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前澤妙子 “ セフィロトの森 - Story Eggs ”

s+arts

2023/09/15(金) - 30(土)

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“ セフィロトの森-story eggs “    91×172cm mixed media 2023
“ セフィロトの森-story eggs “ 91×172cm mixed media 2023
s+arts(スプラスアーツ)より、前澤妙子 個展「セフィロトの森 - Story Eggs -」の開催をお知らせいたします。

前澤妙子は、自然の中で育った幼い頃の記憶を制作モチーフに、幼少の頃に手にしたモノの感覚を思い出しながら、それを様々な画材に置き換えて作品制作を行っています。独自の世界観を含めながら、ミクストメディアで作り出される作品は国内外で評価が高く、アジア圏から欧米まで様々な国で作品発表の場を広げ、精力的に制作活動をしている作家です。

制作の際には、まず手を動かすという前澤は、自身が綺麗だと感じる色を支持体に垂らし、線を走らせ思いを込めます。初めて見つけたもの、触ったものの感触やその時の感情を思い出しながら、描くための画材を集め、指の覚えている感覚でミクストメディアを画面に垂らしていくと、浮かび上がる染みが、少しずつ目の前で形となってくると彼女は話します。記憶を辿りながら、出てきた形が何なのか、理由を探るようにして手を動かすことで、大切にしている場所や生き物、存在し続けている感覚が作品となって形成されるのです。

「何かをきっかけに思い出す光景や物語があります。
1つ1つに、その時の感情や感覚が包まれていて、ふと切なさがこみ上げる瞬間があります。
その記憶を作品に込めています。

今回は、描き始めの丸状の形状が『セフィロトの樹(生命の樹)』や『哲学の木』とイメージが結びつき、
幼い頃に過ごした森の中を思い出した事から、形が生まれていきました。
画面の中に連なる球体は、一つ一つが記憶の中の物語を意味していて、繋がった物語の重なりが今の物語を作っています。

自分なりの、ことわりができると、その中に生き物が見え始め動き出していきます。
いつも想像の素となっている、森や獣、山や川、幼い瞳に映った世界、
私はその場所でたくさんの空気を吸い込みました。
キラキラと光り影を落とす。ちゃんと暗闇があること。
私は、この場所がとても美しいことを知っています。
この場所が種となっているのです。

1年程前から、家にご飯を食べに来る黒い野良猫がいます。
その黒い猫と、家で共に暮らす白い家猫がきっかけとなり、『Story Eggs』の物語が始まりました。」--- 前澤妙子

本展「セフィロトの森 - Story Eggs -」では、2011年より度々前澤の作品に現れるようになった種子のような形をした図柄『希望の輪郭』から派生したイメージが、森や生き物を形成する要素の一つとして丁寧に描かれています。人それぞれが根底で内包している様々な感情の源や安心感など、忘れてはいけない感覚を繋ぎ止めるきっかけになればと自身の作品に願う前澤らしい、命の尊さが想起されるような展覧会となりました。様々な素材が、前澤の技術と感性と、そして想像力が合わさることで、自然の力強さと美しさを感じられる独特の世界観を表現しています。また、モチーフの他に背景にも様々な仕掛けや愛らしさが散りばめられ、鑑賞者に驚きと楽しみを与えてくれるのが特徴的な前澤の作品ですが、今回は描かれる対象によりフォーカスされたシンプルな背景の作品や、引力で引っ張られている陰と陽のように互いの存在を意識して描かれた作品など、新しい表現方法が組み込まれた作品も発表いたします。

これを機に、前澤妙子の新作群を是非ご高覧ください。

出典

作家・出演者前澤妙子
会場s+artsすぷらすあーつ (スプラスアーツ)
住所
106-0032
東京都港区六本木7-6-5 六本木栄ビル 3F
アクセス六本木駅(東京メトロ日比谷線)2番口 徒歩8分
六本木駅(都営大江戸線)7番口 徒歩9分
乃木坂駅(東京メトロ千代田線, 小田急小田原線)6番口 徒歩9分
会期2023/09/15(金) - 30(土)
時間12:00-19:00(最終日17:00まで)
休み日曜日、月曜日、火曜日
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