超不定期滞在制作project 《Nami Itaに、いた?いる!》Vol.01 山本麻世『イエティのまつ毛』
オルタナティブ掘っ立て小屋『ナミイタ Nami Ita』
2021/11/01(月) - 12/02(木)
ーー
超不定期滞在制作project
《Nami Itaに、いた?いる!》Vol.01
山本麻世『イエティのまつ毛』
■会期:2021年11月1日(月)ー12月2日(木)※金土日月オープン
■時間:12時30分ー20時
■会場:オルタナティブ掘っ立て小屋『ナミイタ-Nami Ita』
住所:〒195-0054 東京都町田市三輪町2036(アトリエ・トリゴヤ内)
徒歩=小田急線鶴川駅より徒歩約15分
バス=鶴川駅より、神中バス=緑山循環(鶴08)or小田急バス=奈良北団地行き(鶴09)それぞれ『三輪入口』下車。
坂を下りたすぐ右手の赤い掘っ立て小屋。
■入場:ドネーション・チケット500円(作品断片入りポストカード付)
*新型コロナウイルス感染症対策のため、ご入場時のマスク着用、受付にて検温、手指消毒をお願い致します。
ギャラリー部分は一部土足禁止になりますので、マイスリッパもお勧めです(消毒済み共用品はあります)
■企画:東間嶺(TEL:09018237330)
■協力:アトリエ・トリゴヤ
「引込線│Hikikomisen Platform」
■MAIL: [email protected]
■URL: https://tinshacknamiita.org/
■SNS: Twitter&FB→@Namiita2036
ーー
【概要】
■オルタナティブ掘っ立て小屋『ナミイタ-Nami Ita』は、11月1日~12月2日
のあいだ、「超不定期滞在制作project
《Nami Itaに、いた?いる!》Vol.01」として、山本麻世『イエティのまつ毛』
(企画:東間嶺))を実施します。
■日本(多摩美術大学)と欧州(ヘリット・リートフェルト・アカデミー、サンドヴェルグ・インスティテュート、ファインアート)で陶芸を学んだ山本は、越後妻有のアート・トリエンナーレをはじめ、これまで多数の滞在制作やレジデンスに参加し、身近な既製品を「挟む、切る、詰める、縛る」等のささやかで素朴な行為によってその「場」へ定着させ、【新しい繋がりの風景】として現出させる特異な作品を発表してきました。
■本プロジェクト、『イエティのまつ毛』は、初夏の前から定期的にナミイタ Nami Itaとアトリエ・トリゴヤを訪れた山本が、ふらふらと興味の赴くまま、数十年にわたり作家たちとしぶとく生き続けている朽ちた共同スタジオ=小屋の内外へ、そうした【繋がりの風景】をさまざまなインスタレーション・ビュー・として現出させます。
■外壁の赤錆びたトタンや雑木林の古木に差し込まれる黄色い養生材(「イエティのまつ毛」)、ギャラリー・スペースの天井から垂れさがるヘアピンとヘアゴム(「ゴーヤの骨」)、共用部の間仕切りに挟まれた、きらきらと光るぶつ切りのゴムホース(「お守りの膜」)…。
山本によって、あちらこちらと、思いがけない箇所にひょっこり、あるいは大胆にあらわれる【風景】は、単に既製品を活かしたサイトスペシフィックな創作の鑑賞ではなく、生活に対し絶え間ない消費の高速回転を求める資本の論理に馴致されきったわたしたちの知覚と想像力に不可思議な解放感と刺激を与えてくれます。
都市と自然のせめぎ合う特異なロケーションの中、是非、それを体験して頂ければと思います。
(文責:東間嶺)
ーー作家からーー
「イエティのまつ毛」
