s+arts(スプラスアーツ)より、鈴木圭 個展「A tale of The 13th city」の開催をお知らせいたします。
鈴木圭は、展示毎に独自の物語を作り、その中で繰り広げられる場面を作品に描きます。自身の名前から連想された性別によって作品の解釈が変わるという経験から、なぜ性別によって見方が変わるのかということに興味を持ち、女性表象や女性が置かれている問題を物語に織り交ぜて制作することで、画一的なバイアスで見られることへの抵抗を試みている作家です。油絵に胡粉を混ぜることにより、時(歴史)が刻まれた壁画のような描写が特徴的な鈴木の作品は、暦の設定から登場人物の性格や背景等、細かい部分にまでこだわりが散りばめられ、様々な角度から現代社会に対する問題提起を内包しています。
これまで鈴木は、主に女性の権利をコンセプトに作品を制作してきましたが、近年では、個人の経験に基づいたものから発想を得て制作に取り組む作品も度々見られるようになりました。数年前に自身の家を構えてから、生活基盤の労働条件が切実になり、非正規労働の問題を痛感していると話します。本展「AtaleofThe13thcity」でも、生活、労働、未婚や自活など、自身を取り巻く状況を踏まえて考察し、制作テーマとしている「自分とは何か」を追求します。
「今回の展示では知らない街に移り住んで働きながら暮らす女性を描きました。
彼女の名前はBibi、以前の展示“hithere”の登場人物です。
家、労働は暮らしにおいて必要不可欠なものですが生活水準を上げるどころか保つことの難しさを感じています。
また少子化が進み、子供を持たず一人で生きることへの視線がどう変わっていくのか関心があります。」---鈴木圭
宇宙にある惑星を舞台に物語が繰り広げられた2022年個展“hithere”では、個人の揺らぎを中心に、遠く離れた惑星で暮らす非正規労働の女性たちが自己を愛する権利について模索し、思い思いのメッセージを綴りました。今回は、その中の女性の1人Bibiが、惑星での労働から戻った後の生活についてクローズアップします。何度移住を経験していたとしても、新天地ではいつも少し不安があります。そのニュアンスを含め、本展ではThe13thcity(13番目の街)と設定いたしました。
目まぐるしく変化する昨今の社会情勢の中、戦争や物価高騰など、世の中は生き難い要素が溢れているようです。それでも前進して生きていくために、独自の見解と世界観を持って問題を取り上げ、制作を続けています。これを機に、鈴木圭の新作展をぜひご高覧ください。
鈴木圭は、展示毎に独自の物語を作り、その中で繰り広げられる場面を作品に描きます。自身の名前から連想された性別によって作品の解釈が変わるという経験から、なぜ性別によって見方が変わるのかということに興味を持ち、女性表象や女性が置かれている問題を物語に織り交ぜて制作することで、画一的なバイアスで見られることへの抵抗を試みている作家です。油絵に胡粉を混ぜることにより、時(歴史)が刻まれた壁画のような描写が特徴的な鈴木の作品は、暦の設定から登場人物の性格や背景等、細かい部分にまでこだわりが散りばめられ、様々な角度から現代社会に対する問題提起を内包しています。
これまで鈴木は、主に女性の権利をコンセプトに作品を制作してきましたが、近年では、個人の経験に基づいたものから発想を得て制作に取り組む作品も度々見られるようになりました。数年前に自身の家を構えてから、生活基盤の労働条件が切実になり、非正規労働の問題を痛感していると話します。本展「AtaleofThe13thcity」でも、生活、労働、未婚や自活など、自身を取り巻く状況を踏まえて考察し、制作テーマとしている「自分とは何か」を追求します。
「今回の展示では知らない街に移り住んで働きながら暮らす女性を描きました。
彼女の名前はBibi、以前の展示“hithere”の登場人物です。
家、労働は暮らしにおいて必要不可欠なものですが生活水準を上げるどころか保つことの難しさを感じています。
また少子化が進み、子供を持たず一人で生きることへの視線がどう変わっていくのか関心があります。」---鈴木圭
宇宙にある惑星を舞台に物語が繰り広げられた2022年個展“hithere”では、個人の揺らぎを中心に、遠く離れた惑星で暮らす非正規労働の女性たちが自己を愛する権利について模索し、思い思いのメッセージを綴りました。今回は、その中の女性の1人Bibiが、惑星での労働から戻った後の生活についてクローズアップします。何度移住を経験していたとしても、新天地ではいつも少し不安があります。そのニュアンスを含め、本展ではThe13thcity(13番目の街)と設定いたしました。
目まぐるしく変化する昨今の社会情勢の中、戦争や物価高騰など、世の中は生き難い要素が溢れているようです。それでも前進して生きていくために、独自の見解と世界観を持って問題を取り上げ、制作を続けています。これを機に、鈴木圭の新作展をぜひご高覧ください。
| 作家・出演者 | 鈴木圭 |
| 会場 | s+arts (スプラスアーツ) |
| 住所 | 106-0032 東京都港区六本木7-6-5 六本木栄ビル 3F |
| アクセス | 六本木駅(東京メトロ日比谷線)2番口 徒歩8分 六本木駅(都営大江戸線)7番口 徒歩9分 乃木坂駅(東京メトロ千代田線, 小田急小田原線)6番口 徒歩9分 |
| 会期 | 2025/04/11(金) - 26(土) |
| 時間 | 12:00-19:00(最終日17:00まで) |
| 休み | 日曜日、月曜日、火曜日 |
| SNS | |
| ウェブサイト |


