この度、PURPLEでは2度目となる木村和平の個展「石と桃」を開催します。
ものの大小や遠近が現実と異なって見えたり、色覚・時間感覚に異常をきたすなど様々な症状が 現れる「不思議の国のアリス症候群」。
十年前に症状の名を知った木村は写真表現を始めるのと同時期にこの症候群についての作品を作りたいと思うようになります。
これまで繰り返してきた数々の実験では、ときに写真の歴史とも交差しながら、プリントにその感覚を宿すことを試みてきました。
タイトルである「石と桃」は、モノトーン調の硬いものと発色のよい柔らかいものとが混ざり合う、木村が日常的かつ突発的に見ている
イメージの一つを言語化したものです。
幼少期から続く体験を元にして作られた写真を、PURPLEの空間に展開します。
本展は一昨年に東京で発表されて以来、年に一度開催されているシリーズ展ですが、このようにひとつのテーマを都度アプローチをかえながらも、
展覧会というかたちに繰り返し落とし込んでいくことは、木村にとって回を重ねる毎に追記されていくステートメントと同様に、まるで薄れていく
症状を反芻しながら書き留めていくかのような作業だといえるかもしれません。
木村が手探りを続ける感覚世界の、その輪郭を是非ご覧ください。
木村和平|Kazuhei Kimura
1993年、福島県いわき市生まれ。東京在住。ファッションや映画、広告の分野で活動しながら、作品制作を続けている。
第19回写真1_WALLで審査員奨励賞受賞(姫野希美選)。
主な個展に、2022,23,24年「石と桃」(Roll)、2020年「あたらしい窓」(BOOK AND SONS)、主な写真集に、『袖幕』『灯台』(共にaptp)、『あたらしい窓』(赤々舎)など。
ものの大小や遠近が現実と異なって見えたり、色覚・時間感覚に異常をきたすなど様々な症状が 現れる「不思議の国のアリス症候群」。
十年前に症状の名を知った木村は写真表現を始めるのと同時期にこの症候群についての作品を作りたいと思うようになります。
これまで繰り返してきた数々の実験では、ときに写真の歴史とも交差しながら、プリントにその感覚を宿すことを試みてきました。
タイトルである「石と桃」は、モノトーン調の硬いものと発色のよい柔らかいものとが混ざり合う、木村が日常的かつ突発的に見ている
イメージの一つを言語化したものです。
幼少期から続く体験を元にして作られた写真を、PURPLEの空間に展開します。
本展は一昨年に東京で発表されて以来、年に一度開催されているシリーズ展ですが、このようにひとつのテーマを都度アプローチをかえながらも、
展覧会というかたちに繰り返し落とし込んでいくことは、木村にとって回を重ねる毎に追記されていくステートメントと同様に、まるで薄れていく
症状を反芻しながら書き留めていくかのような作業だといえるかもしれません。
木村が手探りを続ける感覚世界の、その輪郭を是非ご覧ください。
木村和平|Kazuhei Kimura
1993年、福島県いわき市生まれ。東京在住。ファッションや映画、広告の分野で活動しながら、作品制作を続けている。
第19回写真1_WALLで審査員奨励賞受賞(姫野希美選)。
主な個展に、2022,23,24年「石と桃」(Roll)、2020年「あたらしい窓」(BOOK AND SONS)、主な写真集に、『袖幕』『灯台』(共にaptp)、『あたらしい窓』(赤々舎)など。
作家・出演者 | 木村和平 |
会場 | PURPLE (パープル) |
住所 | 604-8261 京都府京都市中京区式阿弥町122-1 式阿弥町ビル 3F |
アクセス | 二条城前駅(京都市営地下鉄東西線)出口2 徒歩4分 烏丸御池駅(京都市営地下鉄烏丸線)出口4-1 徒歩7分 京都市営バス9・12・15・50・67・101系統「堀川御池」より徒歩3分 |
会期 | 2024/05/10(金) - 06/09(日) |
時間 | 水曜日、木曜日、金曜日 13:00-20:00 土曜日、日曜日、祝日 11:00-19:00 |
休み | 月曜日、火曜日 |
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