「3つの堀内誠一展」を同時開催
1.「FASHION」展
堀内誠一が手がけた『anan』49冊を紐解き魅力を味わう
2.「FANTASY」展
大きな絵本の森の中を歩き原画や映像に出会う
3.「FUTURE」展
100人が選んだ「私の好きな堀内さん」から未来を見出す
雑誌『anan』や『BRUTUS』(ともに平凡出版、現・マガジンハウス)のアートディレクション、絵本『ぐるんぱのようちえん』(福音館書店)の絵で知られる堀内誠一(1932~1987)の展覧会を開催します。
本展ではひとつの展覧会を「FASHION」「FANTASY」「FUTURE」という「F」を頭文字とした3つのセクション(企画展示)で構成します。セクションごとに、有山達也、設計事務所ima、三宅瑠人・岡崎由佳の各組が展示空間をデザインし、3つの個性的な堀内誠一展を同時に体験する趣向です。堀内のデザイナーとして新時代を切り開いた雑誌作りを紐解き、絵本作家として描いた夢いっぱいの絵の世界を楽しみ、そして写真や著述にも広がる膨大な仕事から私たちの未来への指針を見つけ出す内容です。そのほか、大きなぐるんぱに会える『ぐるんぱのようちえん』の祝祭広場、さまざまな絵本やかわいらしいメニューを提供するブックカフェなど、大人から子どもまで楽しむことができるスペースも充実します。
見どころ「3つの堀内誠一展」
1. 「FASHION」展
堀内誠一が手がけた『anan』49冊を紐解き魅力を味わう
「生きて、愛して、歌って!!!!!!! それが「アンアン」のファッションです。」
(『anan』7号より)
アートディレクター、グラフィックデザイナーとしての膨大な仕事の中から、創刊から49号までを手がけたファッション雑誌『anan』にフォーカスをあて、特集展示を行います。
1947年、戦後の混乱の中で家族の暮らしを立てるため、堀内は14歳の若さで伊勢丹百貨店の宣伝課に就職しました。装飾係としてプライスカード作りから看板、ウインドディスプレイのデザインまでさまざまな仕事を経験し、やがて広告制作会社で雑誌のアートディレクションを手がけるようになります。そして1970年、平凡出版(現・マガジンハウス)が日本初となる大判のヴィジュアル女性誌『anan』を創刊することになり、堀内はアートディレクターに抜擢されました。
堀内はロゴや表紙のデザイン、誌面全体のアートディレクションを手がけました。雑誌のコンセプト作りや編集にも携わり、かつてない新しい雑誌づくりが実践されました。欧米やアジアの海外ロケ地でモデルたちは生き生きとポーズをとり、そこには今まで見たことのないものと出会える、新しいことが始まる、そんな予感と希望が満ちあふれていました。
『anan』7号では、改めてこの雑誌のあり方が宣言されています。洋服、ヌード、音楽、ダンス、会話、食べ物、ライフスタイル、旅行など、あらゆることがファッションなのだと。堀内は『anan』で生きることの喜びと素晴らしさを高らかにうたいあげ、新時代を切り拓く雑誌作りに邁進しました。女性の生きる喜びを解放した雑誌作りは、その後のエディトリアルデザインにも大きな影響を与えました。
堀内のデザインを紹介する「FASHION」展では、『anan』増刊として発行された『ku:nel』のデザインを2002年の創刊から2015年の75号まで手がけたアートディレクターの有山達也を招き、堀内が手がけた創刊号から49号(1970年3月から1972年3月)までの『anan』を特集展示します。実際の雑誌を解体して再構築し、一冊の全ページを見せたり、企画や特集の魅力やユニークさ、画期性をピックアップすることで、この雑誌がめざした「ファッション」に光をあてながら、堀内のアートディレクションの新しさと時代を切り開いたダイナミックなパワーを浮き彫りにします。あわせて雑誌『ロッコール』をはじめとするエディトリアルデザイン、堀内が手がけたさまざまなロゴデザインも紹介します。
