1960年代から70年代にかけて、テレビの普及やヴィデオ・カメラの登場によってメディア環境が急速に変化すると、作家たちは新しいテクノロジーを自らの表現に取り入れはじめました。同じ頃、 世界各地に社会運動が広がり、アメリカでは公民権運動、ベトナム反戦運動などの抗議活動が展開されます。そのなかでフェミニズムも大衆的な運動となり、男性優位の社会構造に疑問を投げかけ、職場や家庭での平等を求める女性が増えました。この状況は、女性アーティストたちが抱いていた問題意識を社会に発信することを促しました。主題や形式の決まっている絵画などに比べると、ヴィデオは比較的自由で未開拓な分野だったため、社会的慣習やマスメディアの一方的な表象に対する抵抗を示すことにも有効でした。この展示では、こうした時代背景を起点とする1970年代から現代までの映像表現を、作品鑑賞の補助線となるいくつかのキーワードを通じて紹介します。
作家・出演者 | マーサ・ロスラー, ダラ・バーンバウム, 塩田千春, 遠藤麻衣×百瀬文, リンダ・ベングリス, ジョーン・ジョナス, 出光真子, キムスージャ |
会場 | 東京国立近代美術館 (The National Museum of Modern Art, Tokyo, 도쿄국립근대미술관, 东京国立近代美术馆) |
住所 | 102-8322 東京都千代田区北の丸公園3-1 |
アクセス | 竹橋駅(東京メトロ東西線)1b出口 徒歩3分 九段下駅(東京メトロ東西線, 半蔵門線, 都営新宿線)4番出口 徒歩15分 神保町駅(東京メトロ半蔵門線, 都営新宿線, 三田線)A1出口 徒歩15分 |
会期 | 2024/09/03(火) - 12/22(日) |
時間 | 10:00-17:00 ※金曜日、土曜日は20:00まで開館 ※入館は閉館30分前まで ※企画展は、展覧会により開館時間が異なる場合があります |
休み | 月曜日、9月17日(火)、9月24日(火)、10月15日(火)、11月5日(火) ※ただし9月16日(月)、9月23日(月)、10月14日(月)、11月4日(月)は開館 |
観覧料 | 一般 500円 大学生 250円 5時から割引(金曜・土曜) :一般 300円 大学生 150円 高校生以下および18歳未満、65歳以上、「MOMATパスポート」をお持ちの方、障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名) 無料(入館の際に、学生証、運転免許証等の年齢の分かるもの、障害者手帳等をご提示ください) ※本展の観覧料で入館当日に限り、所蔵作品展「MOMATコレクション」(4-2F)もご覧いただけます。 |
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