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村松 朋広「I can see something strong there / そこに何か強いものが見える」

デカメロン

2023/09/01(金) - 24(日)

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この度、デカメロンでは、2023年9月1日(金)から9月24(日)まで、村松 朋広による個展「I can see something strong there / そこに何か強いものが見える」を開催いたします。

村松は、1988年 愛知県名古屋市に生まれ、幼少期から独学でドローイングやペインティングを続け、2009年に単身渡英。点描を用いたドローイングを基盤とした作風で制作活動を続け、2014年に渡米。2016年に日本へ帰国後、現在は鎌倉にスタジオを構えて絵画制作を行っている。過去の主な展覧会に「INTO THE BLUE」(Unlike、名古屋、愛知、2020)、「白式」(Unlike、名古屋、愛知、2013)、「塩玉」(PI Gallery、名古屋、愛知、2013)、「静 刀」(Gallery Point、恵比寿、東京、2013)などがある。

近年、村松は点描線描画を組み合わせた抽象的な画法から水彩画材や日本画材を用いてストロークを意識した画法へと転進してきました。実際にストロークを意識することにより 平面上にはダイナミズムさが生じ、また作家の内なる弛緩も見て取れる事が可能となりました。それは同時に平面上に於いて作家が描いてきたこれまでの点描線描画による画法の一部分を拡大しているような鑑賞体験を齎すダイナミズムさも立ち現われる事となり、その視点の誘発は村松がまさに見出しつつある自然観の提示であるとも推しはかる事ができます。

本展は全て油彩での新作を発表致します。岩肌、幹、波間、そして風を見て取れるかのような木々のたなびき。その崇高的な瞬間を村松の目が捉えた時、ただ耽美であるということではなく、長い月日を多くの犠牲と包括によって歩んだと思われる「時」を私たちに提示しているかのようです。

村松が描き出す絵画世界をぜひご堪能ください。

自然界には終わりも始まりもなく、そこには莫大な数の生命が無方向に存在する。人類は意志を持ち、論理的な理解を深めようとする性質から、万物をコントロールしようとするが、 結局それらの合理主義には何の意味もない。 そもそも不可能で、空虚のみが広がるばかりだ。無尽蔵に広がる時間と空間に意識を委ねて無になることが、 人間が自然界に回帰できる瞬間ではないだろうか。

“意志を手放さなくてはならない”

体の内側が海で溢れるとき、山に体が溶けて輪郭の一部になるとき、生命の根源に触れてそれを感じる。 -村松

出典

作家・出演者村松朋広
会場デカメロンでかめろん (Decameron)
住所
160-0021
東京都新宿区歌舞伎町1-12-4 2F
アクセス
西武新宿駅(西武新宿線) 徒歩3分
新宿駅(JR) 徒歩5分
新宿3丁目駅(東京メトロ丸ノ内線, 副都心線, 都営新宿線) 徒歩6分
会期2023/09/01(金) - 24(日)
時間火-土 17:00-27:00
日 17:00-24:00
※9/1は18:00~オープン
※24時以降のご鑑賞はご一報下さい
休み月曜日
観覧料500円
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