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超不定期滞在制作project《Nami Itaに、いた?いる!》Vol.03 前田梨那『去来するイメージ/往還する痕跡』

【移転】オルタナティブ掘っ立て小屋『ナミイタ Nami Ita』

2022/04/29(金) - 05/30(月)

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"個人を生きようとも抗えない力、意志を吸い込んでしまう引力、
人が生きていく事と、私とあなたが違うわけを探して制作しています"
(前田梨那)

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超不定期滞在制作project《Nami Itaに、いた?いる!》Vol.03
前田梨那『去来するイメージ/往還する痕跡』
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■ 会期:2022年4月29日(金)→5月30日(月)※金土日月オープン。火水木休み。
■ 時間:12時30分ー20時
■ 会場:オルタナティブ掘っ立て小屋『ナミイタ-Nami Ita』
東京都町田市三輪町2036(アトリエ・トリゴヤ裏手)
徒歩=小田急線鶴川駅より徒歩約15分。
バス=鶴川駅前3番乗り場より「奈良北団地」or「三菱ケミカル前」行き。それぞれ『三輪入口』下車。
バスを降り、目の前の坂を下りたすぐ右手の広場に建つ赤い掘っ立て小屋の奥、トタン屋根の上に被さる古木が目印。
■ 入場:ドネーション・チケット500円(前田ミニプリント作品とナミイタのオリジナル木版画、ポストカード付)
■ 企画:東間嶺(TEL:090-1823-7330)
■ 協力:アトリエ・トリゴヤ、作庭工房
■ MAIL: [email protected]
URL: https://tinshacknamiita.org/
■ SNS: Twitter&FB→@Namiita2036
* 会期中、作家が在廊している日は、ご来場の方々に展示制作の「共同制作」をお願する場合があります。
*新型コロナウイルス感染症対策のため、ご入場時のマスク着用、検温、手指消毒にご協力をお願い致します。ギャラリー部分は一部土足禁止になりますので、マイスリッパがお勧めです(消毒済み共用品はあります)

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開催概要

■ オルタナティブ掘っ立て小屋『ナミイタ-Nami Ita』は、2022年の第二弾企画として、4月29日(金)~5月30日(月)のあいだ、「超不定期滞在制作project《Nami Itaに、いた?いる!》Vol.03」として、前田梨那『去来するイメージ/往還する痕跡』(企画:東間嶺)を実施します。
■ 『TOKYO FRONT LINE PHOTO AWARD 2021』グランプリ(大山光平賞)や2022年度ヤングポートフォリオ一次審査通過(4月時点)などで注目される若手作家である前田は、和光大学で写真を学んでいたときから「写真」という営みの本質を、(カメラによる)種々の撮影行為よりも、むしろ露光し、薬剤で「現像→定着」するプロセス中の「ネガ」に見出し、型紙を使った長時間露光やケミグラム Chemigram(※)を取り入れた作品として発表してきました。
「私という存在は人間の、生命の大きな流れの中で一瞬で通りすぎる流れ星のようなもの。固有の体験を生きているというより、たくさんの人間が紡いできた生をなぞる演劇的な役割というか、その繰り返しの一部でしかない感覚がある」。
アルゼンチンのクエバ・デ・ラス・マノス(手の洞窟)に存在する有名な古代の手形(ネガ)壁画を参照しながらそう語る前田は、「ネガ」を単に光学のレベルではなく、自他の境界=輪郭として個を世界と分かつもの(前田の言葉では「役割のネガとしての身体」)、そしてある物体が確かに世界へ存在していた痕跡だと捉えます。極度に抽象化され、ディティールが排された前田の作品は一見「写真」から遠く、むしろ抽象性の高い絵画のようですが、光の反射を捕捉し、止める行為とは何か?を考えたとき、改めて「写真」の本質についてわたしたちは再考を迫られるのです。
■ 本企画、『去来するイメージ/往還する痕跡』は、ナミイタ内外にこれまで断片的に発表されてきた上記作品群を新たな大作と共にインスタレーションとして再構成し、前田の創作にかかわる思考と今後の可能性を改めて提示する試みです。vol.01山本麻世『イエティのまつ毛』、vol.02藤巻瞬『不完全な修復』に続き、(それらの痕跡や気配も残存する)小屋と一体化し、変容した「写真」を御高覧頂ければと思います。
※(「科学で描く」を意味する、感光紙(印画紙など)に化学物質を塗ってイメージを作り出す現像技法)
(文責=代表:東間嶺)

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*訪問/滞在作家:前田梨那 |Rina Maeda
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1997年、神奈川県生まれ。2020年、和光大学芸術学科卒業。
ケミグラムなどの現像技法を通して「写真」の本質(光と時間の定着=生命の大きな流れ)を探求している。
『TOKYO FRONT LINE PHOTO AWARD 2021』グランプリ(大山光平賞)、2021 年度ヤングポートフォリオ一次審査通過(2022年4月時点)。
主な個展に、「WAG2020 Them」(表参道画廊、東京、2020)、「ほしの散らばり」(Totem Pole Photo Gallery、東京、2021)があり、グループ展として「中国済南国際写真ビエンナーレ・日中韓大学招待展“异域・同天”」(山東工芸美術大学美術館、中国、山東省、2020)、「仁川海洋写真映像祭2021」(オープンポートエリアホール、韓国、仁川、2021)、「art viewing…vol.4」(しろがねGallery、東京、2022)などに参加。

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*超不定期滞在制作project《Nami Itaに、いた?いる!》*
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作家がナミイタ Nami Itaを不定期・長短期で来訪/滞在し、小屋の内外に作品をインストール/展示/パフォーマンスする連続企画。レジデンス未満のゆるい感覚で、場と作品、作品と作者、作者と場の新たな関係性を探ってゆく試みです。これまでにVol.01 山本麻世『イエティのまつ毛』(2021 年11 月1 ~ 12 月2 日)、vol.02 藤巻瞬『不完全な修復』(2022年1月14日~2月14日)を実施。

出典

作家・出演者前田梨那
会場【移転】オルタナティブ掘っ立て小屋『ナミイタ Nami Ita』おるたなてぃぶ ほったてごや なみいた
住所
195-0054
東京都町田市三輪町2036
アクセス鶴川駅(小田急小田原線)南口 徒歩15分
鶴川駅より路線バスあり。3番乗り場より「奈良北団地」または「三菱ケミカル前」行きに乗車し、「三輪入口」下車。
会期2022/04/29(金) - 05/30(月)
時間12:30-20:00
休み火・水・木
観覧料ドネーション・チケット500円(前田ミニプリント作品とナミイタのオリジナル木版画、ポストカード付)
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