Padograph パドグラフ 파도그래프

台北市・横浜市アーティスト交流プログラム2022 呉 庭鳳「日日是好日」

BankART Station

2023/03/24(金) - 31(金)

MAP
SHARE
Facebook share button
Image 682
台北国際芸術村(Taipei Artist Village)とBankART1929は、平成17年(2005年)度から毎年アーティストを相互に派遣し、各施設で約90日間の滞在制作を行なっています。新型コロナ感染症拡大のため2020年度から派遣事業を一時中断していましたが、今年度から再開することができました。16回目となる今回は、横浜からは開発好明氏が2023年1月2日から3月24日まで台北のTreasure Hill Artist Villageに滞在し、台北からは呉庭鳳氏が1月15日から3月31日までBankART Stationにて制作活動をおこない、今回の展示でその成果を発表します。

呉庭鳳(Wu Ting-Feng)は、身の回りのものと身体の一部を合体させたようなモチーフを、水墨画や日本画の技法を用い、やわらかな色彩と筆触で描くアーティストです。
台湾から出て海外の国を訪れること自体が初めてだという呉は、横浜に到着した直後から未知の土地を全身で感じ取ろうと、街中を精力的に歩きまわります。そして、街往く人々に横浜の街に関するアンケートを行い、横浜のさまざまなイメージを収集していきました。
呉が最も親しみのある画材だという日本の岩絵具で、ランドマークタワーや赤い靴、中華街のランタンなどのモチーフのそれぞれに、大切なものを包み込むかのような両の手を描き添えて、他者と自身の横浜のイメージを重ね合わせています。そこには、新しい風景やイメージに触れた呉の喜びや、日常のかけがえのなさを慈しむ思いが込められています。


呉 庭鳳(Wu Ting-Feng) 1997年台湾新北市生まれ。2020年台湾国立嘉義大学視覚芸術学科卒業。2021年台湾国立台 北教育大学大学院芸術造形研究科修士課程在籍中。主なグループ展に、「今、何時になった?」 国立台北教育大学(台湾/ 台北市, 2023)、「桃源美展」桃園市役所(台湾/ 桃園市, 2020)、「台 湾高校芸術所 - 墨墨起動」台東生活美学館(台湾/ 台東市, 2020)、「心晴芸術選」心動芸術空 間(台湾/ 台北市, 2019)。

出典

作家・出演者呉庭鳳
会場BankART Stationばんかーと すてーしょん (バンカートステーション)
住所
220-0012
神奈川県横浜市西区みなとみらい5-1 新高島駅 B1F
アクセス
新高島駅(みなとみらい線)構内
会期2023/03/24(金) - 31(金)
時間11:00-19:00
(最終日は18:00まで)
SNS
    ウェブサイト