
鈴木星亜 | Seia SUZUKI 《Scale_25_08》2025年, キャンバスにアクリル絵の具, 33.3 x 33.3 cm
鈴木星亜のペインティングは、記憶を拠り所とした心象の景色である。作品の題材は、実在の場所であるが、カメラでその風景を撮影することはない。簡単なメモ書き(テキスト)によって、その風景を「記録」する。風景を写真に収めるとき、当然ながら、画角で構図が決められる。鈴木星亜は、風景を「フレーム」に嵌め込むことを、意図的に避けている。自らの記憶の断片を可視化するために、その景色は現実世界から離れ、不完全に変容していく。キャンバスに構図の下書きをすることなく、イメージを押し込むように描き進めており、その結果として、全体に歪みのある、圧縮されたような画面が生まれる。まるで魚眼レンズを通して視た世界のようだ。
新作はすべてスクエア(正方形)の支持体に描かれた。支持体を回転させて描くことによって、イメージが反転する。本来そこにあるべき地平線は消失し、天地の感覚や重力から脱却している。そして、《Scale》というタイトルが示すとおり、描かれた対象(樹木や家など)が、極端に縮小されることにより、現実世界との乖離がいっそう深められる。鈴木星亜の描き出す、見たことのない風景は、観るものを遠くにいざなっていく。
鈴木星亜 | Seia SUZUKI
1986 年東京都生まれ。2012 年多摩美術大学大学院美術研究科博士前期(修士)課程絵画専攻油画研究領域修了。
実際の風景を文章で書きとめ、それをもとに絵を描くという手法で制作し、ものを見て、描くという絵画のプロセスの中で何がおこっているのかを探求している。
2012 年 VOCA 賞受賞。
新作はすべてスクエア(正方形)の支持体に描かれた。支持体を回転させて描くことによって、イメージが反転する。本来そこにあるべき地平線は消失し、天地の感覚や重力から脱却している。そして、《Scale》というタイトルが示すとおり、描かれた対象(樹木や家など)が、極端に縮小されることにより、現実世界との乖離がいっそう深められる。鈴木星亜の描き出す、見たことのない風景は、観るものを遠くにいざなっていく。
鈴木星亜 | Seia SUZUKI
1986 年東京都生まれ。2012 年多摩美術大学大学院美術研究科博士前期(修士)課程絵画専攻油画研究領域修了。
実際の風景を文章で書きとめ、それをもとに絵を描くという手法で制作し、ものを見て、描くという絵画のプロセスの中で何がおこっているのかを探求している。
2012 年 VOCA 賞受賞。
| 作家・出演者 | 鈴木星亜 |
| 会場 | Maki Fine Arts (マキファインアーツ) |
| 住所 | 162-0808 東京都新宿区天神町77-5 ラスティックビル B101住所をコピーするコピーしました |
| アクセス | 神楽坂駅(東京メトロ東西線)2番出口 徒歩5分 江戸川橋駅(東京メトロ有楽町線)2番出口 徒歩7分 |
| 会期 | 2025/10/22(水) - 11/09(日) |
| 時間 | 12:00-19:00 ※日曜日は17:00閉廊 |
| 休み | 月曜日、火曜日 |
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