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村田峰紀「トータス」

Art Center Ongoing

2025/07/02(水) - 20(日)

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この度、Art Center Ongoingでは、村田峰紀(むらたみねき)による展覧会「トータス」を開催します。村田は、ドローイングやパフォーマンスを行うアーティストです。幼い頃から、自身の思いをうまく言葉にして他者に伝えることが苦手であったという村田は、複数の「かく」行為=書く、描く、掻く、欠くを軸に、22年もの間、独自の表現を続けてきました。
村田がOngoingで個展を行うのは今回で4回目となります。2014年に開催された展覧会「ネックライブ」では、箱の中に入り、社会の状況に対して手も足も出ない状態に置かれながら、もがき続ける様子をパフォーマンスで表現しました。一方で、本展覧会「トータス」では、胴体のみ箱に入った村田が、まるで亀のように、手も足も出せる状態でパフォーマンスを行います。
Ongoingで前回の個展を開催してから本展覧会までの間、様々な状況が変化したと村田は話します。Ongoingのギャラリーは改装が施され、社会に目を向ければ複数の国の間で戦争が起こり、互いを傷つけあう状況が続いている。そして、村田はプライベートで離婚を経験しました。
本展覧会は、相反しつつも密接する様々な事象をテーマに構成されています。たとえば、過去と現在、意識と無意識、結婚と離婚、非言語と言語、光と影、プライベートとアーティスト活動、存在と不在などです。
また、相反する要素は展示空間に限りません。本展覧会ではドローイングや立体など数多くの作品が展示されますが、その値段は作品によって大きく異なります。そこには、コマーシャルギャラリーとオルタナティブスペースという、ある種、相反する環境をどちらも行き来して活動する村田の背景が影響しています。
村田は、言葉について深く考える一方で、他者とのコミュニケーションの際に言葉をうまく扱えないことが多くあったと語ります。そういった性格はネガティブな側面がありつつも、村田のパフォーマンスのアイデンティティを確立していきました。
村田がこれまでに行ってきた「かく」ことにまつわるドローイングやパフォーマンスは、一見、作品ごとに似たような印象を受けるかもしれません。しかし、村田は、自分自身の言葉をぶつけるような意識で制作を行っています。ボールペンやクレヨンなどの身近な素材を用いて、その時々の自身や周囲を探りながら変化を遂げているのです。
本展覧会で行うパフォーマンスでは、どこまで自由に動けるのか村田自身もまだ分からないと言います。村田の現在地点の表現を、この機会にぜひご高覧ください。
(Art Center Ongoing 松岡はる)

出典

作家・出演者村田峰紀
会場Art Center Ongoingあーと せんたー おんごーいんぐ (アートセンター・オンゴーイング)
住所
180-0002
東京都武蔵野市吉祥寺東町1-8-7
アクセス
吉祥寺駅(JR中央本線, 総武本線, 京王井の頭線)北口 徒歩10分
会期2025/07/02(水) - 20(日)
時間12:00-21:00
※水曜日、木曜日、金曜日は16:00-18:00まで一時休憩
休み月曜日、火曜日
観覧料400円(セレクトティー付き)
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