資生堂ギャラリーでは、2024 年 1 月 30 日(火)~5 月 26(日)の期間、第 17 回「shiseido art egg(シセイドウアートエッグ)」に入選した、林田 真季(はやしだ まき)、野村 在(のむら ざい)、岩崎 宏俊(いわさき ひろとし)の 3 名の個展を開催します。
「shiseido art egg」とは
「shiseido art egg」は、資生堂が新進アーティストを応援する公募プログラムで、人びとの感性と多様な価値観を刺激し、新たな美の可能性を押し広げるアーティストに個展開催の機会を提供するものです。2006 年にスタートして以来、延べ 48名(組)の入選アーティストが個展を開催、その後も活躍の幅を広げています。
第 17 回の選考アーティストと見どころ
第 17 回目となる今回は、応募総数 351 件の中から、林田 真季、野村 在、岩崎 宏俊の 3 名を選考。独自の視点で今日の世界を見つめ、時代が抱える不安や困難に真摯に向き合い、そこから新しい価値観や美意識を表現しているかが審査のポイントとなりました。林田は現実社会をテーマにあらたなアートとしての写真の可能性を探求しています。野村は変容し続ける情報媒体を独自の視点で捉え、人間の本質や存在の在り方を問います。岩崎は追憶をテーマにしながらロトスコープを用い、アニメーションの芸術表現としての可能性を探ります。
選ばれた 3 名は、キュレーターのサポートのもと作品テーマや表現を深めながら制作に取り組み、それぞれが一つの個展としてまとめ上げ、第 1 期(林田)、第 2 期(野村)、第 3 期(岩崎)と続いて発表します。これまで疑いようのなかった既成概念や慣習の変化と向き合いながら、美しく健やかな社会の未来を感じさせる作品は、鑑賞者に新たな気づきをもたらすことでしょう。
「shiseido art egg 賞」の審査員
3 名の個展終了後には、新しい価値の創造を最も感じさせたアーティストに「shiseido art egg 賞」が授与されます。第 17回の審査は、今日のクリエイティブシーンで活躍する鬼頭 健吾(美術家)、蓮沼 執太(音楽家、アーティスト)、平藤 喜久子(神話学者、國學院大學教授)の 3 氏を迎えて実施します。
第 3 期展 岩崎 宏俊 展 2024 年 4 月 23 日(火) ~ 5 月 26 日(日)
岩崎 宏俊は実写映像をトレースしてアニメーションを制作するロトスコープという手法に着目し、芸術表現としての可能性を探求してきました。本展では、パンデミックの影響で直接会うことの叶わなくなった人や残された風景の記録映像をトレースしています。作者はその行為が追憶であると捉え、大プリニウスが『博物誌』に記した絵画の起源、「ブタデスの娘」が離別する恋人の影の輪郭を壁に写した行為と重ね合わせます。ロトスコープを通じ、描くことや記憶の在り方を問い直す試みです。
1981 年 茨城県生まれ
2019 年 東京藝術大学大学院美術研究科 先端芸術表現領域博士後期課程修了
愛知県在住
主な活動
2021 年 「Motion Studies: Five Contemporary Animators」(Schick Art Gallery at Skidmore College、アメリカ) 参加
2015 年 「詩的図像学/岩崎宏俊 展」(東横イン元麻布ギャラリー、甲府)
アーティスト HP : https://hirotoshiiwasaki.com/
アーティストからのコメント
まず、この機会をいただけたことに感謝いたします。パンデミックによって行動が制限されシンプルになっていく身振りの中で、私は追憶について考えるようになっていました。これに端を発した作品を、記憶を紡ぐ唐草模様を冠する資生堂のギャラリーで展示できることに縁を感じつつ、また同時にアニメーションという表現がギャラリーという空間の中でどこまでやれるのか、美術と交わり再考する契機になってほしいと思っています。この空間で何が起こるのか、今からとても楽しみです。
「shiseido art egg」とは
「shiseido art egg」は、資生堂が新進アーティストを応援する公募プログラムで、人びとの感性と多様な価値観を刺激し、新たな美の可能性を押し広げるアーティストに個展開催の機会を提供するものです。2006 年にスタートして以来、延べ 48名(組)の入選アーティストが個展を開催、その後も活躍の幅を広げています。
