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西洋版画を視る ―リトグラフ:石版からひろがるイメージ

国立西洋美術館

2024/06/11(火) - 09/01(日)

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フェルディナント・オリヴィエ〈ザルツブルクとベルヒテスガーデンの7つの地方 一週間の7日に合わせて〉より《月曜:ザルツブルク手前のローゼネッカーガルテン》 1818/23年 リトグラフ
フェルディナント・オリヴィエ〈ザルツブルクとベルヒテスガーデンの7つの地方 一週間の7日に合わせて〉より《月曜:ザルツブルク手前のローゼネッカーガルテン》 1818/23年 リトグラフ
「西洋版画を視る」シリーズでは、これまで西洋版画のおもな技法に焦点を当て、その制作方法や特有の表現を紹介してきました。3回目となる本展では、「リトグラフ(石版画)」を取り上げます。

リトグラフの「リト(litho)」は、ギリシャ語で「石」を意味するlithosが語源となっています。1798年頃にドイツの劇作家アロイス・ゼネフェルダーによって発明された当初から版材として石灰石が使われていたため、リトグラフという名称が一般的になりました。この技法で重要となるのは、水と油が互いに反発しあう性質を利用する点です。木版画、エングレーヴィング、エッチングなどでは、彫ったり削ったり、酸で腐蝕させたりして版に凹凸をつけますが、リトグラフは、石の上に図柄を描き、化学処理を施すことで、平らな版から印刷できることが大きな特徴です。この新たな方法は、19世紀のヨーロッパにおいて、楽譜や地図、出版物など実用的な印刷や複製技術として活用される一方、自由な描画が可能なことから、多くの画家たちが試みるようになり、美術の分野においてフランスを中心にまたたく間に広まります。

本展では、発祥の地ドイツから各国への広がりを伝える初期の作例や、リトグラフの大衆化に寄与したドーミエのカリカチュア、マネやルドンらによる様々な試み、そして世紀末に隆盛を極めた多色刷りのポスターにいたるまで、19世紀におけるリトグラフの歴史と表現の展開を、およそ40点の作品を通して見ていきます。あわせて、リトグラフの制作工程の一例を示し、この技法の原理を紹介するコーナーを設けます。リトグラフならではの描写に注目しながらその歴史を辿り、各作品をじっくりと「視る」ことで、その多様で豊かな表現をお楽しみいただけたら幸いです。

出典

作家・出演者フェルディナント・オリヴィエ, オノレ・ドーミエ, エドゥアール・マネ, オディロン・ルドン, ジュール・シェレ, ピエール・ボナールなど
会場国立西洋美術館こくりつ せいよう びじゅつかん (The National Museum of Western Art, Tokyo, 국립서양미술관, 国立西洋美术馆)
住所
110-0007
東京都台東区上野公園7-7
アクセス
上野駅(JR)公園口出口 徒歩1分
京成上野駅(京成電鉄) 徒歩7分
上野駅(東京メトロ銀座線, 日比谷線) 徒歩8分
会期2024/06/11(火) - 09/01(日)
時間9:30-17:30
※金曜日、土曜日は20:00まで開館
※入館は閉館の30分前まで
休み月曜日、7月16日(火)
※ただし、7月15日(月・祝)、8月12日(月・休)、8月13日(火)は開館
観覧料一般 500円
大学生 250円
高校生以下及び18歳未満、65歳以上 無料(入館の際に学生証または年齢の確認できるものをご提示ください)
心身に障害のある方及び付添者1名 無料(入館の際に障害者手帳をご提示ください)
※本展は常設展の観覧券または企画展「内藤コレクション 写本 — いとも優雅なる中世の小宇宙」(6月11日(火)~8月25日(日))観覧当日に限り、同展観覧券でご覧いただけます。
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