2. 「FANTASY」展
大きな絵本の森の中を歩き原画や映像に出会う
「絵本作家の道こそ運命が決めた本命」
(『ぼくの絵本美術館』より)
堀内は幼い頃から絵を描くことが何よりも好きでした。14歳で働き始めてからも家や画塾で絵を描き続けていました。26歳の時、絵本『くろうまブランキー』(福音館書店)を出版する機会を得て、デザイナーとして活躍しながら絵本作家としても活動を始めます。のちに「絵本作家の道こそ運命が決めた本命」と語った堀内は、深い思い入れをもって絵本の仕事に取り組みました。物語や世界の民話、科学絵本など多岐にわたる主題を、異なる画風、画材、技法で描き分け、70冊を超える絵本を残しました。堀内は絵本作りの中で、心に漂う世界を描く「ファンタジーのおもしろさ」を大切にしていました。
堀内の絵本の世界を紹介する「FANTASY」展は、数ある作品から『くろうまブランキー』『雪わたり』『ぐるんぱのようちえん』(すべて福音館書店)『オズの魔法使い』(世界文化社、のち偕成社)など、ファンタジーを色濃く感じる作品を展示します。楕円の展示室には高さ3メートルもの大きな絵本が並び、立体のぐるんぱにも出会えます。光や音の演出とともに、たくさんの絵本原画や絵本が並ぶファンタジーの世界に身を置けば、絵を見る楽しさ、空想する面白さ、心を解き放つ喜びを体感することができるでしょう。空間デザインは建築家・インテリアデザイナーの設計事務所imaが担当します。
3. 「FUTURE」展
100人が選んだ「私の好きな堀内さん」から未来を見出す
「描くことでその瞬間までなかったものが存在をはじめる」
(『ぼくの絵本美術館』より)
堀内は到底一人の仕事とは思えないほど、幅広い作品を残しました。雑誌や絵本だけでなく、絵画やリトグラフ、イラスト、地図、写真、ポスターや装丁のデザイン、旅行記やエッセイ、友人に宛てた絵手紙にいたるまで、驚くほどの仕事を手掛けました。1987年、54歳の若さで逝去しますが、堀内の多彩な作品は、長い年月を経てもなお、いきいきと輝いています。デザインや絵、そして言葉は、人々の心に残り、時に勇気づけ、新しい創造を生み出す源泉となっています。
「FUTURE」展は、堀内の多彩な作品を見渡し、そこから未来へのヒントを見出し共有する場です。堀内を敬愛する方々100人が好きな作品を推挙し、堀内から受け取ったもの、未来へ伝えたい言葉とともに展示します。希望に満ちた展示空間を、デザイナーの三宅瑠人と岡崎由佳がデザインします。
参加者の顔ぶれ:秋川リサ(俳優)、鹿児島睦(陶芸家)、佐野史郎(俳優、映画監督)、スズキコージ(絵本作家)、都築響一(編集者)、名久井直子(ブックデザイナー)、松浦弥太郎(エッセイスト)ほか。
そのほかの見どころ
『ぐるんぱのようちえん』の祝祭広場
「FANTASY」展の展示室中央に、絵本『ぐるんぱのようちえん』の祝祭的な世界が広がります。頭の上にクッキーやお皿を乗せた大きなぐるんぱ像が笑顔で歩き、周りには堀内が描いた絵本原画が並びます。
絵本とかわいいメニューをそろえたブックカフェ
展覧会期間中、PLAY! CAFEがブックカフェに装いを変えます。堀内が手がけた絵本や雑誌に加え、堀内が愛した世界のイラストレーターたちの絵本を集めます。そのほか絵本の世界観を楽しむオリジナルメニューも提供します。
オリジナルグッズ
堀内が暮らしたパリや旅のエッセンスを取り入れた雑貨、『ぐるんぱのようちえん』をはじめとした絵本のイラストをあしらったアパレル、ステーショナリーなどのアイテムを取り揃えます。
■作家プロフィール
堀内誠一 (1932-1987)
