DIC川村記念美術館は1990年に千葉県佐倉市の緑豊かな北総台地に開館し、34年にわたり、移ろう季節とともに活動を続けてきました。梅や桜の花がほころぶ頃、館内の全ての展示室を用いてコレクション展示を行います。
「環境・建物・作品の3つの要素の調和」は、美術館の理想の姿として設立時に示されたものですが、時とともに「作品、建築、自然」の三要素として再定義され、今現在まで指針としてきました。企画展やイベントの新鮮な魅力と比べ、変化の少ないコレクション展示は、ともすると注目されにくいものですが、三要素の融合が最も純粋な形で現れる場として、当館では開館以来何よりも大切にしてきました。個々の作品の存在を受け止め、鑑賞する個人との語らいが生まれるよう細部まで熟慮された建築は、それぞれ全く異なる意匠を持つ11の展示室を基本として設計されました。島々のように連なる展示室は、光の零れる窓のある廊下で結ばれます。屋外の自然を感じ、眼と心の休息を促すことで、次なる作品との出会いに気持ちを整えてくれるでしょう。
美術館の建築は作品と自然を媒介し、訪れる人を迎える箱です。30年以上におよぶ活動の中で多層の「出会い」の場を生み出してきました。この機会に私たちも基本に立ち返り、美術館と対話をしながら、約180点のコレクション作品を展示いたします。
※会期中に4点展示替えがあります
前期:2月8日(土)-3月2日(日)
後期:3月4日(火)-3月31日(月)
見どころ
1. 全ての展示室を使い、 過去最多のコレクションを展観
通常は企画展示室として使用している空間も含め、本展では全館を使用してコレクションの流れを漏れなくご紹介。庭園の野外彫刻を含め、約180点の作品を展観します。
2. 作品に合わせて設計された11の展示室
作品にふさわしい空間づくりを目指した11の展示室は、多彩な作品それぞれに合わせ、大きさや意匠が異なります。作品のサイズや周りに醸し出す雰囲気までも考慮した展示室、外の光や景色を適切に採り入れた空間設計など、作品と鑑賞者のために凝らされた工夫をご紹介します。
3. 「作品、建築、自然」のコンセプトと共に在る美術館
当館は設立当初から作品・建築・自然の三要素の調和を大切にしてきました。美術館の敷地内に入り、林間の小道を抜け、水鳥の遊ぶ池を眺めながら、館内の静寂が拡がるエントランスホールへ。館内にいながらも随所に外の自然を感じることができます。ぜひご自身の眼と心でこの美術館を体感してください。
展示内容
101室 印象派からエコール・ド・パリへ
102室 レンブラント・ファン・レイン
103室 抽象美術の誕生と展開
110室 版画、写真、ドローイング
104室 ダダ、シュルレアリスムとその展開
105室 ジョゼフ・コーネル
106室 ロスコ・ルーム〈シーグラム壁画〉
200室 ―
201室 フランク・ステラ
202室 抽象表現主義、カラーフィールド
203室 ネオダダからミニマリズム、日本の現代へ
エントランスホール アリスティード・マイヨール
ホワイエ エンツォ・クッキ
庭園 野外彫刻
「環境・建物・作品の3つの要素の調和」は、美術館の理想の姿として設立時に示されたものですが、時とともに「作品、建築、自然」の三要素として再定義され、今現在まで指針としてきました。企画展やイベントの新鮮な魅力と比べ、変化の少ないコレクション展示は、ともすると注目されにくいものですが、三要素の融合が最も純粋な形で現れる場として、当館では開館以来何よりも大切にしてきました。個々の作品の存在を受け止め、鑑賞する個人との語らいが生まれるよう細部まで熟慮された建築は、それぞれ全く異なる意匠を持つ11の展示室を基本として設計されました。島々のように連なる展示室は、光の零れる窓のある廊下で結ばれます。屋外の自然を感じ、眼と心の休息を促すことで、次なる作品との出会いに気持ちを整えてくれるでしょう。
美術館の建築は作品と自然を媒介し、訪れる人を迎える箱です。30年以上におよぶ活動の中で多層の「出会い」の場を生み出してきました。この機会に私たちも基本に立ち返り、美術館と対話をしながら、約180点のコレクション作品を展示いたします。
※会期中に4点展示替えがあります
前期:2月8日(土)-3月2日(日)
後期:3月4日(火)-3月31日(月)
見どころ
1. 全ての展示室を使い、 過去最多のコレクションを展観
通常は企画展示室として使用している空間も含め、本展では全館を使用してコレクションの流れを漏れなくご紹介。庭園の野外彫刻を含め、約180点の作品を展観します。
2. 作品に合わせて設計された11の展示室
作品にふさわしい空間づくりを目指した11の展示室は、多彩な作品それぞれに合わせ、大きさや意匠が異なります。作品のサイズや周りに醸し出す雰囲気までも考慮した展示室、外の光や景色を適切に採り入れた空間設計など、作品と鑑賞者のために凝らされた工夫をご紹介します。
3. 「作品、建築、自然」のコンセプトと共に在る美術館
当館は設立当初から作品・建築・自然の三要素の調和を大切にしてきました。美術館の敷地内に入り、林間の小道を抜け、水鳥の遊ぶ池を眺めながら、館内の静寂が拡がるエントランスホールへ。館内にいながらも随所に外の自然を感じることができます。ぜひご自身の眼と心でこの美術館を体感してください。
展示内容
101室 印象派からエコール・ド・パリへ
102室 レンブラント・ファン・レイン
103室 抽象美術の誕生と展開
110室 版画、写真、ドローイング
104室 ダダ、シュルレアリスムとその展開
105室 ジョゼフ・コーネル
106室 ロスコ・ルーム〈シーグラム壁画〉
200室 ―
201室 フランク・ステラ
202室 抽象表現主義、カラーフィールド
203室 ネオダダからミニマリズム、日本の現代へ
エントランスホール アリスティード・マイヨール
ホワイエ エンツォ・クッキ
庭園 野外彫刻
会場 | DIC川村記念美術館 (Kawamura Memorial DIC Museum of Art) |
住所 | 285-8505 千葉県佐倉市坂戸631 |
アクセス | 佐倉駅(JR)より無料送迎バス(約20分) 京成佐倉駅(京成電鉄本線)より無料送迎バス(約30分) 東京駅(JR)八重洲北口より「京成バス 3番のりば」から「マイタウン・ダイレクトバス」(約60分) |
会期 | 2025/02/08(土) - 03/31(月) |
時間 | 9:30-17:00 ※入館は16:30まで |
休み | 月曜日、2月25日(火) ※ただし、2月24日(月)、3月31日(月)は開館 |
観覧料 | 一般 1,800円 学生・65歳以上 1,600円 高校生以下 無料 障害者手帳をお持ちの方と付き添い1名 無料 |
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