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長廻 亮 個展『ゲリバラ課外授業(ナミイタ篇)』

オルタナティブ掘っ立て小屋『ナミイタ Nami Ita』

2023/07/28(金) - 08/28(月)

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オルタナティブ掘っ立て小屋『ナミイタ-Nami Ita』は、2023年の第6弾企画として、7月28日(金)から8月28日(月)にかけ、長廻亮による個展&公開ハプニング『ゲリバラ課外授業(ナミイタ篇)』を開催致します。1967年生まれの長廻は、多摩美術大学を卒業したのち、90年代を通してケージやフルクサスに影響を受けたコンセプチュアルなサウンド・インスタレーションを積極的に展開してきましたが、芸術という概念への徹底的な自問が巨大な『虚無』へと辿り着いてしまった2000年の発表を最後に制作発表を休止。17年に及ぶ沈黙を経たのち活動を再開した近年は、(カプローが定義した意味での)さまざまな『ハプニング』を行っています。
今回の個展『ゲリバラ課外授業(ナミイタ篇)』では、自身が行う『ハプニング』の中核を成す理論『ゲリバラ』を解説したテキスト『ゲリバラの美術Ⅰ』を書き下ろしとして発刊。映像作品と共にそれらをインスタレーションの一部として公開しつつ、自らの身体でも『ゲリバラ』の精神を観客に示します。会期中三日だけ設けられる『授業』の日は、長廻を知る新旧の有志が大挙して集合し、共に『ゲリバラ』の実践を試みます。殺人的な暑さの夏に突入する季節ではありますが、是非、万全の対策を講じてご来場検討頂ければ幸いです。

長廻亮 Akira Nagasako 個展
『ゲリバラ課外授業(ナミイタ篇)』
■ 会期:2023年7月28日(金)→8月28日(月)
※ 金土日月オープン。火水木休み。
■ 時間:12時30分→20時
※7月31日、8月7日、21日の各14時から長廻による公開ハプニング『ゲリバラ課外授業(ナミイタ篇)』を行います。参加希望の方は汚れてもいい服装と、熱中症対策を充分に講じた上でご来場ください。
■ 会場:オルタナティブ掘っ立て小屋『ナミイタ Nami Ita』
東京都町田市三輪町2036(アトリエ・トリゴヤ裏手)
徒歩=小田急線鶴川駅より徒歩約15分。バス=鶴川駅前3番乗り場より「奈良北団地」or「三菱ケミカル前」行き。それぞれ『三輪入口』下車。バスを降り、目の前の坂を下りたすぐ右手の広場に建つ赤い掘っ立て小屋の奥。トタン屋根の上に被さる古木が目印。所在場所の地図はフライヤーのQRコードでGoogle Mapsをご参照下さい。
■ 入場:ドネーション500円(他企画とも共通)
*長廻デザインの『ゲリバラ缶バッジ』と展示ポストカード、ナミイナのオリジナル版画をまとめた返礼パック付き。
* 可能な方はマスク他、新型コロナウイルス対策にご協力下さい。
* 駐車スペースが極めて限られます。事前にご確認下さい。
■ 企画:東間嶺(TEL:090-1823-7330)
■ 協力:アトリエ・トリゴヤ、作庭工房
■ MAIL: [email protected]
URL: https://tinshacknamiita.org/
■ SNS:
Twitter&FB→@Namiita2036
Instagram→@tinshacknamiita
■ プレスリリースPDF
https://drive.google.com/.../1MPaCvnaQZqvzKYY1.../view...
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【アーティスト・ステイトメント】
私は美術の概念をより拡大する実験をしたいと考えています。美術は私にとって発端からアイディンティティを探す旅でした。物を残して何の意味があるのでしょうか。それよりも、人と人、人と場所、人と歴史というような相互関係や、社会的道義や法さえも越えてしまう様な行為が重要だと考えます。そして、自分の存在は[中間]にあると。私が考える美術は方法論のようなもの、行動のモードのようなもの、活動の手法のようなもので、あらゆる領域に関わるべきものなのです。美術とは物事の条件を変更したとき、つまり物事をひっくり返したとき何が起こるかを見ることなのです。そんな行動のモードこそ私が考える美術そのもの、つまりゲリバラなのです。ゲリバラの美術(創造的行為でありながらまるで現実での事故に出くわしたかの様な行為)は自分が自分である事の証なのです。(作家:長廻亮『ゲリバラの美術 I』より)


