s+arts (スプラスアーツ)より、海老塚季史 個展「旅と生活」の開催をお知らせいたします。
偶然手元にあるもの、自分で選んで手元にあるもの、旅行先や日常の中で出会ったものや、それを取り巻く事柄など、様々な「もの」や「こと」を、糸や布と合わせることで作品へと昇華させる海老塚季史。彼女の繊細な織の技術と鋭い感性が合わさり、何気ないものが各々の物語を再編集して表現されています。何も無いところから作家が自ら生み出していくのではなく、既製品や昔から身の回りにあるものと手を取り合うことで、自身の力だけでは作れないものを生み出したいと彼女は考えます。
国外旅行は、海老塚にとって制作の重要な要素の一つです。それが難しい状況だった数年間は、これまで彼女が集めてきた「もの」や「こと」に改めてじっくりと向き合い、日常生活を改めて見ることで、作品制作を続けてまいりました。ものに作用されながら作品と向き合うことで、普段の生活の中では見えてこなかったような発見を身の回りにあるものが与えてくれると彼女は言います。本展「旅と生活」では、海老塚が待ち望んでいた国外旅行に出向き沢山の刺激を受けて出会ったものと、日々の生活の中にあるもの、それぞれを用いて制作された新作を発表いたします。
「生活の中にあった旅行はいつの間にか遠い存在となっていた。久しぶりにいつもと違う空気を吸う。生活に旅行が戻ってきた。旅行先でその土地の人々の生活を垣間見る。きっと特別でないそれは、とても特別なことのように見える。普段の生活の中にも何気ない面白さは潜んでいる。特別ではないけれども、特別なもののように感じたりする。それを見つけ気づくことで作品にしていきたい。」― 海老塚季史
日頃から物事を様々な角度で観察し、そこから得られる発見を軸に制作される海老塚の表現方法は独創的で、彼女だからこそ成し得る技だと言っても過言ではありません。今回、改めて旅に出かけられたことで、以前の当たり前だった時とは異なる角度での発見と出会えたことでしょう。海老塚の作品は、一見何処に手を入れたのか分からないものから、元の既製品としての形を留めないものまで様々ですが、どれも丁寧に手が加えられ、洗練された雰囲気が醸し出されています。作品発表を始めてから10年経ち、彼女自身にも様々な変化がある中で、あえて自身の意思を作品に含めようとはせず、出会ったもの、身の回りにあったものが辿った背景や時代の流れに任せて自然と変化していく形で作品制作と向き合い続けます。
これを機に、海老塚季史の新作展を是非ご高覧ください。
偶然手元にあるもの、自分で選んで手元にあるもの、旅行先や日常の中で出会ったものや、それを取り巻く事柄など、様々な「もの」や「こと」を、糸や布と合わせることで作品へと昇華させる海老塚季史。彼女の繊細な織の技術と鋭い感性が合わさり、何気ないものが各々の物語を再編集して表現されています。何も無いところから作家が自ら生み出していくのではなく、既製品や昔から身の回りにあるものと手を取り合うことで、自身の力だけでは作れないものを生み出したいと彼女は考えます。
国外旅行は、海老塚にとって制作の重要な要素の一つです。それが難しい状況だった数年間は、これまで彼女が集めてきた「もの」や「こと」に改めてじっくりと向き合い、日常生活を改めて見ることで、作品制作を続けてまいりました。ものに作用されながら作品と向き合うことで、普段の生活の中では見えてこなかったような発見を身の回りにあるものが与えてくれると彼女は言います。本展「旅と生活」では、海老塚が待ち望んでいた国外旅行に出向き沢山の刺激を受けて出会ったものと、日々の生活の中にあるもの、それぞれを用いて制作された新作を発表いたします。
「生活の中にあった旅行はいつの間にか遠い存在となっていた。久しぶりにいつもと違う空気を吸う。生活に旅行が戻ってきた。旅行先でその土地の人々の生活を垣間見る。きっと特別でないそれは、とても特別なことのように見える。普段の生活の中にも何気ない面白さは潜んでいる。特別ではないけれども、特別なもののように感じたりする。それを見つけ気づくことで作品にしていきたい。」― 海老塚季史
日頃から物事を様々な角度で観察し、そこから得られる発見を軸に制作される海老塚の表現方法は独創的で、彼女だからこそ成し得る技だと言っても過言ではありません。今回、改めて旅に出かけられたことで、以前の当たり前だった時とは異なる角度での発見と出会えたことでしょう。海老塚の作品は、一見何処に手を入れたのか分からないものから、元の既製品としての形を留めないものまで様々ですが、どれも丁寧に手が加えられ、洗練された雰囲気が醸し出されています。作品発表を始めてから10年経ち、彼女自身にも様々な変化がある中で、あえて自身の意思を作品に含めようとはせず、出会ったもの、身の回りにあったものが辿った背景や時代の流れに任せて自然と変化していく形で作品制作と向き合い続けます。
これを機に、海老塚季史の新作展を是非ご高覧ください。
作家・出演者 | 海老塚季史 |
会場 | s+arts (スプラスアーツ) |
住所 | 106-0032 東京都港区六本木7-6-5 六本木栄ビル 3F |
アクセス | 六本木駅(東京メトロ日比谷線)2番口 徒歩8分 六本木駅(都営大江戸線)7番口 徒歩9分 乃木坂駅(東京メトロ千代田線, 小田急小田原線)6番口 徒歩9分 |
会期 | 2024/04/12(金) - 27(土) |
時間 | 12:00-19:00(最終日17:00まで) |
休み | 日曜日、月曜日、火曜日 |
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