“雨の中、トリゴヤにつくと脚立に登って天井を見てずっとだれかがしゃべっている。吉川さんと東間さんだ。そのうち、この二人が上をずっと見ていると栗原さんがやって来て徐にブリキを叩いて屋根の補修部分をつくっている。雨漏りは大変なことだと思うけど、トリゴヤの作家さんたちが集うとちょっとした面白い問題になる。プラスチックのナミイタが良いだのトタンが良いだの。押した方が水が入らないとか。雨漏りも工夫次第で何とでもできる。トリゴヤはそんな皆で補修したパッチワークのようなナミイタが美しく。雨漏りする隙間があり愛されている。雨風を凌ぐために形や色が変わりながらも作家たちの作品や作業を守ってきた小屋。それは生き物のように辺りの植物と一緒に呼吸している。雨漏りもトリゴヤの擦り傷のようなものかと思うと手当の時も慈しみを感じる。ざわざわと風が吹くたびに鳥肌が立ち、大きな気配に包まれる。”
山本麻世
ーーー
*滞在アーティスト:山本麻世 |Asayo Yamamoto
1980年東京都生まれ、在住。2008年ヘリット・リートフェルト・アカデミー陶芸学科卒業、2009年サンドヴェルグ・インスティテュート、ファインアート学科滞在。 主な活動に、グループ展「風とイメージ」(Sprout curation、東京、2021年)、芸術祭「へその緒くぐり」(妻有トリエンナーレの小沢剛企画かまぼこアートセンター、新潟、2015年)など。滞在制作型のプロジェクトに多数参加。共存体の関係性や繋がりの存在を、身近な素材や、幼いころにやっていたような単純な作業で、その場に少しの間定着させる事によって既にある風景を新しい繋がりの風景へと変化させる。 http://www.asayo-yamamoto.com/
*超不定期滞在制作project《Nami Itaに、いた?いる!》
《ナミイタ Nami Ita》やアトリエ・トリゴヤの内外を様々に使い、不定期・長短期で来訪/滞在しながら作品をインストール/展示/パフォーマンスするプロジェクト・シリーズ。レジデンス未満のゆるい感覚で、場と作家が相互的に変容してゆく関係の構築を目指しています。
超不定期滞在制作project
《Nami Itaに、いた?いる!》Vol.01
山本麻世『イエティのまつ毛』
■会期:2021年11月1日(月)ー12月2日(木)※金土日月オープン
■時間:12時30分ー20時
■会場:オルタナティブ掘っ立て小屋『ナミイタ-Nami Ita』
住所:〒195-0054 東京都町田市三輪町2036(アトリエ・トリゴヤ内)
徒歩=小田急線鶴川駅より徒歩約15分
バス=鶴川駅より、神中バス=緑山循環(鶴08)or小田急バス=奈良北団地行き(鶴09)それぞれ『三輪入口』下車。
坂を下りたすぐ右手の赤い掘っ立て小屋。
■入場:ドネーション・チケット500円(作品断片入りポストカード付)
*新型コロナウイルス感染症対策のため、ご入場時のマスク着用、受付にて検温、手指消毒をお願い致します。
ギャラリー部分は一部土足禁止になりますので、マイスリッパもお勧めです(消毒済み共用品はあります)
■企画:東間嶺(TEL:09018237330)
■協力:アトリエ・トリゴヤ
「引込線│Hikikomisen Platform」
■MAIL: [email protected]
■URL: https://tinshacknamiita.org/
■SNS: Twitter&FB→@Namiita2036
ーー
【概要】
■オルタナティブ掘っ立て小屋『ナミイタ-Nami Ita』は、11月1日~12月2日
のあいだ、「超不定期滞在制作project
《Nami Itaに、いた?いる!》Vol.01」として、山本麻世『イエティのまつ毛』
(企画:東間嶺))を実施します。
■日本(多摩美術大学)と欧州(ヘリット・リートフェルト・アカデミー、サンドヴェルグ・インスティテュート、ファインアート)で陶芸を学んだ山本は、越後妻有のアート・トリエンナーレをはじめ、これまで多数の滞在制作やレジデンスに参加し、身近な既製品を「挟む、切る、詰める、縛る」等のささやかで素朴な行為によってその「場」へ定着させ、【新しい繋がりの風景】として現出させる特異な作品を発表してきました。
