東京都写真美術館では約37,000 点を超える収蔵作品のなかから、テーマに沿って選び抜かれた名品を定期的に紹介しています。本展覧会では、当館の所蔵する写真作品を中心に、「見ることの重奏」をテーマとして、見るということを問い直す試みを行います。
ひとつの作品に内在する、作者や批評家、鑑賞者など、さまざまなまなざし。たとえば、写真家は制作のプロセスにおいて、ある対象を独自の方法で見つめ、それをフレーム化します。また批評家は、自身の作品の見方を言語化することで、作品を評価し、価値づけます。そして鑑賞者はそこに写されている事象と自身の個人的な経験や記憶を結びつけ、その関係性のなかで作品を見ることができます。
このように、イメージの作り手、語り手、受け手など、その立ち位置によって、写真を見るという行為は多様なものとなります。そして見る経験は、イメージの表面上には見えない、歴史的な視点と豊かな想像力、自身の思考が重なり合い、それらを共鳴させる行為とも言えるのではないでしょうか。
本展では、これまで語られてきた作品をめぐる言葉とともに、時代も地域も異なるコレクションが一堂に展示されます。出品作品を通して、写真を見るということについて思考をめぐらせる場となれば幸いです。
ひとつの作品に内在する、作者や批評家、鑑賞者など、さまざまなまなざし。たとえば、写真家は制作のプロセスにおいて、ある対象を独自の方法で見つめ、それをフレーム化します。また批評家は、自身の作品の見方を言語化することで、作品を評価し、価値づけます。そして鑑賞者はそこに写されている事象と自身の個人的な経験や記憶を結びつけ、その関係性のなかで作品を見ることができます。
このように、イメージの作り手、語り手、受け手など、その立ち位置によって、写真を見るという行為は多様なものとなります。そして見る経験は、イメージの表面上には見えない、歴史的な視点と豊かな想像力、自身の思考が重なり合い、それらを共鳴させる行為とも言えるのではないでしょうか。
本展では、これまで語られてきた作品をめぐる言葉とともに、時代も地域も異なるコレクションが一堂に展示されます。出品作品を通して、写真を見るということについて思考をめぐらせる場となれば幸いです。
作家・出演者 | ベレニス・アボット, ウジェーヌ・アジェ, アンナ・アトキンス, チェン・ウェイ, スコット・ハイド, アンドレ・ケルテス, ウィリアム・クライン, 奈良原一高, マン・レイ, 杉浦邦恵, モーリス・タバール, 寺田真由美, マイナー・ホワイト, 山崎博 |
会場 | 東京都写真美術館 (Tokyo Photographic Art Museum, 도쿄도 사진미술관, 东京都写真美术馆) 3F 展示室 |
住所 | 153-0062 東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内 |
アクセス | 恵比寿駅(JR)東口 徒歩7分 恵比寿駅(東京メトロ日比谷線)1番出口 徒歩10分 |
会期 | 2024/07/18(木) - 10/06(日) |
時間 | 10:00-18:00 ※木・金曜日は20:00まで、図書室を除く ※8/30(金)までの木・金曜日は21:00まで、図書室を除く ※入館は閉館時間の30分前まで |
休み | 月曜日、8/13(火)、9/17(火)、9/24(火) ※ただし、8/12(月)、9/16(月)、9/23(月)は開館 |
観覧料 | 一般 700円 学生 560円 中高生・65歳以上 350円 小学生以下、都内在住・在学の中学生および障害者手帳をお持ちの方とその介護者(2名まで)、TOPMUSEUM PASSPORT 2024提示者 無料 第3水曜日は65歳以上 無料 |
SNS | |
ウェブサイト |