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WHERE OCEANS MEET マベル ポブレット展

CHANEL NEXUS HALL

2023/03/01(水) - 04/02(日)

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WANDERING, 2022 / My Autumn series
WANDERING, 2022 / My Autumn series
シャネル・ネクサス・ホールは新進気鋭のキューバ人アーティスト、マベル ポブレットによる国内初の個展「WHERE OCEANS MEET」を開催します。
マベル ポブレットは、写真、ミクストメディア、ビデオアート、キネティックアート、パフォーマンスアートといったさまざまな手法で多彩な制作活動を行い、キューバの現代アートシーンで活躍する若手アーティストの一人です。2017年、第52回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展では、《SCALES OF VALUES》が展示され注目を集めました。ポブレットの作品は、フィデル カストロ政権下のキューバで育った若い世代のアイデンティティや、世界とのつながりといった、彼女自身の経験に基づくもので、作品を通して、キューバ社会と今日の世界を語ることで、観る者に疑問を投げかけています。

【テーマ:水、海】
本展は、マベル ポブレットが心に抱き続けてきた大切なテーマである“水”、そして“海”を、さまざまな表現を通して感じることのできる展覧会です。“水”は、キューバと日本の共通点である“海”と共存する島国ならではの文化的独自性を示しています。
海は私たちを隔てると同時に、結びつけ、より親密にしてくれる要素でもあります。文化的・政治的な事情によって個々の体験は異なりますが、島に生きる人々が旅をするとき、彼らを運ぶのが海であることに変わりはありません。例えば、現代のキューバ社会において移民はごく身近にある現象であり、マベル ポブレットの作品でも重要な位置を占めています。この現象と、時には救い、また時には災いをもたらす海の本質的な役割について、彼女は良し悪しを判断することなく、観察し、語り、問いかけるのです。
シャネル・ネクサス・ホールの展覧会では、〈My Autumn〉〈Homeland〉〈Travel Diary〉のシリーズから本展のために新たに制作された作品に加え、ビデオインスタレーション《SUBLIMATION》(〈Buoyancy〉シリーズ)を紹介します。

*本展覧会はKYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭2023に巡回予定です。


マベル ポブレット

現代アーティスト。1986年キューバ・シエンフエゴス生まれ。
キューバの現代アート・シーンにおける新星の一人として高く評価される彼女は、ミクストメディアおよび、写真やビデオ、キネティックアート、パフォーマンス、パブリックアートなど、多彩な技法・手段を用いて創作してきた。
また、ポブレットの作品はフィデル カストロ政権下のキューバで育った若い女性としてのアイデンティティや、より一般的には世界との関係といった、彼女の人生経験と直接的に関係している。37歳にしてすでに世界の主要な芸術祭に参加、各国で開催した個展は20以上を数え、また150以上のグループ展に出品してきた。2017年には、第57回ヴェネチア・ビエンナーレのキューバ館でインスタレーション作品 《Scale of Values》(〈Homeland〉シリーズ)を展示している。
彼女の作品は、タンパ美術館やフォンタナルス=シスネロス美術財団(CIFO)、ラテンアメリカ美術館(MOLA)、およびクライスラー美術館等に収蔵されているほか、最近ではパブリックアート作品《Genesis》が米国ノースカロライナ州のスティーブンタンガー舞台芸術センターに落成した。

Photo courtesy of Alejandro Gonzales

出典

作家・出演者マベル ポブレット
会場CHANEL NEXUS HALLしゃねる ねくさす ほーる (シャネル・ネクサス・ホール)
住所
104-0061
東京都中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング 4F
アクセス
銀座一丁目駅(東京メトロ)8番出口 すぐ
銀座駅(東京メトロ)A13出口 徒歩1分
会期2023/03/01(水) - 04/02(日)
時間11:00 - 19:00 (最終入場18:30)
休み無休・予約不要(混雑時、入場制限あり)
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