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草間彌生の自己消滅、あるいはサイケデリックな世界

草間彌生美術館

2023/04/29(土) - 09/18(月)

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リチャード・カステラ―二画廊(ニューヨーク)での個展「草間のピープ・ショー」(別名「エンドレス・ラヴ・ショー」)にて、六角形のミラールームの中で横たわる草間, 1966, © YAYOI KUSAMA
リチャード・カステラ―二画廊(ニューヨーク)での個展「草間のピープ・ショー」(別名「エンドレス・ラヴ・ショー」)にて、六角形のミラールームの中で横たわる草間, 1966, © YAYOI KUSAMA
草間彌生は、単一モチーフの強迫的な反復と増殖から生じる、自他の境目が消えていくような感覚を“自己消滅” と呼び、さまざまな制作手法で表現しています。幼い頃の幻覚に由来するこの実践は、創作を始めた当初からの作家個人のテーマである一方、反復の制作原理や、鏡の反射と光の明滅などによって、観るものを恍惚とさせる作品表現には、1960年代後半に草間が拠点としていたアメリカを席巻したサイケデリック・ムーヴメントを特徴づけた、幻覚剤がもたらす知覚の変容を追体験させるような視覚効果と重なり合うものがあります。
本展では、そんな草間の作品世界にみられるサイケデリック性に着目し、さまざまな時代の豊かな創作のヴァリエーションを展覧いたします。60年代後半にニューヨークの個展で発表した、六角形のミラールームのシリーズ最新作を初公開するほか、ハプニングなどの記録動画を用いた映画や関連資料を通して、ムーヴメントの推進力ともなった当時の草間の活動をご紹介いたします。また、内的イメージを自由に描き出した活動初期のドローイングをはじめ、帰国以降の鮮やかな色彩のアクリル絵画や大型の立体作品、ブラックライトを使ったインスタレーション、さらには短編映像や文学作品などを展示。草間の自己消滅のヴィジョンがつくりだす、サイケデリックな鑑賞体験をぜひご堪能ください。

出典

作家・出演者草間彌生
会場草間彌生美術館くさま やよい びじゅつかん (Yayoi Kusama Museum)
住所
162-0851
東京都新宿区弁天町107
アクセス
牛込柳町駅(都営地下鉄大江戸線)東口 徒歩6分
早稲田駅(東京メトロ東西線)出口1 徒歩7分
神楽坂駅(東京メトロ東西線)出口2 徒歩9分
会期2023/04/29(土) - 09/18(月)
時間11:00-17:30 ※日時指定の事前予約制。チケットはウェブサイトのみにて販売、美術館窓口での取り扱いは無し。
休み月・火・水曜日
※月・火・水曜日が祝日の場合は開館
観覧料一般 1,100円
小中高生 600円
※未就学児は無料。

①11:00~12:30(11:30までに入場)
②12:00~13:30(12:30までに入場)
③13:00~14:30(13:30までに入場)
④14:00~15:30(14:30までに入場)
⑤15:00~16:30(15:30までに入場)
⑥16:00~17:30(16:30までに入場)
当美術館は敷地面積が狭く、入場にあたり待機していただくスペースがございません。入場開始時間より前のご来館はご遠慮ください。

入場は日時指定の完全予約・定員制(各回90分)です。毎月1日10:00(日本時間)に翌々月分のチケット販売を開始いたします。チケットは美術館ウェブサイトにて当日の各入場時間30分前までご購入いただけます。ご購入後の日時変更、払い戻しはできません。
チケットはこちら https://www.e-tix.jp/yayoikusamamuseum/ から。
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