■本プロジェクト、『イエティのまつ毛』は、初夏の前から定期的にナミイタ Nami Itaとアトリエ・トリゴヤを訪れた山本が、ふらふらと興味の赴くまま、数十年にわたり作家たちとしぶとく生き続けている朽ちた共同スタジオ=小屋の内外へ、そうした【繋がりの風景】をさまざまなインスタレーション・ビュー・として現出させます。
■外壁の赤錆びたトタンや雑木林の古木に差し込まれる黄色い養生材(「イエティのまつ毛」)、ギャラリー・スペースの天井から垂れさがるヘアピンとヘアゴム(「ゴーヤの骨」)、共用部の間仕切りに挟まれた、きらきらと光るぶつ切りのゴムホース(「お守りの膜」)…。
山本によって、あちらこちらと、思いがけない箇所にひょっこり、あるいは大胆にあらわれる【風景】は、単に既製品を活かしたサイトスペシフィックな創作の鑑賞ではなく、生活に対し絶え間ない消費の高速回転を求める資本の論理に馴致されきったわたしたちの知覚と想像力に不可思議な解放感と刺激を与えてくれます。
都市と自然のせめぎ合う特異なロケーションの中、是非、それを体験して頂ければと思います。
(文責:東間嶺)
ーー作家からーー
「イエティのまつ毛」
“雨の中、トリゴヤにつくと脚立に登って天井を見てずっとだれかがしゃべっている。吉川さんと東間さんだ。そのうち、この二人が上をずっと見ていると栗原さんがやって来て徐にブリキを叩いて屋根の補修部分をつくっている。雨漏りは大変なことだと思うけど、トリゴヤの作家さんたちが集うとちょっとした面白い問題になる。プラスチックのナミイタが良いだのトタンが良いだの。押した方が水が入らないとか。雨漏りも工夫次第で何とでもできる。トリゴヤはそんな皆で補修したパッチワークのようなナミイタが美しく。雨漏りする隙間があり愛されている。雨風を凌ぐために形や色が変わりながらも作家たちの作品や作業を守ってきた小屋。それは生き物のように辺りの植物と一緒に呼吸している。雨漏りもトリゴヤの擦り傷のようなものかと思うと手当の時も慈しみを感じる。ざわざわと風が吹くたびに鳥肌が立ち、大きな気配に包まれる。”
山本麻世
ーーー
*滞在アーティスト:山本麻世 |Asayo Yamamoto
1980年東京都生まれ、在住。2008年ヘリット・リートフェルト・アカデミー陶芸学科卒業、2009年サンドヴェルグ・インスティテュート、ファインアート学科滞在。 主な活動に、グループ展「風とイメージ」(Sprout curation、東京、2021年)、芸術祭「へその緒くぐり」(妻有トリエンナーレの小沢剛企画かまぼこアートセンター、新潟、2015年)など。滞在制作型のプロジェクトに多数参加。共存体の関係性や繋がりの存在を、身近な素材や、幼いころにやっていたような単純な作業で、その場に少しの間定着させる事によって既にある風景を新しい繋がりの風景へと変化させる。 http://www.asayo-yamamoto.com/
*超不定期滞在制作project《Nami Itaに、いた?いる!》
《ナミイタ Nami Ita》やアトリエ・トリゴヤの内外を様々に使い、不定期・長短期で来訪/滞在しながら作品をインストール/展示/パフォーマンスするプロジェクト・シリーズ。レジデンス未満のゆるい感覚で、場と作家が相互的に変容してゆく関係の構築を目指しています。
作家・出演者 | 山本麻世 |
会場 | オルタナティブ掘っ立て小屋『ナミイタ Nami Ita』 |
住所 | 195-0054 東京都町田市三輪町2036 |
アクセス | 鶴川駅(小田急小田原線)南口 徒歩15分 鶴川駅より路線バスあり。3番乗り場より「奈良北団地」または「三菱ケミカル前」行きに乗車し、「三輪入口」下車。 |
会期 | 2021/11/01(月) - 12/02(木) |
時間 | 12:30-20:00 |
休み | 火・水・木(最終日を除く) |
観覧料 | ドネーション・チケット500円(作品断片入りポストカード付) |
SNS | |
ウェブサイト |