s+arts(スプラスアーツ)より、山中宣明 個展「Reverberation - 残響 -」の開催をお知らせいたします。
山中宣明は、古典技法の基礎を元にしながら、テンペラや岩絵具等の顔料、アクリルや墨なども含め様々な素材を用いて、透明と不透明、有機性と無機性、偶然と必然等、相反する要素の融和を強く意識しながら制作している作家です。また、西洋美術史の文脈の中での抽象画の概念だけでなく、水墨画等の東洋的心象性哲学も創作の規範としている山中の作品は、国内外で高い評価を得ています。
作品を見た後に人が受け取る「感覚」を重点に置き制作を続ける山中は、「音」という目に見えない刺激を用いて自身の絵画で表現することを一貫したテーマとして掲げ、長年追求しています。様々な素材が交じり幾層ものレイヤーで織り成される画面空間を一度解体し、再構成することを意識的に取り入れることで、奥行き感が伸びるかのように残響的なイメージのレイヤーが加わります。
「7月に韓国で開催された日韓交流展への参加や、長谷川等伯や水墨画についての講演などを経て、東洋の運筆と西洋のブラシストローク、ドローイングとの共通性や相違性、絵画における東洋と西洋の空間、余白の役割の差異と共通点、紙などの支持体の吸水性の違いによる表情の変化について改めて思索する機会を持ちました。」---山中宣明
本展では、韓国紙の支持体に墨・蜜・顔料インク等を用い、墨の五彩を生かしたモノトーン調のドローイング的要素を含む作品群と、長年使い続けている顔料による色彩や抽象形態を重視した作品群により構成いたします。新たな支持体による墨の作品は、素材と絵画空間における「間」が大変美しく、シンプルでありながらも気韻生動を感じられ、山中が目指す表現の軸となる部分を垣間見ているようです。また、様々な素材を用いて複合的なニュアンスを含む作品は、色鮮やかにも渋く深みのあるようにも見受けられ、美しく心地の良い世界へと鑑賞者を導いてくれることでしょう。
それぞれのシリーズが表現する世界観の対比と融合を意識しながら、山中が取り組み続けている、残響・余韻・音の映像化の深堀を試みます。これを機に、山中宣明の新作群を是非ご高覧ください。
山中宣明は、古典技法の基礎を元にしながら、テンペラや岩絵具等の顔料、アクリルや墨なども含め様々な素材を用いて、透明と不透明、有機性と無機性、偶然と必然等、相反する要素の融和を強く意識しながら制作している作家です。また、西洋美術史の文脈の中での抽象画の概念だけでなく、水墨画等の東洋的心象性哲学も創作の規範としている山中の作品は、国内外で高い評価を得ています。
作品を見た後に人が受け取る「感覚」を重点に置き制作を続ける山中は、「音」という目に見えない刺激を用いて自身の絵画で表現することを一貫したテーマとして掲げ、長年追求しています。様々な素材が交じり幾層ものレイヤーで織り成される画面空間を一度解体し、再構成することを意識的に取り入れることで、奥行き感が伸びるかのように残響的なイメージのレイヤーが加わります。
「7月に韓国で開催された日韓交流展への参加や、長谷川等伯や水墨画についての講演などを経て、東洋の運筆と西洋のブラシストローク、ドローイングとの共通性や相違性、絵画における東洋と西洋の空間、余白の役割の差異と共通点、紙などの支持体の吸水性の違いによる表情の変化について改めて思索する機会を持ちました。」---山中宣明
本展では、韓国紙の支持体に墨・蜜・顔料インク等を用い、墨の五彩を生かしたモノトーン調のドローイング的要素を含む作品群と、長年使い続けている顔料による色彩や抽象形態を重視した作品群により構成いたします。新たな支持体による墨の作品は、素材と絵画空間における「間」が大変美しく、シンプルでありながらも気韻生動を感じられ、山中が目指す表現の軸となる部分を垣間見ているようです。また、様々な素材を用いて複合的なニュアンスを含む作品は、色鮮やかにも渋く深みのあるようにも見受けられ、美しく心地の良い世界へと鑑賞者を導いてくれることでしょう。
それぞれのシリーズが表現する世界観の対比と融合を意識しながら、山中が取り組み続けている、残響・余韻・音の映像化の深堀を試みます。これを機に、山中宣明の新作群を是非ご高覧ください。
作家・出演者 | 山中宣明 |
会場 | s+arts (スプラスアーツ) |
住所 | 106-0032 東京都港区六本木7-6-5 六本木栄ビル 3F |
アクセス | 六本木駅(東京メトロ日比谷線)2番口 徒歩8分 六本木駅(都営大江戸線)7番口 徒歩9分 乃木坂駅(東京メトロ千代田線, 小田急小田原線)6番口 徒歩9分 |
会期 | 2024/09/04(水) - 15(日) |
時間 | 12:00-19:00(最終日17:00まで) |
休み | 月曜日、火曜日 |
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