オルタナティブ掘っ立て小屋『ナミイタ-Nami Ita』は、5月19日(金)~6月19日(月)にかけ、2023年の第四弾企画として、亜萌(Amoe)個展『육우여자 牛女』を開催致します。明治大学で演劇学を修めたのち、美学校で中ザワヒデキ『文献研究』他の講座を受講して得た知見から開いた異色の自主個展『強いAI』『人間らしさを守る人間の会』で美術作家として活動をはじめた亜萌は、本展『육우여자 牛女』で、自身の複雑なミックスルーツの家庭事情を、怪談の様式で物語化し、旧作とあわせたインスタレーションとして展開します。怪談における「牛女」は祖先の因果が子に祟るという理不尽の悲劇ですが、『육우여자 牛女』の結末は果たしてどのようなものになるのでしょうか?開催情報の詳細を添付のフライヤー画像及び以下インフォメーション情報でご確認の上、是非、現地でご確認ください。
亜萌(Amoe)個展『육우여자 牛女』
■ 会期:2023年5月19日(金)→6月19日(月)
※ 金土日月オープン。火水木休み。
■ 時間:12時30分→20時
■ 会場:オルタナティブ掘っ立て小屋『ナミイタ Nami Ita』
東京都町田市三輪町2036(アトリエ・トリゴヤ裏手)
徒歩=小田急線鶴川駅より徒歩約15分。バス=鶴川駅前3番乗り場より「奈良北団地」or「三菱ケミカル前」行き。それぞれ『三輪入口』下車。バスを降り、目の前の坂を下りたすぐ右手の広場に建つ赤い掘っ立て小屋の奥。トタン屋根の上に被さる古木が目印。所在場所の地図は下部QRコードをご参照下さい。
■ 入場:ドネーション500円(他企画とも共通)
(亜萌の直筆小作品『牛女の肉』、ナミイタ特製の版画&ポストカードをまとめた返礼パック付き)
* 可能な方はマスク他、新型コロナウイルス対策にご協力下さい。
* 駐車スペースが極めて限られます。事前にご確認下さい。
■ 企画:東間嶺(TEL:090-1823-7330)
■ 協力:アトリエ・トリゴヤ、作庭工房
■ MAIL: [email protected]
URL: https://tinshacknamiita.org/
■ SNS:
Twitter&FB→@Namiita2036
Instagram→@tinshacknamiita
プレスリリースPDF
https://drive.google.com/file/d/1-3Zpsxe5aYgHjCkOFIWLfzPjhycfN3FR/view?fbclid=IwAR2TzCWU0ZgvK4dNKpcJCNxpRMQEKays6Qs7G5m-57nWSm74pUoCZMzlA8Q
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【アーティスト・ステイトメント】
親の因果が子に報い、生まれ出でたるこの姿!