1932年東京に生まれる。デザイナー、アートディレクター、絵本作家。『anan』や『BRUTUS』、『POPEYE』など雑誌のロゴマーク、『anan』においては創刊時のコンセプト作りやアートディレクションを手がけ、ヴィジュアル雑誌の黄金時代を築いた。1958年に初の絵本『くろうまブランキー』 の刊行を皮切りに『たろうのおでかけ』『ぐるんぱのようちえん』『こすずめのぼうけん』など70冊を超える絵本を世に送り出し、挿絵も数多く描いた。1973年から81年にかけて家族と共にパリ近郊に移住。ヨーロッパを中心に世界を巡り、旅行記やガイド本を出版。また著書に『父の時代 私の時代』(マガジンハウス)、編著書に『絵本の世界・110人のイラストレーター』(福音館書店)など著述家、絵本批評家としても活動、多彩な表現に意欲的に取り組んだ。1987年、54歳で亡くなるまで絵本やデザインの仕事に従事した。
■参加クリエイター
「FASHION」展
有山達也(アートディレクター、グラフィックデザイナー)
1966年埼玉県生まれ。中垣デザイン事務所を経て、93年アリヤマデザインストア設立。文芸書から料理本、写真集、漫画など、さまざまなジャンルのエディトリアルデザインを手がける。2002年に『anan』増刊としてスタートした『ku:nel』創刊から2015年の75号までADをつとめた。
「FANTASY」展
設計事務所ima 小林恭+マナ(建築家)
建築、デザイン、アートの勉強のため半年間のヨーロッパ旅行で17カ国70都市を巡り、帰国後1998年に設計事務所ima(イマ)を共同で設立。「marimekko」や「LAPUAN KANKURIT」、「IL BISONTE」などの店舗デザインや、プロダクトデザイン、個人住宅など、幅広く空間デザインを手がけるほか、展覧会の空間デザインや、インスタレーションの分野でも活躍。
「FUTURE」展
三宅瑠人・岡崎由佳(デザイナー)
三宅瑠人は東京藝術大学卒業後、海外の古い図鑑に影響を受けたイラストレーションで国内外のファッションブランドや書籍など幅広い分野で活動。同時にグラフィックデザイナーとして多くのレコードジャケットやロゴデザインなどを手掛ける。岡崎由佳はアートディレクターとして日本デザインセンターでブランディングや展覧会デザインを担当し、2022年に独立。共同で手がけた仕事として、NHK「虎に翼」ロゴ・メインビジュアルデザイン、PLAY! MUSEUM「エルマーのぼうけん展」など。
堀内誠一展 FASHION・FANTASY・FUTURE
2025年1月22日(水)ー 4月6日(日)
休館日: 2025年2月16日(日)
開館時間:10:00ー17:00(土日祝は18:00まで/入場は閉館の30分前まで)
入場料:一般1,800円 / 大学生1,200円 / 高校生1,000円 / 中・小学生600円 /未就学児無料
◯割引制度(併用不可)
①[立川割]一般 1,200円 / 大学生700円 / 高校生600円 / 中・小学生400円 /未就学児無料
*立川市在住・在学を確認できる免許証、学生証等をご提示ください
②[障害者割引]障害者手帳をご提示の方とその介添人1名は半額
③[相互割引]「一般」で入場の方は、同日PLAY! PARK を200円引きで利用できます
特別協力:堀内事務所
協力:福音館書店
キュレーション:林綾野
1.「FASHION」展
堀内誠一が手がけた『anan』49冊を紐解き魅力を味わう
2.「FANTASY」展
大きな絵本の森の中を歩き原画や映像に出会う
3.「FUTURE」展
100人が選んだ「私の好きな堀内さん」から未来を見出す
雑誌『anan』や『BRUTUS』(ともに平凡出版、現・マガジンハウス)のアートディレクション、絵本『ぐるんぱのようちえん』(福音館書店)の絵で知られる堀内誠一(1932~1987)の展覧会を開催します。
