9.14.sat オープニングパーティ 18:00 - 21:00
少年の頃、実家の薄暗い納屋の中に古びた長持があり、その中には古い教科書や、父のリーダーズダイジェストなどが無造作に重ねられていた。
かび臭い一冊の雑誌のページをめくった時、私の血管が一気に膨張したのを感じた。
女体に大蛸、小蛸が絡みつき、何やら女がその蛸をもてあそんでいる様にも見えるその枕絵の印刷は、葛飾北斎のあまりにも有名なあの春画である。
少年の心情に絡みついたそのトラウマは、今もしばしば私の内から這い出し、筆を取らせるのである...
(Text by 森口裕二)
森口裕二 | Yuji Moriguchi
1971年、徳島生まれ。
94年、京都精華大学美術学部デザイン学科マンガ専攻(現・マンガ学部)卒業。
漫画的要素を取り入れた画風の中に、見る者の想像力で様々な物語が生まれてくる作品には、浮世絵、昭和、怪、エロス等の傾向があり、どれも日本的ノスタルジックを感じさせる。
ファムファタール的な女性像を描き、ありふれた日常の裏に潜む人間の欲を表出させるかの様な作品は、現実と幻想の狭間へと誘ってくれる。
Instagram : https://www.instagram.com/yuji_moriguchi/
X : https://x.com/yujimoriguchi
少年の頃、実家の薄暗い納屋の中に古びた長持があり、その中には古い教科書や、父のリーダーズダイジェストなどが無造作に重ねられていた。
かび臭い一冊の雑誌のページをめくった時、私の血管が一気に膨張したのを感じた。
女体に大蛸、小蛸が絡みつき、何やら女がその蛸をもてあそんでいる様にも見えるその枕絵の印刷は、葛飾北斎のあまりにも有名なあの春画である。
少年の心情に絡みついたそのトラウマは、今もしばしば私の内から這い出し、筆を取らせるのである...
(Text by 森口裕二)
森口裕二 | Yuji Moriguchi
1971年、徳島生まれ。
94年、京都精華大学美術学部デザイン学科マンガ専攻(現・マンガ学部)卒業。
漫画的要素を取り入れた画風の中に、見る者の想像力で様々な物語が生まれてくる作品には、浮世絵、昭和、怪、エロス等の傾向があり、どれも日本的ノスタルジックを感じさせる。
ファムファタール的な女性像を描き、ありふれた日常の裏に潜む人間の欲を表出させるかの様な作品は、現実と幻想の狭間へと誘ってくれる。
Instagram : https://www.instagram.com/yuji_moriguchi/
X : https://x.com/yujimoriguchi
作家・出演者 | 森口裕二 |
会場 | mograg gallery (モグラグ ギャラリー) |
住所 | 111-0041 東京都台東区元浅草1-5-1 |
アクセス | 新御徒町駅(都営大江戸線, つくばエクスプレス)A3出口すぐ 仲御徒町駅(東京メトロ日比谷線)3番出口 徒歩8分 稲荷町駅(東京メトロ銀座線)2番出口 徒歩8分 御徒町駅(JR山手線, 京浜東北線)北口 徒歩10分 |
会期 | 2024/09/14(土) - 29(日) |
時間 | 13:00-20:00 |
休み | 月曜日 |
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