永畑智大「見開きのスカルプチャ〜2 〜なんで なんで?絵画の神秘はフキダシのなかに!〜」
Art Center Ongoing
2025/10/22(水) - 11/09(日)
このイベントはは休みです。
※詳細・最新情報はイベントの公式サイトをご確認ください。

この度Art Center Ongoingでは、2020年以来5度目となる永畑智大による個展「見開きのスカルプチャ~2~なんでなんで?絵画の神秘がフキダシの中に!~」を開催します。永畑は彫刻、漫画、絵画を軸に作品制作を行うアーティストで、本展覧会は今年5月に開催されたLOKO GALLERYでの個展「見開きのスカルプチャー 〜ねぇねぇ、“ちょうこく”のまほうってしってる?〜」の延長線上に位置付けられるものです。
彫刻を漫画に落とし込んだり、漫画を立体化したりと、「彫刻と漫画をドッキングする」というテーマは永畑の作品制作の根底にあり続けてきました。漫画の吹き出しを表現した彫刻作品では、パレットを模してつくられた吹き出しが絵画制作のプロセスを感じさせ、彫刻・漫画・絵画という異なる媒体が見事に織り合わされています。
永畑は2016年に第18回アックスマンガ新人賞・審査員特別賞を受賞して以来、「ファミリーレストラン」の名義のもと漫画家としても作品を発表しています。しばしば複数人で、大きさも巨大な彫刻作品を制作してきた永畑にとって、漫画は個人の中で完結する媒体として新しい表現をひらくきっかけとなり、彫刻作品を別の表現言語で補完する役割も果たしていると言います。
また、永畑は本という形態そのもの、そしてそれを展示室で見るという行為にも関心を持ってきました。「見開きのスカルプチャー」とはまさに、本を彫刻として提示する試みを指し示しているのです。本の中でも、雑誌のように文字や写真の混ざり合う形式に惹かれてきた永畑ですが、美術作品についても、実際に展示に赴くよりも画集などの本を通して鑑賞することが多く、自身でも空間に縛られない作品の見せ方として、本の形態を作品に取り入れるようになりました。そうした実践の一例として本展では、来場者自身がページをめくりながら鑑賞できる作品も展示します。背景には、作品と1対1でじっくりと向き合う時間を、固有の経験として持ち帰って欲しいとの思いがあります。
現在永畑自身が絵画教室という形で支援活動を行っている障がい者施設の入居者の一人との共同制作によって生まれた作品も、異なる表現の「ドッキング」の新たな試みとして読み取ることができます。障がいを持つ人々の描きだす表現は、従来語られがちな「衝動」といったエモーショナルな動機とは必ずしも直結しません。永畑は彼らの作品のもつ独特の雰囲気と、自らが一貫して追い求めてきた「うまく描こうと思わない良さ」との間に親和性を見出しました。当事者による表現の形がありのままに提示された本作品を通して、アール・ブリュットへの凝り固まったイメージは軽やかに更新されていきます。
「個々のバックグラウンドに応じて作品の見え方は変わるのだから、テーマは見る人それぞれに宿る」と語る永畑智大の描き出す作品世界。ぜひこの機会に、あなただけの体験として持ち帰っていただければ幸いです。
(Art Center Ongoing 西島由依)
会期中イベント
10月24日(金)19:00-
オープニングパーティー
参加費:1000円(入場料含む 軽食と1drink付き)
11月9日(日)15:00-
オンゴーイングスクール
参加費:1,000円(入場料含む お好きなケーキと1drink付き)
中高生にもわかる作家本人による展示作品解説)
彫刻を漫画に落とし込んだり、漫画を立体化したりと、「彫刻と漫画をドッキングする」というテーマは永畑の作品制作の根底にあり続けてきました。漫画の吹き出しを表現した彫刻作品では、パレットを模してつくられた吹き出しが絵画制作のプロセスを感じさせ、彫刻・漫画・絵画という異なる媒体が見事に織り合わされています。
永畑は2016年に第18回アックスマンガ新人賞・審査員特別賞を受賞して以来、「ファミリーレストラン」の名義のもと漫画家としても作品を発表しています。しばしば複数人で、大きさも巨大な彫刻作品を制作してきた永畑にとって、漫画は個人の中で完結する媒体として新しい表現をひらくきっかけとなり、彫刻作品を別の表現言語で補完する役割も果たしていると言います。
また、永畑は本という形態そのもの、そしてそれを展示室で見るという行為にも関心を持ってきました。「見開きのスカルプチャー」とはまさに、本を彫刻として提示する試みを指し示しているのです。本の中でも、雑誌のように文字や写真の混ざり合う形式に惹かれてきた永畑ですが、美術作品についても、実際に展示に赴くよりも画集などの本を通して鑑賞することが多く、自身でも空間に縛られない作品の見せ方として、本の形態を作品に取り入れるようになりました。そうした実践の一例として本展では、来場者自身がページをめくりながら鑑賞できる作品も展示します。背景には、作品と1対1でじっくりと向き合う時間を、固有の経験として持ち帰って欲しいとの思いがあります。
現在永畑自身が絵画教室という形で支援活動を行っている障がい者施設の入居者の一人との共同制作によって生まれた作品も、異なる表現の「ドッキング」の新たな試みとして読み取ることができます。障がいを持つ人々の描きだす表現は、従来語られがちな「衝動」といったエモーショナルな動機とは必ずしも直結しません。永畑は彼らの作品のもつ独特の雰囲気と、自らが一貫して追い求めてきた「うまく描こうと思わない良さ」との間に親和性を見出しました。当事者による表現の形がありのままに提示された本作品を通して、アール・ブリュットへの凝り固まったイメージは軽やかに更新されていきます。
「個々のバックグラウンドに応じて作品の見え方は変わるのだから、テーマは見る人それぞれに宿る」と語る永畑智大の描き出す作品世界。ぜひこの機会に、あなただけの体験として持ち帰っていただければ幸いです。
(Art Center Ongoing 西島由依)
会期中イベント
10月24日(金)19:00-
オープニングパーティー
参加費:1000円(入場料含む 軽食と1drink付き)
11月9日(日)15:00-
オンゴーイングスクール
参加費:1,000円(入場料含む お好きなケーキと1drink付き)
中高生にもわかる作家本人による展示作品解説)
| 作家・出演者 | 永畑智大 |
| 会場 | Art Center Ongoing (アートセンター・オンゴーイング) |
| 住所 | 180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町1-8-7住所をコピーするコピーしました |
| アクセス | 吉祥寺駅(JR中央本線, 総武本線, 京王井の頭線)北口 徒歩10分 |
| 会期 | 2025/10/22(水) - 11/09(日) |
| 時間 | 水曜日、木曜日 18:00-21:00 金曜日から日曜日 12:00‒21:00 |
| 休み | 月曜日、火曜日 |
| 観覧料 | 400円(セレクトティー付き) |
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