交わってはいけないものが交わったとき、육우여자 ( 牛女 ) は生まれる。
これは、代々その呪いがかけられた一族の女たちの物語と、彼女たちへの弔いである。
(作家:亜萌)
【ディレクターズ・ノート】
「あのねえ!在日と言ってもいろいろいるんすよ、マジで!分かれ!」
亜萌さんは最近、よくこう繰り返す。「在日」と聞いたとたん脳の回路がショートする、一山いくらのレイシストが言うなら、次に来るセリフは考えなくても分かるし、それこそChatGPTが無数の答えを正確に、次から次へと再現してくれるだろう。勿論、自身で「在日コリアン2世と日本人のあいのこ」と露悪する複雑な家庭事情のミックスルーツを持つ亜萌さんの立場は、全く異なるものだ。美学校スタジオで2020年に開いた衝撃の?デビュー個展『強いAI』と、翌年の『人間らしさを守る人間の会』で展開した一見アイロニカルな社会への視線は会田誠的なシニシズムにも近いが、自身の離人症的感覚(わたしは人間なのか?)と、日本/在日社会への身の置き所のなさを、美術史からの引用と自身が共感する人ならぬ人=ロボットで露わにしたスタイルはもっと静かで、アンビバレントな怒りに満ちている。在日コリアンが置かれた政治的、社会的状況とそれはイコールではない(が、もちろん無関係でもない)。
今回の個展『육우여자 牛女』では、そこからさらに踏み込んで、己のルーツや生育の家庭環境をギリシャ神話や怪談の様式を借りて生々しく物語化し、絵画やテキスト、立体が入り混じる大がかりなインスタレーションに結実させている。「牛女」は見せ物小屋や怪談では定番の半獣半人、牛頭人身の化け物で、不貞や殺人など、祖先の因果が祟った血の呪いによる禍だと語られるが、『육우여자 牛女』の物語も「血」の「呪い」という「ある種の親ガチャ」ロジックに翻弄される牛女たちを描き、最終的には牛女の娘がその宿命に激烈な拒否を宣告する。わたしは誰なのか?わたしは、それが知りたい。身を滅ぼしてでも。
「君は社会にガツンな作品がやりたいんだね?」
「差別はダメとか言いたいの?」
かつて、亜萌さんの作品にそう反応したというアートなピープルにこそ、見て欲しい。
「あのねえ!在日と言ってもいろいろいるんすよ、マジで!分かれ!」
(代表、ディレクター:東間嶺)
【アーティスト・プロフィール】
亜萌(Amoe)
1993年関東のゴッサム・シティ生まれ。在日コリアン2世と日本人のあいのこ。2016年に東京藝術大学美術学部…ではなく明治大学文学部卒業後、美学校『中ザワヒデキ文献研究』を受講。修了後勝手に個展「強いAI」(美学校スタジオ、東京)を開催したのをはじめ、翌年にも個展「人間らしさを守る人間の会」(同)を勝手に開催。自身を含む個人や集団の不安定なアイデンティティを、幼少期の自画像的存在だったロボットのイメージにオーバーラップさせ遊ぶ。美術家・前本彰子氏が経営するお店「ストロベリー・スーパー・ソニック」内に設置されたアーティストガチャにもこっそり参加中。
亜萌(Amoe)個展『육우여자 牛女』
■ 会期:2023年5月19日(金)→6月19日(月)
※ 金土日月オープン。火水木休み。
■ 時間:12時30分→20時
■ 会場:オルタナティブ掘っ立て小屋『ナミイタ Nami Ita』
東京都町田市三輪町2036(アトリエ・トリゴヤ裏手)
徒歩=小田急線鶴川駅より徒歩約15分。バス=鶴川駅前3番乗り場より「奈良北団地」or「三菱ケミカル前」行き。それぞれ『三輪入口』下車。バスを降り、目の前の坂を下りたすぐ右手の広場に建つ赤い掘っ立て小屋の奥。トタン屋根の上に被さる古木が目印。所在場所の地図は下部QRコードをご参照下さい。
■ 入場:ドネーション500円(他企画とも共通)
(亜萌の直筆小作品『牛女の肉』、ナミイタ特製の版画&ポストカードをまとめた返礼パック付き)
* 可能な方はマスク他、新型コロナウイルス対策にご協力下さい。
* 駐車スペースが極めて限られます。事前にご確認下さい。
■ 企画:東間嶺(TEL:090-1823-7330)
■ 協力:アトリエ・トリゴヤ、作庭工房
■ MAIL: [email protected]
URL: https://tinshacknamiita.org/
■ SNS:
Twitter&FB→@Namiita2036
Instagram→@tinshacknamiita
プレスリリースPDF
https://drive.google.com/file/d/1-3Zpsxe5aYgHjCkOFIWLfzPjhycfN3FR/view?fbclid=IwAR2TzCWU0ZgvK4dNKpcJCNxpRMQEKays6Qs7G5m-57nWSm74pUoCZMzlA8Q
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【アーティスト・ステイトメント】
親の因果が子に報い、生まれ出でたるこの姿!
