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幕末の外交官-幕臣柴田剛中とその資料-

国立歴史民俗博物館

2024/04/23(火) - 07/28(日)

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2023年度に歴博に寄託された資料について、その概要を紹介します。当該資料は、江戸幕府の徒目付・勘定・外国奉行・兵庫奉行などを歴任し、幕末外交に従事したことで知られる旗本柴田剛中(貞太郎・日向守、1823~77)の子孫宅に伝来したものです。柴田が残した資料としては、幕末訪欧中に記された日記がよく知られていましたが(『日本思想大系66 西洋見聞集』、1974年、岩波書店)、彼の日記は嘉永2年(1849)から明治6年(1873)までの分が現存する上、日記以外の文書・絵図・書画・写真・立体物なども多数残されていました。一部については東京大学史料編纂所と神戸市文書館にて複写が公開されているものの、それ以外の資料は今回の展示が初披露となります。

本展のみどころ
柴田剛中が日記に記録した、幕府による幕末外交の詳細
ヨーロッパで入手した品物など、海外渡航を経験した者ならではの遺品の数々
渡欧同行者や交遊関係を持った人物の書簡やポートレートなど、幅広い人脈

主な展示資料
文書:日載・公私日載(柴田剛中日記)、柴田剛中の辞令、訪欧時作成の名刺、柴田太郎吉明細書、柴田剛中の墓誌、小栗忠順・村垣範正の書簡
絵図:五稜郭図、箱館奉行所役宅配置図、神戸周辺絵図
写真:訪欧中に撮影された柴田剛中・福沢諭吉・福地桜痴らの名刺判写真
立体物:ナポレオン三世メダル(1853年)、日蘭親善記念メダル(1862年)、ヴィクトリア女王から贈られた双眼鏡、柴田剛中が所持した拳銃、柴田剛中所用の短刀「兼道」の拵
など約90点(すべて個人蔵・国立歴史民俗博物館保管)
※但し、会期中、展示替えを行います。

出典

会場国立歴史民俗博物館こくりつ れきし みんぞく はくぶつかん (National Museum of Japanese History, 국립 역사 민속 박물관, 国立历史民俗博物馆)
住所
285-8502
千葉県佐倉市城内町117
アクセス
京成佐倉駅(京成本線)南口 徒歩15分 またはバス(5分)
佐倉駅(JR総武本線, 成田線)北口よりバス(15分)
会期2024/04/23(火) - 07/28(日)
時間9:30-17:00
※入館は閉館30分前まで
休み月曜日、5月7日(火)、5月8日(水)、6月4日(火)、7月2日(火)、7月16日(火)
※ただし、4月29日(月)、5月6日(月)、7月15日(月)は開館
観覧料一般 600円
大学生 250円
高校生以下 無料
障がい者手帳等保持者と介助者 無料
※高校生及び大学生、障がい者手帳等保持者の方は、学生証、手帳等を提示してください。
※総合展示もあわせてご覧になれます。
※博物館の半券の提示で、当日に限りくらしの植物苑にご入場(16:00まで)できます。 また、植物苑の半券の提示で、当日に限り博物館の入館料が割引になります。
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