第 17 回の選考アーティストと見どころ
第 17 回目となる今回は、応募総数 351 件の中から、林田 真季、野村 在、岩崎 宏俊の 3 名を選考。独自の視点で今日の世界を見つめ、時代が抱える不安や困難に真摯に向き合い、そこから新しい価値観や美意識を表現しているかが審査のポイントとなりました。林田は現実社会をテーマにあらたなアートとしての写真の可能性を探求しています。野村は変容し続ける情報媒体を独自の視点で捉え、人間の本質や存在の在り方を問います。岩崎は追憶をテーマにしながらロトスコープを用い、アニメーションの芸術表現としての可能性を探ります。
選ばれた 3 名は、キュレーターのサポートのもと作品テーマや表現を深めながら制作に取り組み、それぞれが一つの個展としてまとめ上げ、第 1 期(林田)、第 2 期(野村)、第 3 期(岩崎)と続いて発表します。これまで疑いようのなかった既成概念や慣習の変化と向き合いながら、美しく健やかな社会の未来を感じさせる作品は、鑑賞者に新たな気づきをもたらすことでしょう。
「shiseido art egg 賞」の審査員
3 名の個展終了後には、新しい価値の創造を最も感じさせたアーティストに「shiseido art egg 賞」が授与されます。第 17回の審査は、今日のクリエイティブシーンで活躍する鬼頭 健吾(美術家)、蓮沼 執太(音楽家、アーティスト)、平藤 喜久子(神話学者、國學院大學教授)の 3 氏を迎えて実施します。
第 3 期展 岩崎 宏俊 展 2024 年 4 月 23 日(火) ~ 5 月 26 日(日)
岩崎 宏俊は実写映像をトレースしてアニメーションを制作するロトスコープという手法に着目し、芸術表現としての可能性を探求してきました。本展では、パンデミックの影響で直接会うことの叶わなくなった人や残された風景の記録映像をトレースしています。作者はその行為が追憶であると捉え、大プリニウスが『博物誌』に記した絵画の起源、「ブタデスの娘」が離別する恋人の影の輪郭を壁に写した行為と重ね合わせます。ロトスコープを通じ、描くことや記憶の在り方を問い直す試みです。
1981 年 茨城県生まれ
2019 年 東京藝術大学大学院美術研究科 先端芸術表現領域博士後期課程修了
愛知県在住
主な活動
2021 年 「Motion Studies: Five Contemporary Animators」(Schick Art Gallery at Skidmore College、アメリカ) 参加
2015 年 「詩的図像学/岩崎宏俊 展」(東横イン元麻布ギャラリー、甲府)
アーティスト HP : https://hirotoshiiwasaki.com/
アーティストからのコメント
まず、この機会をいただけたことに感謝いたします。パンデミックによって行動が制限されシンプルになっていく身振りの中で、私は追憶について考えるようになっていました。これに端を発した作品を、記憶を紡ぐ唐草模様を冠する資生堂のギャラリーで展示できることに縁を感じつつ、また同時にアニメーションという表現がギャラリーという空間の中でどこまでやれるのか、美術と交わり再考する契機になってほしいと思っています。この空間で何が起こるのか、今からとても楽しみです。
作家・出演者 | 岩崎宏俊 |
会場 | 資生堂ギャラリー (Shiseido Gallery) |
住所 | 104-0061 東京都中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル B1F |
アクセス | 銀座駅(東京メトロ銀座線, 日比谷線, 丸ノ内線)A2出口 徒歩4分 新橋駅(東京メトロ銀座線, 都営浅草線)1番出口 徒歩4分 新橋駅(JR)銀座口 徒歩5分 |
会期 | 2024/04/23(火) - 05/26(日) |
時間 | 平日 11:00-19:00 日曜日・祝日 11:00-18:00 |
休み | 月曜日 ※月曜日が祝祭日にあたる場合も休館 |
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