交わってはいけないものが交わったとき、육우여자 ( 牛女 ) は生まれる。
これは、代々その呪いがかけられた一族の女たちの物語と、彼女たちへの弔いである。
(作家:亜萌)
【ディレクターズ・ノート】
「あのねえ!在日と言ってもいろいろいるんすよ、マジで!分かれ!」
亜萌さんは最近、よくこう繰り返す。「在日」と聞いたとたん脳の回路がショートする、一山いくらのレイシストが言うなら、次に来るセリフは考えなくても分かるし、それこそChatGPTが無数の答えを正確に、次から次へと再現してくれるだろう。勿論、自身で「在日コリアン2世と日本人のあいのこ」と露悪する複雑な家庭事情のミックスルーツを持つ亜萌さんの立場は、全く異なるものだ。美学校スタジオで2020年に開いた衝撃の?デビュー個展『強いAI』と、翌年の『人間らしさを守る人間の会』で展開した一見アイロニカルな社会への視線は会田誠的なシニシズムにも近いが、自身の離人症的感覚(わたしは人間なのか?)と、日本/在日社会への身の置き所のなさを、美術史からの引用と自身が共感する人ならぬ人=ロボットで露わにしたスタイルはもっと静かで、アンビバレントな怒りに満ちている。在日コリアンが置かれた政治的、社会的状況とそれはイコールではない(が、もちろん無関係でもない)。
今回の個展『육우여자 牛女』では、そこからさらに踏み込んで、己のルーツや生育の家庭環境をギリシャ神話や怪談の様式を借りて生々しく物語化し、絵画やテキスト、立体が入り混じる大がかりなインスタレーションに結実させている。「牛女」は見せ物小屋や怪談では定番の半獣半人、牛頭人身の化け物で、不貞や殺人など、祖先の因果が祟った血の呪いによる禍だと語られるが、『육우여자 牛女』の物語も「血」の「呪い」という「ある種の親ガチャ」ロジックに翻弄される牛女たちを描き、最終的には牛女の娘がその宿命に激烈な拒否を宣告する。わたしは誰なのか?わたしは、それが知りたい。身を滅ぼしてでも。
「君は社会にガツンな作品がやりたいんだね?」
「差別はダメとか言いたいの?」
かつて、亜萌さんの作品にそう反応したというアートなピープルにこそ、見て欲しい。
「あのねえ!在日と言ってもいろいろいるんすよ、マジで!分かれ!」
(代表、ディレクター:東間嶺)
【アーティスト・プロフィール】
亜萌(Amoe)
1993年関東のゴッサム・シティ生まれ。在日コリアン2世と日本人のあいのこ。2016年に東京藝術大学美術学部…ではなく明治大学文学部卒業後、美学校『中ザワヒデキ文献研究』を受講。修了後勝手に個展「強いAI」(美学校スタジオ、東京)を開催したのをはじめ、翌年にも個展「人間らしさを守る人間の会」(同)を勝手に開催。自身を含む個人や集団の不安定なアイデンティティを、幼少期の自画像的存在だったロボットのイメージにオーバーラップさせ遊ぶ。美術家・前本彰子氏が経営するお店「ストロベリー・スーパー・ソニック」内に設置されたアーティストガチャにもこっそり参加中。
作家・出演者 | 亜萌(Amoe) |
会場 | オルタナティブ掘っ立て小屋『ナミイタ Nami Ita』 |
住所 | 195-0054 東京都町田市三輪町2036 |
アクセス | 鶴川駅(小田急小田原線)南口 徒歩15分 鶴川駅より路線バスあり。3番乗り場より「奈良北団地」または「三菱ケミカル前」行きに乗車し、「三輪入口」下車。 |
会期 | 2023/05/19(金) - 06/19(月) |
時間 | 12:30-20:00 |
休み | 火・水・木 |
観覧料 | ドネーション500円 |
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