世界的に評価されている書家、井上有一(1916-1985年)の没後40周年を記念する展覧会。芸術家であると同時に、長らく小中学校の教師として市井に生きた井上。彼は東京大空襲の経験者でもあります。その地面に置かれた紙にむかって力強い一字を書き放つ、雄渾な作品は広く知られています。
本展ではその創造の秘密に迫る一方で、彼の書が評価された戦後の時代状況にも光をあてます。すなわち、井上の書と戦後のグラフィックデザインとの並行関係を跡付ける、という試みです。70年代を境に、名だたるデザイナーが井上作品へのシンパシーを表明し、80年代以降、デザインや広告を経営戦略に取り入れた、いわゆるセゾン文化のなかで井上の書が積極的に紹介されてもきました。渋谷西武とパルコを擁するこの地は、井上の書とデザインの関係を考える絶好の場所と言えるでしょう。
本展ではその創造の秘密に迫る一方で、彼の書が評価された戦後の時代状況にも光をあてます。すなわち、井上の書と戦後のグラフィックデザインとの並行関係を跡付ける、という試みです。70年代を境に、名だたるデザイナーが井上作品へのシンパシーを表明し、80年代以降、デザインや広告を経営戦略に取り入れた、いわゆるセゾン文化のなかで井上の書が積極的に紹介されてもきました。渋谷西武とパルコを擁するこの地は、井上の書とデザインの関係を考える絶好の場所と言えるでしょう。
| 作家・出演者 | 井上有一 |
| 会場 | 渋谷区立松濤美術館 (The Shoto Museum of Art) |
| 住所 | 150-0046 東京都渋谷区松濤2-14-14 |
| アクセス | 神泉駅(京王井の頭線)西口 徒歩5分 渋谷駅(東京メトロ半蔵門線, 副都心線, 東急東横線, 田園都市線)A2出口 徒歩15分 渋谷駅(JR山手線, 埼京線, 湘南新宿ライン, 京王井の頭線, 東京メトロ銀座線)ハチ公口 徒歩17分 |
| 会期 | 2025/09/06(土) - 11/03(月) |
| 時間 | 10:00-18:00(金曜のみ20:00まで) ※入館はいずれも閉館30分前まで |
| 休み | 月曜日、9月16日(火)、9月24日(水)、10月14日(火) ※ただし、9月15日(月)、10月13日(月)、11月3日(月)は開館 |
| 観覧料 | 一般 1,000円 大学生 800円 高校生・60歳以上 500円 小中学生 100円 障がい者及び付添の方1名 無料 ※土・日曜日及び祝・休日は小中学生無料 ※毎週金曜日は渋谷区民無料 |
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