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ムットーニワールド からくりシアターⅤ

八王子市夢美術館

2024/02/03(土) - 03/24(日)

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《サーカス(部分)》2019年©MUTTONI
《サーカス(部分)》2019年©MUTTONI
八王子市夢美術館(東京都八王子市八日町8-1 ビュータワー八王子2F)にて、「ムットーニワールド からくりシアターⅤ」を2024年2月3日(土)より3月24日(日)まで開催いたします。本展では詩人中原中也の代表作「サーカス」を作品化した《サーカス》をはじめ、夢美初出品を含む20点余りで皆さまをお迎えします。作品の稼働に合わせてムットーニ氏自らが作中のストーリーを語る上演会も開催予定。6年ぶり5回目となる「ムットーニワールド からくりシアター」をどうぞお楽しみください。

展覧会概要
―暗闇の箱のなかに光が灯り、効果音、音楽、照明が交差し、人形たちが動き出す。
それらが融合したとき、ムットーニワールドへの扉が開かれる―

2009年にスタートした「ムットーニワールド からくりシアター」シリーズ。
前回2018年開催の「Ⅳ」より、6年の歳月を経て待望の「Ⅴ」が開催されます。今回もお馴染みの人気作から、夢美術館初出品作、そして近作、最新作まで合わせて20台余りを展示予定です。

ボックス・シアターとも称されるムットーニ作品(本名:武藤政彦)は、全てが作家の手によるもの。美しく彩られた木製のからくり箱、繊細な表情をした物語の登場人物たちも、粘土を使って一体一体丁寧に制作されています。そして作品の要である電機仕掛けの“からくり”に至るまでムットーニ氏が設計、配線までをこなしています。そうして丹精込めて構築された作品に、淡い光、音楽や効果音が加わり一つの世界が誕生します。

また、作品の稼働に合わせて作中のストーリーを作家本人が語る「上演会」は、より強い力で観客を作中に引き込みます。いわゆるヴィジュアルストーリーテリングともいえるこの手法は、他に類を見ない新たな芸術性を感じさせるものです。「何度でも見たくなる」ムットーニ作品の魅力は、これに由来しているのかもしれません。もちろん今回も上演会を随時開催予定です。作品と共にぜひお楽しみください。
※展示内容は変更になる場合があります。

出品作品(予定)
《サーカス》、《ザ・ダイアリー・オブ・ウィングズ》、《プリモ・テンポレ》、《インターメッツォ》《サテライト・キャバレー》、《カンターテ・ドミノ》《ヘル・パラダイス》、《ジャングル・パラダイス》、《ザ・ナイト・エンジェル・カムズ》 ほか多数。

作家紹介
ムットーニ(本名:武藤政彦)
1956年横浜市生まれ。工場が立ち並ぶ京浜工業地帯で少年時代を過ごす。家に帰ると、その日見て感じたモノを油粘土で再現して遊んでいた。十代半ばから油彩画を描き始め、高校卒業後、創形美術学校に入学。卒業後、東京都国立市にアトリエを構えのちに再び粘土による人形制作に没頭。人形、光、効果音、背景の転換などの要素を詰め込んだ「箱」が、電動の仕掛けによりストーリー展開していくという独自の世界を確立し、高い評価を得ている。
文学作品をモチーフにしたものは、世田谷文学館、前橋文学館にコレクションされている。
https://muttoni.net/

出典

作家・出演者ムットーニ
会場八王子市夢美術館はちおうじし ゆめ びじゅつかん (Hachioji Yume Art Museum, 하치오지시 유메 미술관)
住所
192-0071
東京都八王子市八日町8-1 ビュータワー八王子 2F
アクセス
八王子駅(JR)北口 徒歩15分
京王八王子駅(京王線) 徒歩18分
会期2024/02/03(土) - 03/24(日)
時間10:00-19:00
※入館は18:30まで
休み月曜日、2/13(火)
※ただし、2/12(月)は開館
観覧料一般 700円
学生(高校生以上)・65歳以上 350円
中学生以下 無料
ウェブサイト