古の地層から出土するハニワや土偶のイメージは日本中に浸透し、いまや押しも押されもせぬキャラクターと化しているといっていいでしょう。出土遺物は、美術に限らず、工芸、建築、写真、映画、演劇、文学、伝統芸能、思想、さらには教育番組にいたるまで、幅広い領域で文化現象を巻き起こしてきました。戦後、岡本太郎やイサム・ノグチによって、それまで考古学の資料として扱われていた出土遺物の美的な価値が「発見」されたというエピソードはもはや伝説化しています。なぜ、出土遺物は一時期に集中して注目を浴びたのか、その評価はいかに広まったのか、作家たちが「遺物」の掘り起こしに熱中したのはなぜか――本展は美術を中心に、文化史の舞台に躍り出た「出土モチーフ」の系譜を、明治時代から昭和戦後にかけて追いかけつつ、ハニワや土器、土偶に向けられた視線の変遷を探ります。
会場 | 東京国立近代美術館 (The National Museum of Modern Art, Tokyo, 도쿄국립근대미술관, 东京国立近代美术馆) |
住所 | 102-8322 東京都千代田区北の丸公園3-1 |
アクセス | 竹橋駅(東京メトロ東西線)1b出口 徒歩3分 九段下駅(東京メトロ東西線, 半蔵門線, 都営新宿線)4番出口 徒歩15分 神保町駅(東京メトロ半蔵門線, 都営新宿線, 三田線)A1出口 徒歩15分 |
会期 | 2024/10/01(火) - 12/22(日) |
時間 | 10:00-17:00 ※金曜日、土曜日は20:00まで開館 ※入館は閉館30分前まで ※企画展は、展覧会により開館時間が異なる場合があります |
休み | 月曜日、10月15日、11月5日 ※ただし10月14日、11月4日は開館 |
観覧料 | 一般 1,800円 大学生 1,200円 高校生 700円 中学生以下および障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名) 無料 ※入館の際、学生証等の年齢のわかるもの、障害者手帳等をご提示ください。 ※本展の観覧料で入館当日に限り、所蔵作品展「MOMATコレクション」(4-2F)もご覧いただけます。 |
SNS | |
ウェブサイト |