【ディレクターズ・ノート】
「ボクがアーティストって生き方をはじめて意識したのは、先生の存在だったんですよ」
今年の4月から5月にかけてナミイタで個展『”にゅい”な部屋』を開催したアーティスト、堀江和真から長廻の話を聞いたのは一昨年のことだっただろうか。
「離任式でバケツをかぶって出てきてギターを演奏したり、当時のボクには全てが規格外の人でした」
ときは90年代半ば、冷戦体制の崩壊と同時に多摩美術大学を卒業した世代である長廻は、カプローやケージ、フルクサス周辺のコンセプチュアリストの影響を受けた実験的なサウンド・インスタレーションを積極的に発表すると同時に、中学校で臨時任用の美術教員を務めてもいた。堀江の通った学校ではさまざまに破天荒な美に関する教えと、バケツを被りながらのギター演奏を残して生徒たちの前から去っていったという。
そのパフォーマンスは音楽も国家の統制下にあった旧共産圏のミュージシャンが匿名に、そして何より自由になるためのメッセージを込めた変装(kick the bucket →くたばれ)に倣った行為だったが、固定化された記号を揺さぶるという点では、同時に、正しくカプロー的「ハプニング」でもあった。
その後、長廻は芸術に対する概念上の疑義を突き詰めてゆく過程で生じた形而上的な衝撃によって「虚無」に陥り、17年にも及ぶ活動停止という作家として大きすぎる挫折を経験する。
「空っぽになった」長廻は、しかしまた作家として創作をはじめる。そこで構想された新たな作品『ゲリバラ』は、やはり「ハプニング」だった。それも、ときに観客への「授業」を伴う形へと、より複雑に変化したものとして。バケツを被ってギターをかき鳴らしていた青年は、二十数年後、本屋や図書館で獰猛に本を「食べる」中年になっていた。17年後の回答、虚無へのアンサー、それが即ち『ゲリバラ』である。
今夏、灼熱のナミイタで行う個展『ゲリバラ課外授業(ナミイタ篇)』は、そんな『ゲリバラ』の、核心に関わる「さわり」を書いたテキスト『ゲリバラの美術I』を中心としたインスタレーションをギャラリー内や庭に展開すると同時に、会期中の三日間だけ、観客や有志の参加者を対象にした「課外授業」が行われる。
その三日はナミイタのあちこちで『ゲリバラ』的な行為=ハプニングが種々様々に巻き起こされる予定だが、参加者たち(長廻のかつての教え子も多数含まれる)は、『ゲリバラ』体験をどう受け止めるだろうか?苦笑いと共に一夏の謎な思い出としてすぐに忘れてしまうのか?それとも、かつての堀江のような芸術への「感染」が生じるのか?(それが生じるべきなのか、という話はまた別の機会に…)今から楽しみである。
(代表、ディレクター:東間嶺)

【アーティスト・プロフィール】
長廻 亮 AKIRA NAGASAKO
1967年 島根県大社町生まれ。1991年多摩美術大学卒業。90年代年、精力的に個展を開催するが2000年の個展を最後に発表活動を休止。2017年、高円寺コクテイル書房の個展を機に覚醒し、本格的に活動を再開、現在に至る。様々な安全振興運動はもとより脳異(ノイ)、ナカセを主宰している。爆弾彫り家元。
個展
2017年 “ゲリバラ読書週間” (コクテイル書房/東京)
2000年 PRE+EXHIBITION (ギャラリーブロッケン/東京)
1994-1997 (ギャラリールナミ、ギャラリーK、ギャラリーブロッケン/東京)
グループ展
2022年 Super open studio “ゲリバラペルソナ”
2019年 Super open studio “ゲリバラ安全振興会/時は金なり•お金拾い”
2018年 Super open studio “ゲリバラ安全振興会/勿論、本も食べます。”
2005年 REFLECTION 中日韓現代芸術展 (上海多倫現代美術館/中国)
2000年 MONADS (Galeria d art Zero/スペイン )
1989年 五色仙魚(二宮淳、畠中実、野崎哲哉、小林敦輔との五人展) (田村画廊/東京)

出典

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作家・出演者長廻亮
会場オルタナティブ掘っ立て小屋『ナミイタ Nami Ita』おるたなてぃぶ ほったてごや なみいた
住所
195-0054
東京都町田市三輪町2036
アクセス鶴川駅(小田急小田原線)南口 徒歩15分
鶴川駅より路線バスあり。3番乗り場より「奈良北団地」または「三菱ケミカル前」行きに乗車し、「三輪入口」下車。
会期2023/07/28(金) - 08/28(月)
時間12:30-20:00
休み火・水・木
観覧料ドネーション500円
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