展覧会に絵画たらしめる(アキバタマビ21 2019)、期待される人間像(個展 eitoeiko 2019)、Hassuism(個展 eitoeiko 2020)、映えることができない(東京都美術館 2021)、のけもの(3331アーツ千代田 2021)、 水族館劇場の向こうがわ(eitoeiko 2021)、META2023(神奈川県民ホールギャラリー 2023)など。

出典

作家・出演者千葉大二郎
会場eitoeikoえいとえいこ
住所
162-0805
東京都新宿区矢来町32-2
アクセス
神楽坂駅(東京メトロ東西線) 徒歩5分
牛込神楽坂駅(都営地下鉄大江戸線) 徒歩10分
江戸川橋駅(東京メトロ有楽町線) 徒歩12分
会期2023/05/06(土) - 27(土)
時間12:00-19:00
休み日、月曜日
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