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国芳の団扇絵 ―猫と歌舞伎とチャキチャキ娘

太田記念美術館

2024/06/01(土) - 07/28(日)

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Image 2972
前期 6月1日(土)~6月25日(火)
後期 6月29日(土)~7月28日(日)

見てヨシ、推してヨシ、あおいでヨシ!
歌川国芳(1797~1861)は多彩なジャンルで活躍し、現代人にも人気の浮世絵師です。これまでさまざまに紹介されてきましたが、本展では史上初めて、国芳の団扇絵だけをご覧いただきます。
団扇は、江戸っ子にとって夏の暑さをしのぐための必需品でしたが、同時にデザインを楽しむお洒落のアイテムでもあり、また歌舞伎ファンにとっては大事な推し活グッズでもありました。この団扇を作るための浮世絵、すなわち団扇絵も実は人気が高く、国芳も積極的に手がけていたのです。消耗品であることから現存数が少ないなか、本展では初展示作品、約100点を含む220点をご紹介します。目にも楽しく涼しげな、そして知られざる国芳団扇絵の世界を存分にお楽しみください。

ここがレア! ① 世界初! 団扇絵の美品が揃う
実用品である団扇絵はボロボロになるまで使われる運命にありました。しかし今回ご紹介するのは彫摺が良く保存状態も優れた作品ばかりです。団扇絵の美品が揃うだけでも非常に珍しいのですが、くわえて国芳の魅力の深堀りもできる貴重な機会といえるでしょう。

ここがレア! ② これも国芳!? 初展示作品が約100点
代表作「鏡面シリーズ 猫と遊ぶ娘」や「猫の曲まり」だけでなく、約100点の初展示作品も見どころです。これらには役者絵や美人画、またお店の宣伝用に作られたものや謎解き尽くしのものなどが含まれており、江戸の人々が日常で触れた情報や娯楽、また国芳の細やかな仕事ぶりを伝えてくれます。

ここがレア! ③ 実は役者絵も美人画も人気
ユーモラスな戯画やパワフルな武者絵のイメージが強い国芳ですが、団扇絵の題材として多いのは意外にも役者絵と美人画。暮らしのなかで使う団扇絵には親しみやすいテーマを選んでいたことがうかがえます。とりわけ女性たちのいきいきとした表情が大きく描かれた作品は見応え充分。江戸っ子に愛された愛嬌いっぱいの国芳美人をご覧ください。

ここがレア! ④ 推し活グッズの原点、ここにあり!?
団扇は現代の推し活で欠かせないグッズですが、実は江戸時代も同様でした。人気役者を描いた団扇絵が根強い人気を誇っていたのです。当時の人々も大好きなスターの姿を日用品に取り入れることで、応援するだけでなく、彼らと日常をともにする感覚も楽しんだのでしょう。その熱い思いにも触れてみてください。

協力:ギャラリー紅屋

イベント
学芸員によるスライドトーク
展覧会の見どころを担当学芸員が解説します。

日時 2024年6月11日(火) 11:00
2024年6月19日(水) 11:00
2024年7月12日(金) 11:00
2024年7月17日(水) 11:00
2024年7月23日(火) 11:00 各回30分程度 定員50名
会場 太田記念美術館 視聴覚室(B1)
参加方法 10:30より美術館受付にて整理券を配布します。展覧会入場券ご購入時にお申し出ください。(お申し出のない場合整理券はお渡ししません)
聴講には「国芳の団扇絵 ―猫と歌舞伎とチャキチャキ娘」展の当日入場券と整理券が必要です。
整理券は展覧会にご入場の方1名につき1枚まで。

出典

作家・出演者歌川国芳
会場太田記念美術館おおた きねん びじゅつかん (Ota Memorial Museum of Art)
住所
150-0001
東京都渋谷区神宮前1-10-10
アクセス
明治神宮前〈原宿〉駅(東京メトロ千代田線, 副都心線)5番出口 徒歩3分
原宿駅(JR山手線)表参道口 徒歩5分
会期2024/06/01(土) - 07/28(日)
時間10:30-17:30
※入館は17:00まで
休み月曜日、6/26(水)-28(金)、7/16(火)
※ただし、7/15(月)は開館
観覧料一般 1000円
大高生 700円
中学生(15歳)以下 無料
※中学生以上の学生は学生証をご提示下さい。
※障害者手帳提示でご本人とお付き添い1名さま100円引き。
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