本展ではひとつの展覧会を「FASHION」「FANTASY」「FUTURE」という「F」を頭文字とした3つのセクション(企画展示)で構成します。セクションごとに、有山達也、設計事務所ima、三宅瑠人・岡崎由佳の各組が展示空間をデザインし、3つの個性的な堀内誠一展を同時に体験する趣向です。堀内のデザイナーとして新時代を切り開いた雑誌作りを紐解き、絵本作家として描いた夢いっぱいの絵の世界を楽しみ、そして写真や著述にも広がる膨大な仕事から私たちの未来への指針を見つけ出す内容です。そのほか、大きなぐるんぱに会える『ぐるんぱのようちえん』の祝祭広場、さまざまな絵本やかわいらしいメニューを提供するブックカフェなど、大人から子どもまで楽しむことができるスペースも充実します。
見どころ「3つの堀内誠一展」
1. 「FASHION」展
堀内誠一が手がけた『anan』49冊を紐解き魅力を味わう
「生きて、愛して、歌って!!!!!!! それが「アンアン」のファッションです。」
(『anan』7号より)
アートディレクター、グラフィックデザイナーとしての膨大な仕事の中から、創刊から49号までを手がけたファッション雑誌『anan』にフォーカスをあて、特集展示を行います。
1947年、戦後の混乱の中で家族の暮らしを立てるため、堀内は14歳の若さで伊勢丹百貨店の宣伝課に就職しました。装飾係としてプライスカード作りから看板、ウインドディスプレイのデザインまでさまざまな仕事を経験し、やがて広告制作会社で雑誌のアートディレクションを手がけるようになります。そして1970年、平凡出版(現・マガジンハウス)が日本初となる大判のヴィジュアル女性誌『anan』を創刊することになり、堀内はアートディレクターに抜擢されました。
堀内はロゴや表紙のデザイン、誌面全体のアートディレクションを手がけました。雑誌のコンセプト作りや編集にも携わり、かつてない新しい雑誌づくりが実践されました。欧米やアジアの海外ロケ地でモデルたちは生き生きとポーズをとり、そこには今まで見たことのないものと出会える、新しいことが始まる、そんな予感と希望が満ちあふれていました。
『anan』7号では、改めてこの雑誌のあり方が宣言されています。洋服、ヌード、音楽、ダンス、会話、食べ物、ライフスタイル、旅行など、あらゆることがファッションなのだと。堀内は『anan』で生きることの喜びと素晴らしさを高らかにうたいあげ、新時代を切り拓く雑誌作りに邁進しました。女性の生きる喜びを解放した雑誌作りは、その後のエディトリアルデザインにも大きな影響を与えました。
堀内のデザインを紹介する「FASHION」展では、『anan』増刊として発行された『ku:nel』のデザインを2002年の創刊から2015年の75号まで手がけたアートディレクターの有山達也を招き、堀内が手がけた創刊号から49号(1970年3月から1972年3月)までの『anan』を特集展示します。実際の雑誌を解体して再構築し、一冊の全ページを見せたり、企画や特集の魅力やユニークさ、画期性をピックアップすることで、この雑誌がめざした「ファッション」に光をあてながら、堀内のアートディレクションの新しさと時代を切り開いたダイナミックなパワーを浮き彫りにします。あわせて雑誌『ロッコール』をはじめとするエディトリアルデザイン、堀内が手がけたさまざまなロゴデザインも紹介します。
2. 「FANTASY」展
大きな絵本の森の中を歩き原画や映像に出会う
「絵本作家の道こそ運命が決めた本命」
(『ぼくの絵本美術館』より)
堀内は幼い頃から絵を描くことが何よりも好きでした。14歳で働き始めてからも家や画塾で絵を描き続けていました。26歳の時、絵本『くろうまブランキー』(福音館書店)を出版する機会を得て、デザイナーとして活躍しながら絵本作家としても活動を始めます。のちに「絵本作家の道こそ運命が決めた本命」と語った堀内は、深い思い入れをもって絵本の仕事に取り組みました。物語や世界の民話、科学絵本など多岐にわたる主題を、異なる画風、画材、技法で描き分け、70冊を超える絵本を残しました。堀内は絵本作りの中で、心に漂う世界を描く「ファンタジーのおもしろさ」を大切にしていました。
