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映画史家・塚田嘉信 そのコレクションと業績 Film Historian Yoshinobu Tsukada: His Collection and Achievement

国立映画アーカイブ

2023/03/18(土)

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主催:国立映画アーカイブ、東京国立近代美術館、科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金)基盤研究(C)「塚田嘉信コレクションを起点に初期映画史を読み直す」(研究代表者・入江良郎)
協力:科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金)基盤研究(C)「明治末期から戦中期までの映画に描かれた/描かれなかった天皇・皇族の表象」(研究代表者・紙屋牧子)

日時:2023年3月18日(土) 1:30pm~5:00pm(1:00pm開場)
会場:国立映画アーカイブ 小ホール(地下1階)
定員:151名(事前申込制、自由席)
料金:無料

申込受付:2月24日(金)4:00pmより
お申込はこちら https://www.nfaj.go.jp/exhibition/event_2023_03/#section1-2 のページから ※2月24日(金)4:00pmより申込フォームへのリンクが表示されます



映画史を発掘する

塚田嘉信(つかだ・よしのぶ、1929-1995)は、日本映画史の研究に高度な実証研究の扉を開いた映画史家である。公刊された書籍は『日本映画史の研究』(1980年)のみであったが、膨大な映画史資料の収集をベースにした研究成果は『映画史料発掘』(1970~1989年)ほか私家版の冊子で盛んに公表され、その緻密きわまる分析は多くの研究家が依拠するところとなった。

しかし1995年の急逝によりその研究は中断され、またその資料コレクションも長くベールに包まれていたが、それから20年以上を経た2018年に遺族から寄贈の申し出を受けた国立映画アーカイブは、これら資料の整理作業を進めることとなった。また、2020~2022年度の科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金)基盤研究(C)「塚田嘉信コレクションを起点に初期映画史を読み直す」においては、国立映画アーカイブは同資料の調査、目録化、デジタル化等を目的とする3年間のプロジェクトに取り組んできた。同研究が最終年度の終わりを迎えるにあたって開催される本イベントは、同コレクションの内容と意義を紹介するともに、それを媒介にした研究成果を発表する貴重な機会となる。



プログラム

イントロダクション
1:30~1:35 研究プロジェクト「塚田嘉信コレクションを起点に初期映画史を読み直す」について
入江良郎(研究代表者、国立映画アーカイブ主任研究員/東京国立近代美術館主任研究員)
1:35~1:45 発表「よみがえる塚田嘉信コレクション─資料の受け入れと今後の活用」
岡田秀則(国立映画アーカイブ主任研究員/東京国立近代美術館主任研究員)

塚田嘉信の功績
1:50~2:50 基調講演「塚田嘉信氏旧蔵資料に就いて」
本地陽彦(日本映画史研究家)
<休憩>
3:05~3:25 発表「塚田嘉信旧蔵 (創刊号を中心とした)雑誌コレクション調査報告」
佐崎順昭(国立映画アーカイブ客員研究員)

塚田嘉信コレクションを用いた研究発表
3:30~3:50 発表「映画を二番目にみた女性皇族─初期映画と皇室の関わり」
紙屋牧子(玉川大学芸術学部非常勤講師)
3:55~4:15 発表「『南極探檢活動寫眞』(1912)関連資料の同定研究─『活動写真機械及フィルム定価表』(1912)に見る最古の長篇記録映画」
大傍正規(国立映画アーカイブ主任研究員/東京国立近代美術館主任研究員)
4:20~4:40 発表「『北清事変活動写真』と『新製活動写真』─最古の映画商社・吉澤商店における映画製作の起源」
入江良郎

出典

作家・出演者入江良郎, 岡田秀則, 本地陽彦, 佐崎順昭, 紙屋牧子, 大傍正規
会場国立映画アーカイブこくりつ えいが あーかいぶ (National Film Archive of Japan, 국립영화아카이브, 国立电影资料馆)
住所
104-0031
東京都中央区京橋3-7-6
アクセス
京橋駅(東京メトロ銀座線)1番出口 徒歩1分
宝町駅(都営地下鉄浅草線)A4出口 徒歩1分
銀座一丁目駅(東京メトロ有楽町線)7番出口 徒歩5分
東京駅(JR)八重洲南口 徒歩10分
開催日2023/03/18(土)
時間13:30-17:00(13:00開場)
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