Padograph Icon

井口信 " 綯うように "

s+arts

2023/11/17(金) - 12/02(土)

MAP
SHARE
Facebook share button
“ 海のドレス “    麻紙に岩絵の具、水干絵の具、銀箔、金泥    72.7×60.6 cm   2023
“ 海のドレス “ 麻紙に岩絵の具、水干絵の具、銀箔、金泥 72.7×60.6 cm 2023
s+arts(スプラスアーツ)より、井口信 個展「綯うように」の開催をお知らせいたします。

和紙に岩絵の具や箔などを用い、伝統的な日本画の技法で独自の世界を創り出す井口信は、日々の生活の中で感じた自然の美しさや畏怖、生命の輝きを動物の形等を組み合わせることで表現しています。作品を通じて、年齢や性別、国境など、様々な垣根を越えた人間の根底にある美意識に働きかけるような作品を描くことを目指しています。

井口の作品に描かれる動物や樹々はいつも、穏やかに凛とした佇まいで画面に現れ、まるで何かを守っているかのような神秘的な印象を受けます。広大な自然が持っている命のエネルギーが躍動感溢れる力強いタッチで描かれることもあれば、モチーフとなる動物にまつわる情景が、心落ち着く優しい趣で描かれることもあります。命のエネルギーや神秘性をテーマに、力強さと儚さを兼ね備えながらも、繊細なタッチで描かれる井口の作品は、日本画特有の物質感、そして彼自身の技術と感性が混じり合いながら、彼の追求する自然の美しさが表現されています。

「綯う」とは、糸と糸を撚り合わせることである。
糸というのは様々な意味を投影できるものである。時には歩んできた人生に例えられたり、運命の赤い糸のように使われたりする。また、糸を線に置き換えると、世界線というように世界そのものを示すこともできる。
昨年、初めて開催した個展から10年という節目を迎え、改めて自分にとって絵を描くということはどのようなことかを考えていた時、「綯う」という言葉に行き着いた。私にとって絵を描くということはこれまでの人生という糸、想像という糸、私の生きるこの世界という糸を撚り合わせていくことに重なると感じたからである。そして、絵を描く行為そのものも、ひと筆ひと筆を重ねつむいでいくものであり、私の「今」そのものなのだ。 --- 井口信

本展「綯(な)うように」では、描く対象となる動物に施される草花の存在感やそれらを取り巻く背景とのバランスがより巧みに描かれており、井口の想う情景が鮮明に表れている印象を受けます。昨年節目を迎え、改めて自身の制作と向き合った井口信の新作展を是非ご高覧ください。

出典

Amazon広告
amazon広告 ユリイカ 2021年10月臨時増刊号 総特集:須永朝彦 ―1946-2021―
ユリイカ 2021年10月臨時増刊号 総特集:須永朝彦 ―1946-2021―
東雅夫, 礒崎純一, 高橋睦郎, 高原英理, 山尾悠子
¥2200
(2023/05/16時点)
amazon広告 近代別荘建築 歴史を繫ぐ建物とその物語 (味なたてもの探訪)
近代別荘建築 歴史を繫ぐ建物とその物語 (味なたてもの探訪)
十代田 朗
¥2090
(2023/05/23時点)
amazon広告 失踪日記(全2巻) 1
失踪日記(全2巻) 1
吾妻ひでお
¥1129
(2023/04/02時点)
amazon広告 ヒストリエ(既刊11巻) 1
ヒストリエ(既刊11巻) 1
岩明均
¥748
(2023/04/02時点)
作家・出演者井口信
会場s+artsすぷらすあーつ (スプラスアーツ)
住所
106-0032
東京都港区六本木7-6-5 六本木栄ビル 3F
アクセス六本木駅(東京メトロ日比谷線)2番口 徒歩8分
六本木駅(都営大江戸線)7番口 徒歩9分
乃木坂駅(東京メトロ千代田線, 小田急小田原線)6番口 徒歩9分
会期2023/11/17(金) - 12/02(土)
時間12:00-19:00(最終日17:00まで)
休み日曜日、月曜日、火曜日
SNS
    ウェブサイト