堀内の絵本の世界を紹介する「FANTASY」展は、数ある作品から『くろうまブランキー』『雪わたり』『ぐるんぱのようちえん』(すべて福音館書店)『オズの魔法使い』(世界文化社、のち偕成社)など、ファンタジーを色濃く感じる作品を展示します。楕円の展示室には高さ3メートルもの大きな絵本が並び、立体のぐるんぱにも出会えます。光や音の演出とともに、たくさんの絵本原画や絵本が並ぶファンタジーの世界に身を置けば、絵を見る楽しさ、空想する面白さ、心を解き放つ喜びを体感することができるでしょう。空間デザインは建築家・インテリアデザイナーの設計事務所imaが担当します。
3. 「FUTURE」展
100人が選んだ「私の好きな堀内さん」から未来を見出す
「描くことでその瞬間までなかったものが存在をはじめる」
(『ぼくの絵本美術館』より)
堀内は到底一人の仕事とは思えないほど、幅広い作品を残しました。雑誌や絵本だけでなく、絵画やリトグラフ、イラスト、地図、写真、ポスターや装丁のデザイン、旅行記やエッセイ、友人に宛てた絵手紙にいたるまで、驚くほどの仕事を手掛けました。1987年、54歳の若さで逝去しますが、堀内の多彩な作品は、長い年月を経てもなお、いきいきと輝いています。デザインや絵、そして言葉は、人々の心に残り、時に勇気づけ、新しい創造を生み出す源泉となっています。
「FUTURE」展は、堀内の多彩な作品を見渡し、そこから未来へのヒントを見出し共有する場です。堀内を敬愛する方々100人が好きな作品を推挙し、堀内から受け取ったもの、未来へ伝えたい言葉とともに展示します。希望に満ちた展示空間を、デザイナーの三宅瑠人と岡崎由佳がデザインします。
参加者の顔ぶれ:秋川リサ(俳優)、鹿児島睦(陶芸家)、佐野史郎(俳優、映画監督)、スズキコージ(絵本作家)、都築響一(編集者)、名久井直子(ブックデザイナー)、松浦弥太郎(エッセイスト)ほか。
そのほかの見どころ
『ぐるんぱのようちえん』の祝祭広場
「FANTASY」展の展示室中央に、絵本『ぐるんぱのようちえん』の祝祭的な世界が広がります。頭の上にクッキーやお皿を乗せた大きなぐるんぱ像が笑顔で歩き、周りには堀内が描いた絵本原画が並びます。
絵本とかわいいメニューをそろえたブックカフェ
展覧会期間中、PLAY! CAFEがブックカフェに装いを変えます。堀内が手がけた絵本や雑誌に加え、堀内が愛した世界のイラストレーターたちの絵本を集めます。そのほか絵本の世界観を楽しむオリジナルメニューも提供します。
オリジナルグッズ
堀内が暮らしたパリや旅のエッセンスを取り入れた雑貨、『ぐるんぱのようちえん』をはじめとした絵本のイラストをあしらったアパレル、ステーショナリーなどのアイテムを取り揃えます。
■作家プロフィール
堀内誠一 (1932-1987)
1932年東京に生まれる。デザイナー、アートディレクター、絵本作家。『anan』や『BRUTUS』、『POPEYE』など雑誌のロゴマーク、『anan』においては創刊時のコンセプト作りやアートディレクションを手がけ、ヴィジュアル雑誌の黄金時代を築いた。1958年に初の絵本『くろうまブランキー』 の刊行を皮切りに『たろうのおでかけ』『ぐるんぱのようちえん』『こすずめのぼうけん』など70冊を超える絵本を世に送り出し、挿絵も数多く描いた。1973年から81年にかけて家族と共にパリ近郊に移住。ヨーロッパを中心に世界を巡り、旅行記やガイド本を出版。また著書に『父の時代 私の時代』(マガジンハウス)、編著書に『絵本の世界・110人のイラストレーター』(福音館書店)など著述家、絵本批評家としても活動、多彩な表現に意欲的に取り組んだ。1987年、54歳で亡くなるまで絵本やデザインの仕事に従事した。
■参加クリエイター
「FASHION」展
