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松下 真理子 個展「うまれ −叫びに応答し、生の条件に抗うために−」

gallery TOWED 1・2F

2024/11/23(土) - 12/15(日)

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《隔たりについて》  80×100cm   Oil on Canvas    2024.8月
《隔たりについて》 80×100cm Oil on Canvas 2024.8月
この度gallery TOWEDでは、松下真理子の個展「うまれ」を開催いたします。
昨年8月までパレスチナ西岸に滞在していた松下は、いまだ植民地主義の影響下にあるこの時代を象徴し、WAM(アクティブ・ミュージアム -女たちの戦争と平和資料館- )と協力し、学びのある展示を構想しております。松下はさらに色調を抑え、眼を凝らすことでかすかに存在を感じる抽象表現を極めて深く求めています。
本個展では新作の絵画、ドローイング、原爆の図丸木美術館よりひき続く古いシーツを使ったインスタレーションを展示いたします。
gallery TOWEDはアーティスト・ラン・スペースであるため、木曜日には作家本人も在廊いたします。
遠いところ恐縮ではございますが、ぜひご高覧下さいますよう、心からお願い申し上げます。


●期間
2024年11月23日(土)〜12月15日(日)
13:00-19:00
休廊日:月曜・火曜
※通常の営業日と異なりますのでご注意ください。


●会場
gallery TOWED 1F・2F
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●作家
・松下 真理子 / Mariko Matsushita

1980年 日本の大阪府吹田に生まれる。
幼少期、最初の表現は、性的暴力からの治癒と理解のために書きはじめた無数の詩だった。
精神的な模索と言語によらない方法を求め、芸術を志す。
2004年 京都市立芸術大学美術学部油画専攻を卒業。

工場での労働の傍ら独自の絵画表現を再開し、2016年《Margarita7》をはじめとする作品群で、第二回CAFFA賞(CAF・アーティスト・アワード)グランプリを受賞する。

翌年、ロンドンにてデルフィナ財団のレジデンスに滞在し、インド、ペルー、韓国、サウジアラビアなどの女性芸術家たちと親交を結ぶ。のちにアウシュヴィッツ、フィリピンの「赤い家」などを訪れ、絵画を制作する。

2020年 スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチに影響を受けた「愛の飾らぬ言葉において」、2021年J.M.クッツェーの著書から名付けた《Friday》を含む「人間の声」を発表し、重要な転換期を迎える。
2022年には、自らが発案・企画した、アマポーラ・プラダ(ペルー、リマ在住)との二人展「生命」を開催。
2023年の7月から8月まで、占領下のパレスチナヨルダン川西岸地区に滞在していた。


Mariko Matsushita

Born in Suita City, Osaka Prefecture, Japan, in 1980.
Mariko Matsushita began writing numerous poems as her first form of expression in early childhood, to cope with and comprehend sexual violence.
She decided to pursue art without words, seeking to explore truth and an “external faucet” .
In 2004, she graduated with a degree in oil painting from the Kyoto City University of Arts.
While working at a factory, she resumed painting. Her body of work including Margarita 7 won the Grand Prix at the 2nd CAFFA 2016 (Contemporary Art Foundation Artist Award).
The next year, during the residency at the Delfina Foundation in London, she interacted with female artists from India, Peru, South Korea, Saudi Arabia and so forth. She later visited Auschwitz and the Red House in the Philippines among others, where she produced paintings.
In 2020, she publicized In the Honest Word of Love, inspired by Svetlana Alexievich, and in 2021, The Human Voice, including Friday, named after J.M. Coetzee’s book, making an important turning point.
In 2022, she independently organized a two-person exhibition, "Life," with Amapola Prada (lives and works in Lima, Peru).
She was in the occupied Palestinian West Bank from July to August 2023.

HP: https://www.matsushita-mariko.com/
●2階展示協力
アクティブ・ミュージアム 「女たちの戦争と平和資料館」(wam)​​​​​​​
HP: https://wam-peace.org/
2005年8月にオープンした日本で初めて戦時性暴力、とりわけ日本軍性奴隷制(日本軍「慰安婦」制度)に焦点をあてた記憶と活動の資料館です。日本軍性奴隷制の責任者を裁いた「女性国際戦犯法廷」(2000年、東京)を発案・実現に奔走した故松井やよりさん(ジャーナリスト)の遺志を受け継ぎ、①ジェンダー正義の視点で戦時性暴力に焦点をあて、②被害と同時に加害責任を明確に、③平和と非暴力の活動の拠点を目指し、④民衆運動として、⑤国境を越えた連帯活動を推進する。という5つの基本理念を持って運営しています。
今回はwamで取り扱われている物販冊子と展示パネル(一部)をお借りして、ギャラリー2階スペースにて小さなwamを再現するとともに、その他関連資料が読める図書館のような空間をつくります。​​​​​​​

出典

作家・出演者松下真理子
会場gallery TOWEDぎゃらりー とうど (ギャラリー トウド) 1・2F
住所
131-0046
東京都墨田区京島2-24-8
アクセス
小村井駅(東武鉄道亀戸線) 徒歩8分
京成曳舟駅(京成電鉄押上線) 徒歩10分
曳舟駅(東武スカイツリーライン, 東武鉄道亀戸線)東口 徒歩13分
会期2024/11/23(土) - 12/15(日)
時間13:00-20:00
休み月曜日、火曜日
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