有山達也(アートディレクター、グラフィックデザイナー)
1966年埼玉県生まれ。中垣デザイン事務所を経て、93年アリヤマデザインストア設立。文芸書から料理本、写真集、漫画など、さまざまなジャンルのエディトリアルデザインを手がける。2002年に『anan』増刊としてスタートした『ku:nel』創刊から2015年の75号までADをつとめた。
「FANTASY」展
設計事務所ima 小林恭+マナ(建築家)
建築、デザイン、アートの勉強のため半年間のヨーロッパ旅行で17カ国70都市を巡り、帰国後1998年に設計事務所ima(イマ)を共同で設立。「marimekko」や「LAPUAN KANKURIT」、「IL BISONTE」などの店舗デザインや、プロダクトデザイン、個人住宅など、幅広く空間デザインを手がけるほか、展覧会の空間デザインや、インスタレーションの分野でも活躍。
「FUTURE」展
三宅瑠人・岡崎由佳(デザイナー)
三宅瑠人は東京藝術大学卒業後、海外の古い図鑑に影響を受けたイラストレーションで国内外のファッションブランドや書籍など幅広い分野で活動。同時にグラフィックデザイナーとして多くのレコードジャケットやロゴデザインなどを手掛ける。岡崎由佳はアートディレクターとして日本デザインセンターでブランディングや展覧会デザインを担当し、2022年に独立。共同で手がけた仕事として、NHK「虎に翼」ロゴ・メインビジュアルデザイン、PLAY! MUSEUM「エルマーのぼうけん展」など。
堀内誠一展 FASHION・FANTASY・FUTURE
2025年1月22日(水)ー 4月6日(日)
休館日: 2025年2月16日(日)
開館時間:10:00ー17:00(土日祝は18:00まで/入場は閉館の30分前まで)
入場料:一般1,800円 / 大学生1,200円 / 高校生1,000円 / 中・小学生600円 /未就学児無料
◯割引制度(併用不可)
①[立川割]一般 1,200円 / 大学生700円 / 高校生600円 / 中・小学生400円 /未就学児無料
*立川市在住・在学を確認できる免許証、学生証等をご提示ください
②[障害者割引]障害者手帳をご提示の方とその介添人1名は半額
③[相互割引]「一般」で入場の方は、同日PLAY! PARK を200円引きで利用できます
特別協力:堀内事務所
協力:福音館書店
キュレーション:林綾野
作家・出演者 | 堀内誠一, 有山達也, 設計事務所ima 小林恭+マナ, 三宅瑠人, 岡崎由佳, 秋川リサ, 鹿児島睦, 佐野史郎, スズキコージ, 都築響一, 名久井直子, 松浦弥太郎 |
会場 | PLAY! MUSEUM (プレイミュージアム) |
住所 | 190-0014 東京都立川市緑町3-1 GREEN SPRINGS W3棟 2F |
アクセス | 立川北駅(多摩都市モノレール線)北口 徒歩10分 立川駅(JR南武線, 中央本線, 青梅線)北口 徒歩10分 |
会期 | 2025/01/22(水) - 04/06(日) |
時間 | 10:00-17:00 ※土日祝は18:00まで ※入場は閉館の30分前まで |
休み | 2025年2月16日(日) |
観覧料 | 一般 1,800円 大学生 1,200円 高校生 1,000円 中・小学生 600円 未就学児 無料 ◯割引制度(併用不可) ①[立川割]一般 1,200円 / 大学生700円 / 高校生600円 / 中・小学生400円 /未就学児無料 ※立川市在住・在学を確認できる免許証、学生証等をご提示ください ②[障害者割引]障害者手帳をご提示の方とその介添人1名は半額 ③[相互割引]「一般」で入場の方は、同日PLAY! PARK を200円引きで利用できます |
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